一燈照隅

日本が好きな日本人です

母親が注意できなかったのか

2005年11月19日 | 時事問題
昨日書いた投書の続きです。

「母親が注意できなかったのか」
平成17年11月18日産経新聞大阪版夕刊

運転席の「パパ」を呼び続けてドアをたたいた長男(三つ)のそばには、母親(妻)が同伴していた。「風」には、妻の対応はどうだったのかという疑問を投げかける意見が目立った。

東武鉄道広報センターは「運転士の行動が問題あり、(妻の行動は)詳しく把握していない」。同社の労組、東武交通労組も「2歳の長女をあやしていた、としか聞いていない」との解答だ。

妻の振る舞いは不明な部分が多いものの、小学生の子供が3人もいるという女性は、こんな感想を寄せている。《目の前にいる運転士さんは、子供のお父さんではなく、自分の主人でもない。何百人の乗客の命を預かる立場の「公共の人間」であるという自覚が足りなかった》 男児(四つ)がいるという女性も《運転士が父親としてやむを得ない行為という意見には反対。母親が注意すればすむ簡単なことだったと思う》。主婦(28)も《三歳ぐらいの子が仕事中の父親を見つけて落ち着けるはずがない。せめて(パパの)姿が見えない車両に乗るべきだった》との意見だ。

このように、運転士の家庭と同世代の妻として、また、同じ年代の子を育てる母親として、積極的に意見を寄せる「ママ」が目立ったのも、今回のテーマの特徴といえる。わが家に置き換え、子育ての問題として考える姿勢が垣間見える。

大阪府内の女性(42)は《子供は三歳。物事の善悪や道徳、公私の区別などをどんどん親が教えていかなければいけない時期》。娘が三人いるという女性は《公共の場でのルールを子供に教えていくのは親の務め。父親が仕事をしていた以上、母親に責任があったのではないでしょうか》と訴える。

ただ、こうした意見であっても運転士の処分については「厳しすぎる」と言う声が多かったのも確か。大阪府内の会社員(三四)は、今回の問題に限らず、車内でのマナーを守らない人が増えたことを嘆きつつ、こう締めくくっていた。 《子供が走り回っても全く注意しない。靴のまま座席の上に立っても知らん顔。そうした親が増えていることと今回の問題は無関係ではない。車内で平気で携帯電話を使う人や化粧する女性なども一緒。今回の問題を人ごととして笑えない人は多いはずです》


この記事を読んだとき少し違いますが、小柳陽太朗氏の次の言葉をおもいだしました。
教育の場とは、実はこの自由ならざる、万人が守るべき規準を子供達の心に植え込み、これを育てるところにある。生徒がどのような思想を身につけようとそれは自由だろうしかし思想の「身につけ方」、それは先ほどの論語の言葉によれば忠恕(まごころとおもいやり)をもってするということだが、この、思想に対するとりくみ方は、人間が人間であって禽獣でない以上、万人が守るべき鉄則ではないか。

教育とは、一般に言われる意味での「自由」というものをむしろ拒否するところに成立する。それは考えてみれば当然な事実だが、この事に改めて心を向けなければ、もう一歩も動かないところに日本の教育は来ているのである。


http://blog.goo.ne.jp/misky730/e/8d36a1237dc11ff16eb220714fdde08f


皇位の正統な継承を堅持する会

2005年11月19日 | 皇室
メルマガ「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」より転載します。

なぜ男系天皇でなければいけないか 緊急集会に愛国者が結集  
皇室をロボットと勘違いの「有識者会議」答申を粉砕する手段はあるか
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小泉政治がはらむ一種の狂気はときとしてポピュリズムへの傾斜、歴史認識のなさ、伝統への無知。それが突如出てきたのが首相の諮問機関「有識者会議」である。  
結論が最初からある。女帝容認である。ミーハー人気にあやかろうとするだけの衆愚政治を愉しんでも、国の行く末に、かのひとは興味がないか、極端に薄い。    
GHQの武力による恐喝で、終戦直後、十一の宮家は皇籍を離脱された。皇室典範は憲法などで改正できる性格のものではなかった。それを改竄したのだ。これはGHQのなかに巣くった共産主義者らの陰謀であった。  

女帝は、過去の日本の歴史に何人かおられたが、それは中継ぎの使命だけで、お子をなされなかった。男系男子がそのあとを嗣がれている。  
これが神武天皇以来の「万世一系」を守ることなのである。   

現在の日本をあやうくしているのは女帝容認の世論、それを背後で世論操作している左翼、そのポピュリズムに乗った小泉政治の軽々しさである。  

解決策は簡単である。 旧宮家の皇籍復活。これを緊急におこなうために、必要な法律改正があれば、政治はそれをすればいいのだ。幸いにして皇籍離脱させられた六宮家には男子継嗣がおられる。  

ところが「有識者」をなのる人達は、この歴史と伝統を無視し、国民の声に耳を傾けようともせず、ひたすら或る種の革命へ突っ走った。かれらの答申は、別の王朝を立てようとする、怪しげな考え方に則る、きわめて危険な、伝統無視の思想である。  

というわけで昨夜(11月18日)皇室典範改悪に反対する国民集会には、寒さをついて夥しいひとびとが駆けつけ、以上を決議した。  

会はまず小堀桂一郎氏の基調報告、つづいて小田村四郎、加瀬英明、西尾幹二、井尻千男、名越二荒之助、百池章、宮崎正弘、クライン孝子、稲田朋美、大高美貴、遠藤浩一、西村幸祐、三輪和男の各氏ら合計18名の発言者が登壇し、未曾有の歴史の危機の訴えがつづいた。最後に決議文が古賀俊昭東京都議によって朗読され、天皇陛下万歳を三唱して閉幕した。午後10時だったが、最後まで殆どの参会者が席を立たなかった。


皇位の正統な継承を堅持する会
http://hw001.gate01.com/abc123xyz/column.html