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mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

大阪駅新北ビルのJR大阪三越伊勢丹開業は5月4日か

2010年09月15日 | 大阪

 現在、工事たけなわの大阪駅再開発プロジェクト。ホームとその下のコンコースは大体出来上がり、完成予想図で目をひく駅南ビルと新しくできる北ビルとを結ぶ、空中通路の大きなドームも現れております。

 この新しい駅北ビル、「ノースゲートビルディング」にはJR大阪三越伊勢丹が入ります。そして本日の新聞各紙のweb版、それにラジオのニュースで伝えられたことですが、その開業日がこれまで2011年春としてきたものを、2011年5月と具体的時期を明らかに。さらに日経など一部紙では大型連休中の5月4日を軸に調整していると報道。

 開業日が5月となったのは、4月は福知山線塚口事故と同じ月でもあり、遺族感情を配慮して避けたいとのJR西日本側の意向がはたらいたらしい。

 しかし私が思うに、5月4日は大型連休の最中ではないですか。どうせ開業するなら話題性も高く、期待感も高められる大型連休の前か前半のうちに開業したらいいかと思いますし、実際日経によると、三越伊勢丹ホールディングスは大型連休で盛り上がる消費需要で4月下旬の開業を希望していたという。

 福知山線の事故の日は4月25日。来年の大型連休初日は4月29日(金)。確かに近接しています。でも事故は事故、百貨店の開業は開業ではないでしょうか。このような「遺族感情」を言い出したら、今後4月には何も出来なくなってしまいます。私は大型連休の始まる4月下旬の開業でもいいと思うんですが。

 JR大阪三越伊勢丹は、ノースゲートビルディングの西側、一部高層ビル部分にかかる、地下2階~地上10階の部分に入居。その高層ビル部分はオフィス棟で、最上階はレストラン街が入ります。他にノースゲートビルディングには専門店街、近畿地区最大らしいシネコン、それとスポーツクラブ、託児施設などが入ります。

 大阪駅は、三越伊勢丹開業の話題が今後高くなりますが、駅南ビルのアクティ大阪に入る大丸百貨店もそのままではいません。アクティ大阪を南側に増築し、その増築部分に大丸が入って販売力強化につなげるそうです。そして今のアクティ大阪の名前を「サウスゲートビルディング」に変えます。

 通りをはさんで東側、現在改築中の阪急百貨店。第一期工事が昨年竣工し、南側の高層オフィス棟が特徴的です。現在建設中の第二期工事部分は2012年に完成予定。さらに今後は阪神百貨店とその南の新阪急ビルも建て替え、阪神も増床を計画しているそうで、梅田界隈はこの先、大きく変わりますね。

 

 ところで、上にも少し書いた2011年3月のダイヤ改正で、JR西日本は本線系統(JR琵琶湖~京都~神戸線)の新快速を全て12両組成にすると発表しております。大阪駅再開発プロジェクトで百貨店などが開業し、多くのお客が見込まれるという理由もあります。

 ダイヤ改正はおそらく3月に行われるでしょう。JR大阪三越伊勢丹開業の5月まで若干タイムラグがありますけど、改正の日から全て新快速12両で走るのかな。JR大阪三越伊勢丹開業まで一部8両組成を走らせる方が、車両運用を途中で変えねばならず、改正日から新快速12両というのが無難なところでしょうか。

***9月16日追補
来春のダイヤ改正は、3月12日(土)ということです。


美人時計大阪版を見てきました

2010年09月05日 | 大阪

 世の中、色々アイデアがあるんですね。美人時計なる、女性が時刻を書いたボードを持って、それが1分間隔でパソコンの画面なり携帯端末の画面なりに表示されるという、面白いアイデア。

 先月にこの美人時計の大阪版なる物が、大阪駅近くの地下道にある「Tall Vision」に登場したそうで、それをリポートしたテルテルさんのブログで、美人時計もろとも始めて知りました。

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 大阪版(大阪撮影版ですね)は、デジタル広告の可能性を探るという一環で、12月31日までの期間限定で表示されているそうです。これずっと美人時計が映っているわけではなく、動画広告と交互に現れます。

 場所は、JR大阪駅桜橋口から地下鉄四ツ橋線西梅田駅へ至る地下道で、大阪駅からの階段を降りて直ぐの「梅田バーチャルコリドー」の一角。こんな感じ。

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 美人時計は24時間稼動で1440パターン(60×24)あるそうですが、ここでは午前7時から午後11までの表示だそうで、そうすると961パターン(60×16+1)なのでしょうか。

 地下鉄連絡の他、堂島方面の通路にもなっており平日は大変行き交う方が多いところです。それだけに広告効果は高い場所ですが、立ち止まらずとも歩みを緩めて通られる事を狙っての企画かも知れません。

 訪れたのは9月4日の土曜日。時間は画像ズバリですね。人が少ないのでゆったり写せました。

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 しかしこの「Tall Vision」のような、大型スクリーンの広告って、名古屋にあったのかな。案外地元の名古屋は知らなかったりして。この美人広告なる企画、気に入っておりますので、名古屋でもやってくれると面白いな。少なくとも話題性は高いですね。

 ところで、桜橋口といいますけど、今は「桜橋」なんて橋はありません。関連した記事を過去に書きました。
2010年3月13日投稿:「堂島は昔は島だった」。桜橋はこの曾根崎川に架かっていた橋の一つでした。


大阪市営地下鉄・民営化と隣駅100円

2010年08月23日 | 大阪

 昨日から今日にかけて、大阪市営地下鉄がらみで二つのニュースが出てきました。一つは、地下鉄の運行を民営化するというもの。もう一つは隣の駅までは100円にするというもの。

 民営化ですけど、予てから交通局の赤字体質を是正する為にも民営化の提言があり、今年の冬にはなぜか府知事が、府(大阪府)と市(大阪市他)の再編を言い出し、その一環で地下鉄も民営化へとの発言があった様に思います。

 そして朝日新聞web版によれば、大阪市が交通局の地下鉄事業で運行部門を民営化する検討を始めた、とあり、私鉄各社との共同出資で新会社を作り運行するという、いわゆる上下分離方式で運行するというものだそうだ。このニュースはテルテルさんのブログで初めて知ったものです。

 記事から、複数の市幹部によれば新会社の出資比率は、大阪市が50%、残りをJR西日本と阪急など在阪の大手私鉄五社が出資し、大阪市主導形の第三セクターとなるらしい。つまり現在の大阪市交通局所有の軌道敷はそのままで、実際に列車を走らせる業務は新会社が行うというものらしい。とすると駅業務は?車両の所有者はどうなる?とかは、今後詰めて行くのでしょう。

 気になるのは、大阪市交通局の地下鉄はその殆どが軌道法で運行されています。軌道法は鉄道の様に上下分離を想定しておらず、この民営化の枠組みで実施するならば、法改正か何らかの通達処理が必要でしょうね。いわゆる便宜上の取り計らいです。

 ただこの「民営化の検討を始めた」のニュースは、webでは朝日しか記事が見当たらず、他のサイトでは見つからないのがちょいと気になっております。

 

 次に隣の駅100円のニュース。毎日、産経他のサイトからです。大阪市長は地下鉄一駅間つまり隣の駅までの運賃を、現在の200円から100円にするよう交通局に指示している事が、22日分ったという事だそうです。今秋に発表する市政改革案に地下鉄サービス向上の目玉として盛り込みたい、とのこと。

 短距離の移動で地下鉄を使っていただき、地域の活性化(記事ではキタやミナミ周辺とある)を促進し、放置自転車の減少につなげたいという狙い。ただ隣駅100円は、交通局内部には減収に繋がるので慎重意見もあるという。そりゃそうでしょうね。従来200円のお客さんの何割かは100円で済む事になりますので。一方で「100円なら地下鉄にしよか」という誘発効果も期待できます。

 隣駅でもいろいろですね。御堂筋線梅田~淀屋橋間1.3kmは多数の方が利用しますので、恩恵に預かる方がとても多そう。ちなみに一番長い駅間距離は、中央線の大阪港~コスモスクエア間2.4km。逆に一番短いのは、長堀鶴見緑地線の松屋町~谷町六丁目間0.4kmです。

 それと事実上の途中下車制度の導入もあるらしい。現在、梅田三駅(谷町線東梅田駅・御堂筋線梅田駅・四ツ橋線西梅田駅)の乗り換えは一旦改札を出る方式で、その時間を30分に限定しているものを、今後は乗り換え時間中に買い物など出来る様にと3時間に延長するらしい。また難波駅(なんば駅と表記)などでも途中下車が出来る様なシステムを目指すと言う。

 ただこれ、発着駅の関係から、一乗車と判定するのか二乗車と判定するのか、またややこしいことになりそうです。

 でもこれら実現すると画期的なことです。普通乗車券やカードによる乗車を前提とした乗車だと解釈できますが、この都市の鉄道で普通乗車券などでの乗車は、途中下車ができないと相場が決まっている様な物ですからね。