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mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

天王寺動物園の小中学生・市外在住は有料化へ

2013年01月26日 | 大阪

 今日、Yahoo!トピックにあった記事からです。大阪市は26日、市立の天王寺動物園で現在無料の小中学生の入園は、4月からは大阪市外在住の小中学生は200円の料金を設定し、有料化する方針を固めたとのことです。動物園経費の約7割は市税で賄われているため、市外からの小中学生は入園料を払うべきとの判断だとのことで、市外在住の小中学生有料化で年間2000万円の収入増になるとのことです。

 これは市長が収支改善のため有料化の方針を予てから示していました。そして周辺の市町村で現行の様な無料を希望するのであれば、分担金を出してもらいたいとのこと。

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 この市内外在住で料金に格差をつけるのは、時々あります。地元名古屋市の東山動植物園でも、市内在住の高齢者は安く入園できます。小中学生は東山動植物園も無料なのは同じですね。これも一部では有料化すべしとの主張も耳にした事があります。

 「受益者負担」の観点からすれば、動物園へ入った、動物たちを観られた、その動物は餌を食べる、餌代を賄わねば・・・、で入園者から費用負担を求めるのは当然です。名古屋市も幾らかは分かりませんが、天王寺動物園と同じくらいの一般会計から費用拠出していることでしょう。なので名古屋市在住の小中学生、実質その親たちは名古屋市に応分の負担しているから無料、市外在住者は負担していないので有料だ、とする意見。

 理屈は分かりますが、何だかねぇ・・・。狭いというか何と言うか。昨今の社会風潮からすれば有料化の方が話の筋は通ってしまいましょう。

 でも動物園ですよ、動物園。子供たちが楽しそうに動物を眺めてるって、凄い場所ではないですか。ウチの市の子は無料、あんたは外の市だから有料って、了見が狭い様に感じます。どの子も未来ある子じゃないのですか。みんなに動物見てもらいたい。

 それに仮に4月から天王寺動物園が有料化され、大阪市外の親戚の子と訪れたとしましょう。片や無料、片や200円。子供の心に傷つけるような気がします。

 ただ一方で、動物園にかかる費用は大きなものです。大人を含めていくらの入園料が妥当なのか、市からの負担は幾らなら許されるのか、餌代カンパなどの手段は?そうしたことも話し合う必要がありましょう。


天王寺~難波間に路面電車・2015年着工・いずれ新大阪へ

2013年01月08日 | 大阪

 讀賣online関西発1月7日配信記事からです。大阪府と大阪市が、天王寺からミナミの難波を経て御堂筋を通り、キタの梅田を通って新大阪へ至る次世代の路面電車敷設を計画し、その先行整備区間として天王寺~難波間約3kmについて、近くルート調査を開始し、官民の負担の枠組みをまとめ、2014年度に運行事業者を公募で決め、2015年度にも着工したいとの考えが明らかになったとのことです。
記事→http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130107-OYO1T00715.htm

 この先行整備区間である、天王寺~難波間。開通時期は2018年を目標。そして新聞記事にあるルート図では、JR西日本の天王寺の北側を西へ行き、天王寺動物園内を通り、阪堺電車の恵比寿町駅前へ行き、そこから堺筋を北へ、日本橋三丁目を西へ南海電鉄の難波駅を東側に至るルート。将来の新大阪駅延長時では、なんなんタウンの上を通り、御堂筋を北上するルートと記事の図にはあります。

 この新しい路面電車は、2050年を目標とした、大阪府・市の将来構想「グランドデザイン・大阪」の一環で、天王寺~難波間の先行区間を整備。ここをLRTとして整備し、車両も床が低い「低床式」車両を導入し、低騒音、低振動を実現させ、高齢者でも利用しやすく環境にもやさしいとのこと。

 今後は2013年秋からLRTを導入する予定の阪堺電気軌道の協力を受け、敷設区間の道路幅や勾配を調べ、軌道や停留場などインフラの官民負担割合を検討し、路面電車運行による影響調査に取り組むとのことです。

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 しかし路面電車ですか。たしか御堂筋の将来ビジョンに路面電車を走らせたいようなイメージ図がありましたけど、本当にやるんですね。先に整備する区間として天王寺~難波間とのこと。大阪ミナミのイメージが大きい、通天閣が見える区間。そしてなぜか動物園内を通すらしいですけど、ホンマかいな?。もろ動物園を通すよりも、園を二分する様に狭い道路があり、そこを想定しているのではないかと思います。

 しかし新聞記事では、「車窓からゾウやシロクマなどの動物を観覧できるほか」とあり、本当に動物園内を通すような気配にも読めます。それこそホンマかいな?路面電車だから路面であれば何処でも敷設できますが、日本では路面電車の走行空間には人は入れさせない様にする傾向がありますので、事によっては動物園の観覧者通路に大きな影響が出るのかもしれません。

 そして将来的には新大阪駅まで延伸ですか。メインストリートの御堂筋を通す。御堂筋はあの広い道幅全部が南行き一方通行ですからね。もし路面電車を通すなら、道路中央ではなく両路側に軌道を敷設し、往路復路とで間隔が開いた運行となりましょうか。そもそも大阪市営地下鉄の御堂筋線が通り、二重投資になりやしないか危惧します。

 私は反対も賛成も良く分かりませんわ。面白そうだけど、面白そうだけで路面電車は走らせられませんからね。バスでは足りない、しかし地下鉄ほどでもない輸送量の需要と要求があれば走らせられるでしょうけど、その辺り需要予測をしっかりお願いしたいですね。単にお役人の手柄だけではやって欲しくない案件です。


関電の計画停電に大阪市中心部も検討・まずないと思うけど

2012年05月25日 | 大阪

 本日の讀賣online関西発記事からです。電力不足が憂慮されている今年の夏。電力使用制限令が回避される見込みです。しかし更なる節電のため、関西電力では計画停電実施の可能性に言及しています。その計画停電の対象地域に、業務集中地域である大阪市中心部も検討しているとのことです。
記事→http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120525-OYO1T00643.htm

 これまで報道された内容では、大阪市中心部は官庁や企業が集中しているため、停電対象区域から外されるとされていましたが、昨年の東電(東京電力)の計画停電では、23区内の大部分を計画停電から外したため、大きな批判が出ました。

 そこで技術的な問題も含め、大阪市中心部も計画停電の対象として、実施(する場合の)計画をたてる方針であるとこと。しかし日本政府、それと自治体(多分大阪市)との調整が難航される恐れもある。

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 結局、計画停電するかどうかは分からないものの、万一実施するに至った場合は、大阪市中心部も含まれるわけですね。多分実施には至らないとは思うけど、実施したら影響は大きいですね。中心部には日本を代表する企業の本社があり、また大阪市庁と大阪府庁もあり、関電の本社も中之島にありましたよね、影響はかなり大きいです。

 鉄道や病院などでは停電させないようにするとのことですが、鉄道の場合、走行電力は特高圧で専用の配電ですけど、踏切作動用の電力は一般の配電網からが多いです。踏切作動や病院が配電網に入っている系統を停電計画から外すと、こんどはその系統から外れたところから「不公平」との苦情が出そうです。

 計画停電は、翌日の電力需要が逼迫すると予想される場合、計画停電を実施する場合の地域と時間を夕方までに発表。そして翌日。他電力会社からの融通を受けても、なお改善されない場合は、2時間前までに実施する事を報せ、前日に発表した地域と時間で実施するとのことです。

   ※   ※   ※

 夏は冷房需要が多く、計画停電実施が憂慮されています。ならば冷房がさして不要な環境とした方が手っ取り早い。しかし現実はコンクリートの建物にアスファルトの道路。そこを自動車が走り、いくらでも熱が篭る構造になっています。

 人間自らが招いた結果とはいえ、便利さが裏目に出る世の中になったものです。


阪急梅田駅全面改装へ・40年ぶり・2015年完成へ

2012年05月11日 | 大阪

本日の讀賣online関西発記事からです。阪急電鉄の梅田駅、現在の場所へ高架で移転して以来、約40年ぶりに駅構内を全面改装することとなり、今月14日から工事に入るとの事です。
記事→http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120511-OYO1T00220.htm

 駅構内のほぼ全域、約1万2000平米を、約36億円かけての改装。駅の構造は変えないものの、洗練された内装や照明を随所に取り入れ、単なる通過点でなく、足を運ぶ楽しみが感じられる「劇場空間」にするとの記事。

 隣接するJR大阪駅は、ルクアなど大阪ステーションシティがすこぶる好調、阪急も現在二期工事中の百貨店「うめだ阪急」が今年11月に全面開業、大阪駅北側の梅田貨物駅再開発「うめきた」の先行開発区域が来春開業で、駅周辺の集客力がいっそう高くなり、「駅の魅力も高め、より多くの人に利用してもらう」とは広報の弁です。

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 そうですか、梅田駅改装。今でも十分洗練された内装だと思うんですが、阪急平野のハイセンスな「奥方様」には、さらなるグレードアップが必要なのかな。

 阪急の梅田駅は、1967年から4年かけて現在の場所に壮大な10面9線の駅が出来ました。それまでは国鉄線のガードをくぐって、うめだ阪急の場所に少しかかるような駅構内でした。JRのガード下にムービングウォーク(動く歩道)がありますけどそこが元線路で、建て替え前のうめだ阪急で、天井がとても高くステンドグラスがあった所が元の駅構内でした。

 40年ぶりですか。逆に言えば40年前からあの姿とは、洗練された阪急らしいものと感じます。私は、あの黒く光るホーム床が素晴らしいと感じています。同じ電車に乗るなら、あのような電鉄にしたいと思う見本のようなものです。

Img_0019 2011年7月撮影

 駅の建物の躯体に手を加える事はせず、内装のみの改装とのことで、現在の電車を運行しながらの施工。記事では1階の待ち合わせによく使われる「BIGMAN」前の広場は、柱の表面に天然石を張り天井に段差を付けて奥行き感を出すという。豪華な印象となりそうですね。そこ直すなら、ついでに紀伊国屋書店も直してやってください。売り場の通路が狭くて敬遠気味。

 新聞記事にあるとおり、大阪駅は変わり、阪急百貨店は建て替えられ、うめきたは街開きし、梅田地区変わりますね。


やっぱり運転室内での喫煙もあった

2012年02月25日 | 大阪

 2月22日の大阪市営地下鉄御堂筋線梅田駅の倉庫からの火災では、約2時間電車が止まり、その後運転再開しても梅田駅を閉鎖し駅を通過して、さらに周辺地下街も閉鎖され、百貨店の地下階も閉鎖されたのかな?大きな影響がありました。弊ブログでも記事にしております。→こちら

 その後の情報など、讀賣online関西発本日配信記事からです。大阪市交通局は24日、市会の質疑で、地下鉄長堀鶴見緑地線で今年1月、運転士が運転室でタバコを吸っていた事を明らかにしたとのこと。
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120225-OYO1T00267.htm

 もう一つ、梅田駅の火災に関して、作業員の喫煙が梅田駅の火災原因と断定されれば、作業員の所属する会社に、指名停止や損害賠償請求を行う方針を決めたとのこと。
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120225-OYO1T00417.htm

 長堀鶴見緑地線の件は、乗客が駅員に「車内でタバコの臭いがする」と通報して発覚したとのこと。1月23日午後、長堀鶴見緑地線の大正駅終点に到着し、7分後の折返しの間に運転席で喫煙したとのこと。携帯灰皿を持っていたそうです。

 これ、あります!前記記事を書いた際に、
> どう考えても本職が吸っていたとしか考えられない残留濃度であったり
と書きました。これJR東海のことで、米原駅で留置線から出てきた列車に乗り込むと「煙草臭っ」。しかも何度か。

 米原駅では到着した下り列車は一旦、駅東の留置線に入れ、それから上りホームに入れます。この時間がかなり長く、閉め切った車内であるかもしれませんが、折返し前の列車に乗っていた客が吸った割には、かなり濃度が濃い。そこでどう考えても、留置線で折返し待機中に運転士が一服したとしか考えられないんです。

 そのことJR東海本社所在地の某駅に相談したら、乗務員を擁護するのか「折返しの客が吸ったのでしょうね」と、車内巡回を強化するとのお話だけでした。こちらも証拠を掴んでいる訳ではないので、それ以上は言えませんでしたけど、こうして大阪市営地下鉄の場合ですけど表ざたにしていただけるのですね。タバコのことは中々言いづらいものがあり、駅員が喫煙者ですと、こちらのことを理解していただけないような気がします。

 1月にあったという長堀鶴見緑地線大正駅での喫煙は、折返し中に喫煙していたとあり、ホンの数分のことだったのでしょう。大正駅の折返しは、一度降車ホームから引き上げ線に入って、それから折り返して乗車ホームに据付けます。米原駅のと同じ形態です。

 

 次に、梅田駅火災ではその後色々なことが分りました。そもそもこの倉庫では、ゴミの一時置き場としてはならないのだそうで。私、すっかり清掃した後の一時置き場として使われてるものと理解していましたけど、そもそもがゴミ収集までの一時置き場とすること自体が規定違反だったそうです。

 そして本日配信記事では、火災原因が作業員の喫煙であると断定された場合は、損害賠償を請求するとのことですが、作業員が喫煙したタバコの不始末なのか、収集したゴミにタバコの吸殻が混じりそれから出火したのか、もっと別の原因なのか、これは断定するのが難しいでしょうね。

 業務委託契約では、駅構内での喫煙を禁じ、地上で喫煙する様に求めているそうです。あれ?地上でも結局は道路になり、あの辺りの道路は路上喫煙禁止区域ではなかったかな?
→気になって調べたら、御堂筋の阪神前・阪急前交差点から南が路上喫煙禁止区域で、JR大阪駅周辺は禁止区域ではないようです。