井の中の蛙、カイラス山巡礼に挑む!

夢のカイラス巡礼を終え、登山を再開しました。山岳信仰の延長上に四国遍路、カイラス山巡礼があり、原点の登山に戻ります。

紅葉のニセコへ・08’10月

2008-10-06 19:22:50 | 後方羊蹄山・ニセコ・積丹山系・道南の山
10月4日(土曜日)、紅葉のニセコへ沼巡りへ行ってきました。

北アルプスから帰ってから、ちょっと虚脱状態になり
山から遠ざかっていました。

その、ほんの半月ほどの期間に山は秋真っ盛りを迎えています。
10月になってしまうと、いつ雪が降ってもおかしくない季節となります。
そこで、秋のニセコへ紅葉狩りと洒落込んでみました。

ニセコの沼巡りに行くのは、何と40年ぶりのことです。
昔、倶知安町に住んでいたときに行って以来のことです。

札幌を6時30分に発ち、五色温泉には2時間ほどで到着です。
ここから、イワオヌプリの山裾を回り、大沼の横を歩き大谷地で
同道を横切り、神仙沼を見て長沼まで行き、神仙沼の駐車場まで
歩くという、約4時間ほどの歩きです。

天気はまあまあですが、風が強く冷たいのです。
その風に吹かれながら8:40分、イワオヌプリとニトヌプリの
コルを目指して階段を登ります。
急な階段の途中に入林届けのポストがあります。
ここで、入林届けを記入します。

汗をかくこともなく風に吹かれながらコルを越えると
目の前の斜面に紅葉が広がっています。
   
   紅葉はすでに盛りを過ぎているようです。
  太陽が雲に隠されているので、綺麗な色がでていません。
    

1時間半ほどで左手に大沼が見えてきます。
この辺りの登山道は、すっかり沢のようになって昨日降った雨が
流れています。
その中を歩いていきます。
   
   鉛色の湖水の向こうに見えているのがイワオヌプリです。
  この山は小さな火口を持っており、1周すると20分ほどかかります。

雨で増水して沢のようになっている登山道を歩いていくと
向こうの方に車の走っているのが見えます。
道道にぶつかります。
ここで簡単にお腹を満たします。

ここから神仙沼に向かいます。
ここからの道は、木道などもよく整備されているので
今までのように水を記にしながら歩くことはありません。
20分ほど歩くと視界が開けてきます。

   
  一面、枯れ草の茶色が広がります。
  そして、右手を見ると神仙沼がひっそりと佇んでいます。
  
  こうしてみると神秘な沼という感じですが、
 実は、この沼には沢山の観光客の人達が訪れています。
 沼の近くへ行くと人で溢れています。
   
   みなさん記念写真を撮るのに一生懸命です。
  私も頼まれて、何組か写してやりました。

 ここの紅葉は綺麗でした。
  
  太陽が顔を出すとその光で紅葉している葉がキラキラと輝きます。
 それが水面に写り広がります。

 ここからさらに茶色に輝く草原をポクポクと木道を歩き長沼へ向かいます。
30分ほどで長沼に着きます。
この沼の向こうに見える山はチセヌプリです。
   
   チセヌプリにはスキー場がありますが、こちらから見ると
  山の裏側になります。

  
  長沼の湖畔に大きな岩が見えます。 
 何かと思って見に行ってみると「平和之碑」と書かれています。
横にある説明書きを読んでみると、長沼の水を利用して灌漑を行った
歴史が書かれています。
沼の左手を見ると、確かに灌漑用の施設なのかコンクリート製の
水門のようなものがあります。

 こんな山の中の水を麓の町まで引いて利用しているとは思いませんでした。
水を得るためにいろんな苦労があるのですね。
こんな苦労のもとに北海道の農業が成り立っているのでしょう。
知りませんでした!

12:30分、神仙沼のレストハウスへ着きました。
ここからバスで五色温泉へ戻ります。
そのバスは15:02分まで来ません。

昼食を取ってからレストハウスの2階で昼寝を楽しみました。

今日はのんびりとした1日でした。