お久しぶりです、Mです。
ここ一週間は色々と忙しく、ブログを更新できませんでした。
さて、ここ数日、日本でも(中国でも)報じられているように尖閣諸島を巡る両国の対立で、様々な影響が出ています。
特に12、13日には上海で日本人が中国人に罵声を浴びせられただけでなく、直接的な「危害」を加えられたとのこと。
これを耳にした時は、大変残念なニュースであると感じたと同時に、中国での反日意識の急速な高まりを実感しました。
もちろんこうした事態にまで発展したケースはごくわずかですが、今回は私も中国国内のピリピリした雰囲気を感じています。
(2010年の「漁船衝突」事件の際は、ここまで緊迫した感じにはなっていませんでした)
なお本日、そして明日も中国各地で抗議デモが予定されているようです。
また、中国在住の日本人には、大使館を通じて「外出自粛」や「日頃の行動の諸注意」が通知されました。
(私のところに大学を介して通知が来たのは13日でした)
2010年の際も、同様の通知が来たので特別驚きませんでしたが、「やはり来たか」という思いはありました。
こうした日中関係の悪化を受けて、中国で開催予定の日本人スターのコンサートの中止も続いています。
また、私にも関係あることで言えば、中国で10月に開催予定だった某国際学会(日中の研究者が参加予定)も中止となりました。
なお、2010年の際、私は安徽省阜陽市にいましたが、その際はほぼ「漁船衝突」事件の影響を感じませんでした。
また、市内や大学の近辺では普段通りの生活があったように記憶しています。
ですが今回、その阜陽でも抗議デモが相次ぎ、大学近辺でもデモが行われたとのことです。
(当時の教え子達から連絡を受けたことで知る)
ですから、今年度から勤務している新しい日本人外教は自分の寮でほぼ過ごさざるを得ないとのことでした。
そして、卒業を控えた日本語科四年生達は自身の就職に影響が出ないか危惧しているということでした。
こうした状況である以上、私も2010年の時よりも気をつけて行動しようとは考えています。
ですが、大学にいて生活しているとそんな影響はほとんど感じないのが実態です。
また、教師達(日本語科以外の方々も)、学生達ともに普段と変わりません。
ある学生達は私の身を心配し、上海のデモの日を教えてくれたり、外出を控えるようメールをくれました。
こうした配慮は大変嬉しく感じると同時に、何だか心強くもありました。
金曜日の夜は気分転換に大学四年達を誘って、大学の近所の韓国料理店へ食事にも出かけました。
そこでも彼らはいつもと変わらない様子で、ある学生達は、
「日本へ旅行へ行きたい。日本へ行ったら物価が高いから、M先生の家に無料で泊めて下さいね。ははは」
などとあまり周りを意識せずに話し、雰囲気はとても楽しかったです。
また、ある日本語科の学生は、
「中国人がデモなどで日本車を壊すなんて実は笑い話です。あれは大半が中国国内でつくられたものですから、自分で自分の首を絞めているだけです。」
などと私に話し、加熱する反日デモの事態を冷静に見ているようでした。
ただ良く町の変化に気を配ると、ある不動産屋の電子掲示板の脇には、
「釣魚島は中国固有の領土です。○○不動産も皆さんも一緒に頑張りましょう!」
と書かれていました。
普段は不動産の宣伝だけが記されるはずの電子掲示板ですが、こうした掲示も追加されているわけです。
現在は、こうした日中関係の悪化にあまりとらわれず、或いは冷静な視線で見つめている中国人もいれば、かなり熱くなり制御が効かないような中国人の存在もあります。
ただ、総合的にみればどんどん反日感情が高まっていることは間違いないでしょう。
今は今後の動向予測は出来ないのですが、一刻も早い事態の収束を願うばかりです。
ここ一週間は色々と忙しく、ブログを更新できませんでした。
さて、ここ数日、日本でも(中国でも)報じられているように尖閣諸島を巡る両国の対立で、様々な影響が出ています。
特に12、13日には上海で日本人が中国人に罵声を浴びせられただけでなく、直接的な「危害」を加えられたとのこと。
これを耳にした時は、大変残念なニュースであると感じたと同時に、中国での反日意識の急速な高まりを実感しました。
もちろんこうした事態にまで発展したケースはごくわずかですが、今回は私も中国国内のピリピリした雰囲気を感じています。
(2010年の「漁船衝突」事件の際は、ここまで緊迫した感じにはなっていませんでした)
なお本日、そして明日も中国各地で抗議デモが予定されているようです。
また、中国在住の日本人には、大使館を通じて「外出自粛」や「日頃の行動の諸注意」が通知されました。
(私のところに大学を介して通知が来たのは13日でした)
2010年の際も、同様の通知が来たので特別驚きませんでしたが、「やはり来たか」という思いはありました。
こうした日中関係の悪化を受けて、中国で開催予定の日本人スターのコンサートの中止も続いています。
また、私にも関係あることで言えば、中国で10月に開催予定だった某国際学会(日中の研究者が参加予定)も中止となりました。
なお、2010年の際、私は安徽省阜陽市にいましたが、その際はほぼ「漁船衝突」事件の影響を感じませんでした。
また、市内や大学の近辺では普段通りの生活があったように記憶しています。
ですが今回、その阜陽でも抗議デモが相次ぎ、大学近辺でもデモが行われたとのことです。
(当時の教え子達から連絡を受けたことで知る)
ですから、今年度から勤務している新しい日本人外教は自分の寮でほぼ過ごさざるを得ないとのことでした。
そして、卒業を控えた日本語科四年生達は自身の就職に影響が出ないか危惧しているということでした。
こうした状況である以上、私も2010年の時よりも気をつけて行動しようとは考えています。
ですが、大学にいて生活しているとそんな影響はほとんど感じないのが実態です。
また、教師達(日本語科以外の方々も)、学生達ともに普段と変わりません。
ある学生達は私の身を心配し、上海のデモの日を教えてくれたり、外出を控えるようメールをくれました。
こうした配慮は大変嬉しく感じると同時に、何だか心強くもありました。
金曜日の夜は気分転換に大学四年達を誘って、大学の近所の韓国料理店へ食事にも出かけました。
そこでも彼らはいつもと変わらない様子で、ある学生達は、
「日本へ旅行へ行きたい。日本へ行ったら物価が高いから、M先生の家に無料で泊めて下さいね。ははは」
などとあまり周りを意識せずに話し、雰囲気はとても楽しかったです。
また、ある日本語科の学生は、
「中国人がデモなどで日本車を壊すなんて実は笑い話です。あれは大半が中国国内でつくられたものですから、自分で自分の首を絞めているだけです。」
などと私に話し、加熱する反日デモの事態を冷静に見ているようでした。
ただ良く町の変化に気を配ると、ある不動産屋の電子掲示板の脇には、
「釣魚島は中国固有の領土です。○○不動産も皆さんも一緒に頑張りましょう!」
と書かれていました。
普段は不動産の宣伝だけが記されるはずの電子掲示板ですが、こうした掲示も追加されているわけです。
現在は、こうした日中関係の悪化にあまりとらわれず、或いは冷静な視線で見つめている中国人もいれば、かなり熱くなり制御が効かないような中国人の存在もあります。
ただ、総合的にみればどんどん反日感情が高まっていることは間違いないでしょう。
今は今後の動向予測は出来ないのですが、一刻も早い事態の収束を願うばかりです。