2011年のお正月、札幌は穏やかな天気でした。
お正月は荒れるという天気予報でしたが、本州の島根・鳥取などが大雪であったのに較べると札幌では本当に穏やかな天気でした。
少し荒れてくれると積雪がどんと増えると期待していたのですが(不謹慎ですね!)、期待は裏切られました。
その結果、山は少雪のままであり、もう少し積雪がないと思うように山スキーができない状況が続いています。
でも、大雪山に行けばそんなことはありません。
幾ら少雪とはいえ標高差がものをいいます。
そんなことで、正月3日にS氏と二人で大雪山黒岳(1984m)へ出掛けてきました。
当日の天気予報は曇り時々晴れ、まあまあの天気です。
札幌を朝5時に出発して登山口となる上川町層雲峡に着いたのが8時です。
ここから5合目までロープウェイで登り、さらに7合目までリフトで登るというお手軽なコースです。
20分おきに運行されているロープウェイの8時40分に間に合いました。
アッという間に5合目の駅に到着です。
ここから200mほど歩くとリフトの乗り場があります。
リフトに乗り7合目に着いたのが9時30分、さあいよいよ山頂へ向かって登ります。
黒岳の積雪は210センチと発表されています。
しかし、笹などの一部が顔を出しているところを見るとやはり1メートルは少ない感じがします。
天気は時折太陽が顔を出しており風もないという絶好のコンディションです。
私達に先行していたグループは山頂に向かわないようなので、私達2人が真っ白な新雪にルートを開いていきます。
山頂方面は薄い雲に覆われているのですがきっと晴れると思い白樺の疎林の中にジグを切って登ります。
ロープウェイ、リフトを乗り継いで7合目まで来ていますので山の斜面はけっこう急です。
喘ぎながら登ります。
9合目近くなると前方に見上げ岩が見えてきます。
見上げ岩に向かって山頂直下の斜面を登るS氏です。
この辺りまで来ると斜面がクラストしています。
スキーアイゼンの歯を有効に使ってゆっくり確実と気持ちを引き締めて登ります。
眼下には凹形の浅い沢が続いています。
この斜面を下ることを考えるとゾクゾクしてきます。
登りだして1時間半、ようやく山頂です。
山頂は強い風が吹いています。
でも桂月岳の一部が見えていますし、上からは薄日も射しています。
黒岳の山頂から新年のご挨拶をいたします。
私の拙いブログを見ていただいている皆様にとって
新年がよりよい年でありますようにお祈りします。
左手にある監視人小屋の陰で風を避け下山準備をします。
シールを剥がし、ヘルメットを被りゴーグルをつけて、さあ、下山です。
目の下には真っ白な大斜面が続いています。
この斜面に飛び込みます。
今年もいい山行ができますように!!
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
黒岳ロープウェイの運行は、1月3日をもって1月27日まで
運休となります。
リフトの方は、同様に2月24日まで運休になります。
したがって、黒岳に登り山頂からの大斜面を自分のものにするには
完全冬山装備で挑まなければなりません。
今回のようなお手軽登山はしばらくお預けになります。
お正月は荒れるという天気予報でしたが、本州の島根・鳥取などが大雪であったのに較べると札幌では本当に穏やかな天気でした。
少し荒れてくれると積雪がどんと増えると期待していたのですが(不謹慎ですね!)、期待は裏切られました。
その結果、山は少雪のままであり、もう少し積雪がないと思うように山スキーができない状況が続いています。
でも、大雪山に行けばそんなことはありません。
幾ら少雪とはいえ標高差がものをいいます。
そんなことで、正月3日にS氏と二人で大雪山黒岳(1984m)へ出掛けてきました。
当日の天気予報は曇り時々晴れ、まあまあの天気です。
札幌を朝5時に出発して登山口となる上川町層雲峡に着いたのが8時です。
ここから5合目までロープウェイで登り、さらに7合目までリフトで登るというお手軽なコースです。
20分おきに運行されているロープウェイの8時40分に間に合いました。
アッという間に5合目の駅に到着です。
ここから200mほど歩くとリフトの乗り場があります。
リフトに乗り7合目に着いたのが9時30分、さあいよいよ山頂へ向かって登ります。
黒岳の積雪は210センチと発表されています。
しかし、笹などの一部が顔を出しているところを見るとやはり1メートルは少ない感じがします。
天気は時折太陽が顔を出しており風もないという絶好のコンディションです。
私達に先行していたグループは山頂に向かわないようなので、私達2人が真っ白な新雪にルートを開いていきます。
山頂方面は薄い雲に覆われているのですがきっと晴れると思い白樺の疎林の中にジグを切って登ります。
ロープウェイ、リフトを乗り継いで7合目まで来ていますので山の斜面はけっこう急です。
喘ぎながら登ります。
9合目近くなると前方に見上げ岩が見えてきます。
見上げ岩に向かって山頂直下の斜面を登るS氏です。
この辺りまで来ると斜面がクラストしています。
スキーアイゼンの歯を有効に使ってゆっくり確実と気持ちを引き締めて登ります。
眼下には凹形の浅い沢が続いています。
この斜面を下ることを考えるとゾクゾクしてきます。
登りだして1時間半、ようやく山頂です。
山頂は強い風が吹いています。
でも桂月岳の一部が見えていますし、上からは薄日も射しています。
黒岳の山頂から新年のご挨拶をいたします。
私の拙いブログを見ていただいている皆様にとって
新年がよりよい年でありますようにお祈りします。
左手にある監視人小屋の陰で風を避け下山準備をします。
シールを剥がし、ヘルメットを被りゴーグルをつけて、さあ、下山です。
目の下には真っ白な大斜面が続いています。
この斜面に飛び込みます。
今年もいい山行ができますように!!
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
黒岳ロープウェイの運行は、1月3日をもって1月27日まで
運休となります。
リフトの方は、同様に2月24日まで運休になります。
したがって、黒岳に登り山頂からの大斜面を自分のものにするには
完全冬山装備で挑まなければなりません。
今回のようなお手軽登山はしばらくお預けになります。
この日は、時折薄日の射す天気で風も強くなかったので山頂まで行けました。
でも、ひとたび天気が荒れるとコースを見誤りロープウェイの駅にたどり着かず山中で1泊して救助される人もいます。
ですから、私達もスコップにツエルト、ガスバーナなども持って登っています。
そういう意味では、大雪山は手を抜けない山です。
雪山は格好いいですね~。