井の中の蛙、カイラス山巡礼に挑む!

夢のカイラス巡礼を終え、登山を再開しました。山岳信仰の延長上に四国遍路、カイラス山巡礼があり、原点の登山に戻ります。

2016 年・今シーズン3度目の羊蹄山比羅夫

2016-01-29 20:47:00 | 後方羊蹄山・ニセコ・積丹山系・道南の山
 今シーズン3度目となる羊蹄山・比羅夫へ出かけてきました。
昨年同様にハイペースで羊蹄山に通っています。
今回は、ピオレ山の会の女性達に誘われて出かけてきました。

 1月24日(日曜日)

 天気は回復傾向にあります。
京極では全く見えなかった羊蹄山が、倶知安に着くときには山頂部だけに雲がかかっているだけで綺麗な姿を見せてくれました。
半月湖の駐車場へ行くとビックリです。
すでに10台ほどの車で駐車場が埋まっています。
   
   空気はキリリと冷たく締まっています。

 早速、登山準備をして9時ちょうどに出発です。
しっかりと付いたトレースを使わせてもらいます。

   
   雑木林の中を歩きます。
これが思いの外気持ちがいいのです。
冷気に震える身体が少しずつ暖まってきます。
汗ばむ前に衣服を調整します。

 トレースは、雑木林から人工林のトドマツ林となります。
少しずつ傾斜が増してきますがゆっくり登ります。
約1時間ほどで松林を抜けると、いつもの大眺望がドーンと目の前に広がります。
   
   この景色の良さが比羅夫コースの持ち味です。

 ここで少し休憩して、今日のルートを説明します。
今日は正面に見える沢の左の斜面を滑ろうと思います。

 トレースに従って登っていきますが、どうやら私が行きたい方向ではなく右手にずれていきます。
新しいトレースを付ける勇気もなく、このままトレースを使ってから上部で左の斜面に移ればいいと思い、ドンドン登ります。

   
   後ろにはニセコアンヌプリの秀麗な姿が見えています。

 気温が低いものの、天気は快晴、おまけに風が吹いていません。
ほとんど無風の状態です。
雪の深さは、膝下ほどの深さがあります。
しかし、トレースのお陰でドンドン標高を稼ぎます。

   
   標高千メートル辺りにあった灌木もだいぶ埋まってきました。
いい斜面になりつつあります。

   
   ほぼ1,300mを少し超えたあたりです。

 この辺りは森林限界を超えましたので所々クラストした斜面が混ざってきます。
12:40分、これ以上登ってもクラストした部分が多くなると判断して滑走準備をします。

   

   
   先行していたグループが滑ってきます。
   連れていたゴールデンレトリバーが走り降りてきます。

   
   私達もこの斜面を滑ります。

 森林限界の上部はクラストした斜面に苦しめられましたが、そこから下には膝下の粉雪が待っていてくれました。
この斜面を充分に楽しみました。

 13:55分、松林まで降ってきました。
ここから先は、ジェットコースターのようなトレースの付いた松林の中を滑ります。
これがなかなかスリリングなのです。
筋肉疲労で悲鳴を上げる太股を誤魔化しながら滑ります。

 それも、ほんの10分ほどで終了です。
今日も楽しい1日でした。
ピオレ山の会の女神3人に感謝です。

 それでは、彼女たちの滑りを楽しんでください。


      今シーズン3度目の羊蹄山比羅夫

今シーズン2度目の羊蹄山・比羅夫コース

2016-01-21 20:02:53 | 後方羊蹄山・ニセコ・積丹山系・道南の山
 先週に引き続き、またまた羊蹄山へ滑りに行って来ました。
今回も比羅夫コースを滑りましたが、前回よりは夏道に近いコースを登り約千メーター辺りで夏道に合流しました。
約1,120mほどのところから滑りました。

 1月13日(水曜日)

 メンバーは前回と同じ6人です。

 9:10分に半月湖駐車場を出発します。
まずは、登山届けを提出します。
登山届けの入っている箱が駐車場の入り口に備え付けられています。
   
   
 先行するトレースがありますので使わせてもらいます。
1時間ほど登ると開けた斜面が見えてきます。
   

 天気はどんよりとした曇り空ですが、風がないのが救いです。
    
   上部に開けた斜面が見えてきます。

 先行するトレースは私達が行こうとする方向に向かっているのでどんどん後を追います。
はるか上部に3人の姿が見えてきました。
先行している人達です。

 彼らのトレースがどんどん左の尾根へ向かっています。
どうやら夏道へ向かっているようです。
先日、見たところ夏道のある尾根沿いに解放された斜面が見えていたので、そちらへ向かっているようです。

 通称「振り子の沢」と呼ばれる解放された広い斜面に出ます。
これをドンドン登りますが雪がクラストしてきます。

1,120mほど登ったところで私達は滑ることにします。
12:30分、ちょうど切りのいい時間です。
   
    早速、滑降の準備をしますが気温が低いので指先が痺れてきます。

 さあ、ここからは楽しい時間です。
みんなで撮影した動画の中から私が滑っているところを抜き出して編集してみました。
 
2016 1 13再び羊蹄山・比羅夫へ

    

2016.1.9.朝里岳沢へ滑る!

2016-01-11 21:51:25 | 札幌近郊の山
新春3回目は、ピオレ山の会の皆さんと一緒にホームグランドとなっている朝里岳の1117m尾根から朝里岳沢に向かって滑り込む斜面を案内して来ました。

 しかし、天気の具合が今一つなのです。
ゴンドラの山頂駅へ着きましたが、朝里岳の山頂方面を見ると風が強く視界もあまりありません。
ガイド付きのグループが山頂方向へ向かって歩いていきます。
私達は、山頂方向へ向かわず、ゴンドラの山頂駅から沢に向かって滑り降り、そこから朝里岳の山頂の下を虎バース気味に歩き1117mの尾根を目指します。
   
地図上の青いラインが通常のルートとして歩いています。
   赤いラインが今回歩いたルートです。

 今回歩いてみて感じたのですが、このルートは以外と平坦な感じで歩けました。
そして、林の中でもあり風の影響をあまり受けないのです。

   

   

   
       途中の林の中で休憩を取ります。

 1117mの尾根に近づいてきた時、何とガイドグループと鉢合わせしました。
ということは、山頂を回ってきたルートとほとんど同じ時間で目的の場所に着いたことになります。 
ガイドさんグループは、1117mの手前で休んでいましたが、私達は尾根の先端部へ進みます。

 さあ、ここからはパウダーを楽しむ時間です。
楽しんでいる様子は動画をごらん下さい。

2016.1.9.朝里岳沢へ滑る!


 この斜面の雪質は最高でした!!
羊蹄山と同じ膝が埋まるぐらいの軽い雪が積もっているのです。
皆さんにも充分に楽しんでもらえたと思います。

 また来たい斜面です!!

2016年1月6日 羊蹄山・比羅夫を初めて滑る!

2016-01-09 18:37:03 | 後方羊蹄山・ニセコ・積丹山系・道南の山
 昨年滑ってとてもいい場所だということが分かったのが羊蹄山・比羅夫コースです。

実は12月22日に一度来てみたのですが、この時は雪が少なく登山口付近の山林は笹が至る所に顔を出している有様でした。
これではスキーにならないと思い断念したのです。

 年も明け、そこそこの積雪もあったので今回は大丈夫だと思い再挑戦です。
今年から比羅夫コースは駐車場を除雪してくれています。
そのため路上に駐車しなくてもいいようになりました。



 1月6日(水曜日)

 札幌を朝7時に立ち、登山口に着いたのが8時40分、早速登山準備をします。
今日のメンバーは、いつものSz氏、On氏、Sg氏に女性がOmさんとMocoさんの6人です。

まずは林の中を歩きます。


まだまだ雪は少ないのですが、膝が埋まるくらいのパウダーが積もっています。
それをかき分けドンドン高度を稼ぎます。

昨年よりは1mは少ないように感じます。
そのため辺りの風景が微妙に違うのです。
昨年の記憶をたどりながら登ります。

 やっと、千メートルほど登ってきたのですが、これ以上は灌木が邪魔になってスキーにはならずと判断してここから降ります。

 今日の雪は最高でした!!
その様子は動画を見てください。

     2016年1月6日 羊蹄山・比羅夫を初めて滑る!  

 滑り終えて感じたのは、やはり羊蹄山は最高のフィールドだということです。
今年もドンドン楽しみたいと思います。

新春の最初はニセコ・前目国内岳へ!

2016-01-07 18:44:39 | 後方羊蹄山・ニセコ・積丹山系・道南の山
 2016年が明けました。
今年最初の山は、ニセコ連峰にある前目国内岳です。
当初の予定では目国内岳だったのですが、新見の沢を渡渉する場所にスノーブリッジができておらず、やむなく前目国内岳へ変更しました。
今回は、ピオレ山の会に人達に会員外としての参加です。
私を入れて総勢8人のパーティとなります。

 8:30分、スタート地点となる新見温泉に集合です。
途中で時間に間に合わないかと思いましたが、何とか間に合いました。
初めて行く場所は所要時間の把握が難しいですね。

   
   すでに車が6~7台駐車しています。

 直ちに登山準備をします。
私達のグループの他の人達を見ていると見た顔の人がいます。
話しかけてみると2年ほど前にペテガリ山荘で一緒になった「みどりの風」グループの人でした。
彼らは白樺山に登るとのことです。

 9:00分、両グループほぼ同時にスタートです。
まずは岩内に通ずる道路の上を歩きます。
   

15分ほど歩いたところで道路の左手にある沢に向かって降ります。
5分ほどで沢に着きます。
さて、渡渉点はと見ると、残念ながら雪が少なくスノーブリッジはできていません。
   
   渡った後があるのですが、開いている部分の幅は50センチほどです。
沢水の流れも結構な水量があり、上流と下流にスノーブリッジが無いか探してみます。
しかし、どこも沢が開いているのです。

 リーダーの判断で目標を前目国内岳に変更することになりました。
いったん道路に戻り道路を少し歩きます。
そして、ショートカットして急な斜面を登ります。
   
   また、道路に出て休憩します。

 ここからさらに夏道の登山口がある新見峠まで道路を歩きます。
道路上にはトレースがあり、くるぶしほどの雪を踏みしめながら歩きます。

 10:35分、登山口に到着です。
   
   ここからは灌木が密集している林の中を登ります。

   
   ここから上は風が強そうですので最後の休憩をとります。

   
   灌木の上に真っ白なコブ山が見えます。
   これが前目国内岳です。

 登るにしたがって視界が開けてきます。
      後ろには白樺山からチセヌプリなどが見えています。
「みどりの風」グループは白樺山の山頂手前まで登っています。

 私達もどんどん登ります。
しかし、前方から強い風が吹いてきます。
吹き飛ばされないように身体を前傾しながら登ります。
   
 
 11:30分、前目国内岳の山頂に到着です。
      うっすらと目国内岳の姿も見えます。

 後続の人達も山頂に到着します。
シールを外して滑降の準備をします。
風が強いので持ち物を飛ばされないように慎重に準備をします。
   

   
おにぎりのような形をした山がチセヌプリです。
 
   
    山頂で記念写真をパチリ!

 準備が整ったので、いよいよ滑ります。
山頂部はシュカブラができており、雪面がデコボコしている上に硬い部分と雪が少し積もった柔らかい部分が混在しているので慎重に滑ります。

 少し降ると風もなく視界も開けてきます。
降る方向を確認しながら夏道の登山口へ向かって滑ります。
これが結構楽しかったですね。
傾斜があまりない上に雪の状態はフカフカでいい感じです。
それもアッという間に登山口へ着いてしまいます。

 ここから道路を滑り、最後の楽しみはショートカットした斜面です。
ここは短い距離でしたが傾斜があったので気持ちいい滑りを楽しめました。
後は道路を滑り、新見温泉はまっしぐらです。

 さて、スキーを楽しんだ後は温泉です。
この新見温泉は、今年の3月で営業を止めることになっています。
新聞報道では後継者がいないという話です。
入浴料500円を払いさっそく湯船に突入します。
冷たく冷え切った身体にお湯の温もりがしみてきます。

 こんないい温泉が無くなってしまうのは悲しいことです。
しかし、温泉施設の老朽化はあちらこちら目に付きます。
この施設を改修するとしても数億円の資金が必要でしょう。
買受人を探しているとの情報もありますので、誰か購入してこの温泉を続けてくれるといいのですが・・・


 2016年最初の登山も無事に終わりました。
この冬のシーズンも目一杯スキーを楽しもうと考えています。