当初開局の予定時期からかなり遅れてしまった、愛知県一宮市のコミュニティFM放送、FMいちのみや、愛称「i-wave」」に29日、総務省東海総合通信局から放送予備免許が交付されました。
周波数は76.5MHz。出力20w。周波数が決まったことで愛称は「i-wave76.5」になりました。愛称決定の際に数字の部分を周波数を入れることとして、空欄でした。放送予備免許の交付を受け、一宮市役所庁舎に電波送出アンテナを取り付け、12月下旬から試験放送を始め、1月下旬には本放送を始めるとのこと。
本日の中日新聞朝刊尾張版記事からです。(クリックで拡大)
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本放送は24時間放送。番組内容は市民参加のトークやクイズ、音楽番組が中心とのこと。また商店街のイベントも細かく紹介するという。そうか、トークやクイズ番組ですか。私はCBCラジオなど中波放送はよく聴いていますし、今現在TBSラジオのDigを聴きながらこのブログを打っていますが、FMはほとんど聴かないな。日曜日の4時間だけです。
FM放送というと、どうもあのやかましい洋楽を流しているというイメージがあり、トーク番組が好きな私には今一つ馴染めていないんです。しかしFMいちのみや「i-wave76.5」ではトークとクイズ番組もあるんですか。それなら番組によっては聴けそうです。一応、これでも一宮市民の一人ですので、もう少し地元の話題に付いていかねばなりませんね。一宮も再発見すれば色々あると思います。
放送エリアは、新聞記事では一宮市の全域と江南市の一部とあります。しかしここで疑問が。放送予備免許を交付した東海総合通信局の報道発表では、放送エリアが一宮市の中心部を含む一部に限られていることです。
→東海総合通信局の報道発表・放送エリア図があるhttp://www.soumu.go.jp/soutsu/tokai/tool/kohosiryo/hodo/24/11/1129.htm
エリア図の放送エリア楕円形は正確なものではないですが、これでは市域の外延部が放送エリアに入っていません。放送区域内世帯数が約5万6000世帯。人口カバー率で41%とあり、新聞報道と異なっています。
これについてあるブログで考察がありました。この76.5MHzは、各地のコミュニティFM放送でよく見られる周波数ですが、大阪市に放送局がある外国語放送を主とする「FM COCOLO」が同じ76.5MHz。これが出力10kwで送信所がテレビ電波塔がたくさん立つ生駒山からの電波送出。そのため愛知県西部ではそれなりに受信できるんだそうです。私知らなかった。
そのため同じ周波数で生駒山からの10kwと一宮市役所からの20wの電波、一宮市からの電波が強いエリアが、上記の放送エリア図になるのだそうです。一宮市役所からの電波が弱くなる場所では、生駒山からの「FM COCOLO」が入ってしまうかもしれません。明日の昼間、ラジオで76.5を合わせてみることにしよう。
なにわともあれ「i-wave76.5」は12月下旬、年の瀬も押し詰まった頃に試験放送開始、来年1月下旬には待ちに待った本放送開始です。