井の中の蛙、カイラス山巡礼に挑む!

夢のカイラス巡礼を終え、登山を再開しました。山岳信仰の延長上に四国遍路、カイラス山巡礼があり、原点の登山に戻ります。

2020年12月29日 ホームグラウンドの朝里岳沢を滑る!

2020-12-30 15:25:34 | 札幌近郊の山
  2020年もいよいよあと2日で終わります。
今年はコロナ、コロナで1年が終わります。
そんなご時世ですが、いつものように冬はバックカントリースキーです。

 今日は、昨年からバックカントリースキーを始めた友達をホームグラウンドに案内します。
札幌国際スキー場は、仕事納めが終わっているので激込みです。
ゴンドラのチケットを買うのに20分ほどかかってしまいました。
   
    こんな感じでゴンドラの乗り場には長い列ができています。

 ゴンドラで一気に山頂に着き、積雪計を見ると150㎝ほどとなっています。
積雪量は少ないものの最高のパウダーが20cmほど積もっています。
   
 
 さあ、ここからはスキー場の喧騒を離れバックカントリーです。
トレースがないので、どうやら今日は私たちだけのようです。
   
   この辺りは風がありますが、林の中へ入ると風がなくなるでしょう。

 前方に急な斜面が見えてきたところで左の林へ進みます。
    
     こんな景色の中をどんどん進みます。



 小灌木が埋まっていないのでそれを避けながら歩くのですが、煩わしいことこの上ないです。
約1時間ほどで目的の斜面の上に出ます。
さあ、ここからは滑るだけですね!!

それでは、友達の滑りを観てください。

    2020年12月29日 ホームグラウンドの朝里岳沢を滑る!

    

 今日はここから登り返して右手の移動し、沢に向かって滑りました。
最初に朝里岳沢を渡渉しなければならないのですが、沢音が聞こえてきます。
下を見ると所々沢が顔を出しています。

 スノーブリッジとして使えそうな場所を探しながら移動します。
そこから沢底まで下り、沢を越えるのが今日一番のキモでした!!
何とか沢を渡れば後は勝手知ったる庭のような場所ですのでドンドン下ります。

 最後に3か所ほど渡渉しなければなりませんが、いづれもスノーブリッジがあったので無事にスキー場へ帰ることができました。

 年が明けると積雪量も増えるので、再度滑りに来たいと思います。

 今年も、これで終わります。
私のブログですが、記事の更新も途絶えがちです。
でも、いつもたくさんの方々の訪問を受けています。
感謝しております!!

 来年は、コロナが終息に向かっていることを願いつつ、皆様のご多幸をお祈りいたします。
今年1年、ありがとうございます。

2020年冬シーズンin・大雪山・黒岳へ!

2020-12-25 08:13:26 | 大雪山系の山
 久し振りの山記事アップです!
世の中はコロナ騒ぎで山に行くのもはばかられるような状況です。
この状況下にありますが、どっこい、北海道人は冬の山を楽しんでいます。
今日は、今シーズン初めてとなるバックカントリースキーです。
雪が豊富な大雪山は黒岳にやって来ました。
今回は。秀岳荘スタッフの皆さんと合同で滑りに来ました。


 2020年12月23日、 朝6時に札幌を立ちます。
今日は強風予報が出ていますのでロープウェイが運行するかの不安があります。
高速道の途中で確認したところどうやら黒岳ロープウェイは運行するようです。
ホッとして層雲峡を目指します。

黒岳ロープウェイは運行しているものの、スキー場のリフトは来年の3月31日まで運休しています。
そんなことで、ロープウェイの駅からはスキー場も含めてのハイクとなります。
天気はどんどん回復してきます。
   
    ロープウェイから見た凌雲岳方面です。
    山頂部分は風が強く、雲に覆われています。

 しかし、5合目にあるロープウェイ山頂駅は風が吹いていません。
おまけに太陽が顔を出し、黒岳の山頂も薄っすらと見えるようになってきています。
はやる心を抑え、スキーを履いて、まずはアバランチトランシーバーのチェックを行います。
これはバックカントリーに出るためには大事なことです。

 リフトの駅まで来ると山が目の前に見えるので否が応でもテンションが上がります。
   

そして、リフト下をハイクします。
   

7合目まで約50分くらい、そこからは傾斜がきつくなり、いよいよバックカントリーの領域です。
右から吹き付ける強い風に負けない様にぐんぐん登ります。
ところどころ風で雪が吹き飛びクラストした固い斜面が顔を出します。
こんな所ではスキーのシールが利かず横滑りしてしまいますので風の当たらない斜面を探し左に移動します。
    
    
前方にまねき岩が見えてきました。
    

 今回は山頂に立つことよりも滑るのが目的ですのでこの辺りからドロップ・インすることにします。
すると、単独のボーダーさんが私たちの目の前を滑って行くではありませんか。
これに遅れを取らない様に私たちも滑ります。
ここから谷を滑り、登り返してもう1本、さらに、トラバースしてスキー場の上まで移動して滑ります。最後はスキー場を気持ちよく滑り、今日のバックカントリースキーは終わりです。

全員無事に滑り降り、満面の笑顔が楽しかった一日を象徴していました!!

2020年冬・大雪山黒岳

代表して秀岳荘社長の滑りを披露します。

2020年 夏期における羊蹄山の遭難事故事例について

2020-12-12 21:59:18 | その他
 今年の夏山はコロナウイルスの蔓延があり登山活動も自粛ムードにより例年に比べて北海道を訪れた登山客が減少したのでないかと思われます。
今年の羊蹄山の遭難事故件数は昨年の7件と同数ですが、昨年同様に死亡事故が発生しています。
死亡した男性は熱中症とされていますが単独での登山でしたので同行者がいれば体調不良に気付きサポートできれば防げた可能性もあります。
高齢者の単独登山が増えていますが、この点についても考慮が必要かと思われます。
しかも、死亡事故が発生した8月27日には3件の遭難事故が発生するなど異常な事態となりました。

 それでは、羊蹄山における本年度の遭難事例を紹介します。
なお、この情報は北海道警察HP(http://www.police.pref.hokkaido.lg.jp/info/chiiki/sangaku/sangaku-top.html)の中にある安全情報から転載しています。
ここには他の百名山での遭難事例を含めた北海道全域における遭難事例がまとめられています。
北海道の山に登山に来られる本州の方々の閲覧をお勧めします。


7月18日(土曜日)長野県の60代女性(単独) 遭難原因~体調不良
 遭難者は午後3時頃山頂から下山中、体調不良により行動不能となり、自ら
110番で救助要請(※道防災ヘリが遭難者を救助)

8月9日(日曜日)北海道の20代女性(3人グループ)遭難原因~バランス崩し
 遭難者は午後3時頃山頂から下山中、バランスを崩して右足を負傷、同行者
が119番で救助要請(※道警山岳遭難救助隊と消防救助隊が遭難者を救助)

8月9日(日曜日)東京都の50代女性(3人グループ)遭難原因~疲労
 遭難者は午後7時40分頃山頂から下山中、足の痛みにより行動不能となっていたことから、他の登山者が110番で救助要請(※道警山岳遭難救助隊と消防救助隊が遭難者を救助)

8月26日(水曜日)インドネシア30代男性(2人グループ)遭難原因~疲労
 遭難者は午後1時35分頃山頂から下山中、疲労により行動不能となり、自ら
119番で救助要請(※道警山岳遭難救助隊と道警ヘリが遭難者を救助)

8月27日(木曜日)静岡県の40代男性(単独)遭難原因~道迷い
 遭難者は午後3時30分頃山頂から下山中、道に迷い自ら119番で救助要請
(※道警山岳遭難救助隊と消防救助隊が遭難者を救助)

8月27日(木曜日)北海道の60代男性(単独)遭難原因~熱中症のため死亡 遭難者は午後5時10分頃登山道2合目付近で倒れているのを、他の登山者が発見し119番で救助要請(※道警山岳遭難救助隊と消防救助隊、道警ヘリが遭難者を救助)

8月27日(木曜日)愛知県の70代男性(単独)遭難原因~道迷い
 遭難者は午後9時30分頃登山道3合目付近で道に迷い、自ら110で救助要請(※道警山岳遭難救助隊と消防救助隊で遭難者を救助)