負けてらんにぇ ! みんなでなんとかすっぺ !!

南相馬市から新潟県三条市へ集団避難→同市内の雇用促進宅に→2015.2~同市内の戸建に転居 妻と二人暮らし。

やわらかい時間

2011-05-01 09:36:30 | 原発震災避難者





昨日(30日)の午後
 
長男とその息子(高校生)が

遠くから避難所を訪ねてくれました。

私たちふたりを連れ出してくれるためです。



約1時間ぐらいのところです。



夕食の膳を前に

長男がカメラを三脚に据え

おどけたようにいいます ・・・
 
「 証拠写真 証拠写真 !
 
おじいちゃん おばあちゃんが 忘れたといわないためにね 」

(ふたりのボケの心配までしてるのかな)


そんな父親の様子をニコニコしてみていた無口な孫が

・・・ そっと私の脇に座ります。


パチリ ・・・ 。



ゆっくりとした食事です。

息子の口からは

ひとことの力んだ言葉も 激しい言葉もありません。

・・・ 久しぶりのやわらかい時間が過ぎていきます。



「 お父さん お母さんなら大丈夫 ・・・ 心配してないよ。

 すきなようにやって ・・・ ふたりらしくね。

 だけど 身体だけは気をつけて欲しいな。

 なにかあったら 僕たち(三人息子)がついてるから ・・・ ね 」



遠くにいる 二度訪ねてくれた三男と

一度訪ねてくれた次男の手元に

先ほどの写真は ・・・ きっと もう届いていると思います。