負けてらんにぇ ! みんなでなんとかすっぺ !!

南相馬市から新潟県三条市へ集団避難→同市内の雇用促進宅に→2015.2~同市内の戸建に転居 妻と二人暮らし。

ダンボール箱の机は 本日引退です。

2011-05-11 10:04:35 | 原発震災避難者



わが愛しの情報発信基地
 
ダンボール箱の机は ・・・ 本日で引退です。



マジックで書いた灰皿

コードを入れるボックス

そして はめ込みのペン立てまでつき

初期からみると

かなりのバージョンアップ(?)です。






が ・・・ 机の上はパソコンの重みや打ちこみで

沈み込み ・・・ 耐えて 耐えてくれました。



引退理由は

後継として パソコンデスクを購入したからです。


なんと 中古品店で

大枚 ¥1900を奮発したのですぞ~。

・・・ 現状のわが身には贅沢品なのであります。



わが愛しのダンボール箱の机さん

長い間 ごくろうさまでした !







三 ・ 非 ・ 罪

2011-05-09 19:40:42 | 原発震災避難者




私は今 三条市に避難者としてお世話になっております。



一 : 母なる大地

二 : 天と地

三 : 天 ・ 時の流れ ・ そして大地

・・・ で構成されています。



三を縦に置きかえれば
象形文字の「川」の字が出てきます。


さらに 天 ・ 地 ・ 時の流れの「三」を
今ひとたび 立ててよく考えてみますと ・・・
立心偏の「心」(忄)がクローズアップされます。



そして
うねりをさそう流れや心の流れを表わす「三」の真中を
「せき」とめるようにしてしまえば
流れは完全にストップしてしまいます。

一本の縦棒では流れをふせぎ切れませんが
二本で完全に堰(せき)をすれば
流れはたちどころに止まります。

三が非(あらず)になってしまえば
もう正常ではなく よくないことです。

やはり 心というものは
常に流れがあって
環境の変化にも対処できる自然体が一番よいのです。



「悲しむ」とは 「流れない心」が悲しくて
「心ここに非(あ)らず」となるわけです。



さらに さらに
「羅(ら)」の文字にある「罒」(網目がしら)を非に足せば
「罪」となりますが ・・・ はてさて いかがなものでしょうか。



避難者の辛さは ・・・ 
営々と続いていた流れを 堰とめられた辛さ 
・・・ のような気もします。






 

ありがとな ・・・

2011-05-09 15:53:17 | 原発震災避難者



間もなく 2ヶ月になります。



本日 Y爺さんは二度目の髭剃り。
 
今回も理容師は 器用で定評のボランティアさんです。






Yさん爺さんは

日頃 外出することもなく

人と言葉を交わすこともほとんどありません。



まるで親子のようです。


最後に ボソリ 一言 ・・・ 「 ありがとな 」

窓越しの陽ざしは 居眠りを誘うほど ・・・ 温かです。







落着く ・・・

2011-05-07 12:48:07 | 原発震災避難者





法句経に

「 怨みは怨むことによって鎮まらず

怨みをやめることによって鎮まる 」

・・・ とあります。



同じように

物足りよう物足りようと思う心は

物足りることによって鎮まりはしません。


物足りれば鎮まるかと思うかも知れませんが

物足りれば

もっと物足りようという思いが出てくるから

キリがありません。



物足りなければ

物足りないままに落着く ということ。

・・・ これが大人の精神でしょうね。






それにつけても


東京電力さん

政治家さん



本気になってください。


正気になってください。






清冽 ・・・ 全盲の少女 歌う

2011-05-05 18:19:32 | 原発震災避難者



清冽 そして 透明 ・・・








リンリンとした息吹 ・・・








美空ひばり いきものががり 本田美奈子さんらの歌がつづく ・・・ 





号泣 ・・・ 






5月5日(日) 10:30~11:30

三条市総合福祉センター 避難所 ( 多目的ホール )

『 さとう ひらり ( 佐藤 英里 三条市立大崎小 4年 )

    ピアノ弾き語り 』 が行われました。






男の子らしく ・・・ 菖蒲は尚武

2011-05-05 09:20:42 | 原発震災避難者




子供のころ 小学校の時代から

われわれは

劣等感を感じながら育つことが大事だ

・・・ と思います。


優越感ばかりで育った子供は駄目だ

・・・ と思います。



劣等感を感じながら

なんとか立ち上がろうとする。


踏みつけられても

なお立ち上がろうとする。


子供のころからも

そういうことを教える必要があります。


そのほうが

男らしく育つ

・・・ と思います。



こう考えてくると

入学試験に落ちるぐらい

・・・ まったく なんでもありません。






やさしさ

2011-05-04 20:57:54 | 原発震災避難者



I さんの表情が ・・・ すべてです。


心待ちにしていた花見(弁当を食べる会)を前に

持病が悪化 無念の入院 ・・・


そして ・・・ 2日に ようやく退院しました。


ボランティアさんの思いやりで実現した

一足おくれの花見です。


「 わぁ いいどなぁ~

  花吹雪のおまけつきだわぁ~ 」







3月16日以来

隣どうし 寝食をともにしてきた

歩行が不自由な老友のまなざしは

いたわりでいっぱいです。













明後日(6日)は お二人の別れの日です。

I さんが 養護老人ホームに入ります。


お二人とも

・・・ なかなか会えなくなることを知っています。







コンクリートの塊 ・・・ 生垣

2011-05-03 13:02:49 | 原発震災避難者


我が家は生垣で ・・・ 他所の塀を写しました。




旦 : 母なる大地から 日(太陽)が旦(のぼ)るさま。

亘 : この地上に旦(のぼ)った太陽は

天と地(二)との間に日が入り

亘(わた)りはじめます。


恒 : 心(りっしんべん)をもってくれば 恒(つね)となり

「いつも変わらない」ことになります。


さて

垣 : 土(つちへん)をもってくれば 垣(かきね)となり

その土に 植物がしっかりと根をはった垣根(生垣)となります。



いま 

事故を起こした原子炉も 建物も

ぶきみな 根のない 生命のない  ・・・ 

  コンクリートの塊(かたまり)です。





女房も子どもも流されて ・・・

2011-05-03 04:28:59 | 原発震災避難者




洗たく場から戻った妻が

小声で話してくれました。



洗たくする男性の不器用な手つきに

おもわず妻がお手伝いをしたら ・・・


その男性が

「 すみません。

女房も子どもも流されて ・・・ 」



・・・ しばらく ふたりの沈黙がつづきました。






子どもの日

2011-05-02 16:22:37 | 原発震災避難者



避難所にも 子どもの日がやってきます。


端午の節句の主人公は

なんといっても

空に悠然となびく ・・・ 「鯉のぼり」でしょうね。





龍門(黄河の中流の急流)では
下流から いろいろな魚が群れをなしてさかのぼってくるが
鯉だけが滝を登りきって 龍になるという故事より
栄達の糸口となる関門を「登龍門」といい
「鯉の滝登り」として
鯉は立身出世のシンボルとされた ・・・ とか。








ちびっ子ボランティアさん 大かつやくです !







老いの日

2011-05-02 10:13:24 | 原発震災避難者




老いの日は 余生ではなし

一生を 締め括(くく)るとき


いよいよ 虔(つつ)しみ

ますます 日々を大事に

静かな老いの日でありたい。




愚痴をいわない 言い訳しない
大人の老人でありたい
・・・ と願っております。







やわらかい時間

2011-05-01 09:36:30 | 原発震災避難者





昨日(30日)の午後
 
長男とその息子(高校生)が

遠くから避難所を訪ねてくれました。

私たちふたりを連れ出してくれるためです。



約1時間ぐらいのところです。



夕食の膳を前に

長男がカメラを三脚に据え

おどけたようにいいます ・・・
 
「 証拠写真 証拠写真 !
 
おじいちゃん おばあちゃんが 忘れたといわないためにね 」

(ふたりのボケの心配までしてるのかな)


そんな父親の様子をニコニコしてみていた無口な孫が

・・・ そっと私の脇に座ります。


パチリ ・・・ 。



ゆっくりとした食事です。

息子の口からは

ひとことの力んだ言葉も 激しい言葉もありません。

・・・ 久しぶりのやわらかい時間が過ぎていきます。



「 お父さん お母さんなら大丈夫 ・・・ 心配してないよ。

 すきなようにやって ・・・ ふたりらしくね。

 だけど 身体だけは気をつけて欲しいな。

 なにかあったら 僕たち(三人息子)がついてるから ・・・ ね 」



遠くにいる 二度訪ねてくれた三男と

一度訪ねてくれた次男の手元に

先ほどの写真は ・・・ きっと もう届いていると思います。