井の中の蛙、カイラス山巡礼に挑む!

夢のカイラス巡礼を終え、登山を再開しました。山岳信仰の延長上に四国遍路、カイラス山巡礼があり、原点の登山に戻ります。

大黒山(仁木町)を滑る!

2016-02-26 10:13:38 | 札幌近郊の山
 ピオレのお姉さま方に誘われて仁木町にある大黒山(724m)を滑ってきました。
札幌近郊と言うには少し遠いのですが、NHKの朝ドラ「マッサン」で有名になった余市町の隣が仁木町と言えばおおよその場所が分かると思います。

 今回は、余市町在住の方達の案内ですので大船に乗った気持ちで参加させてもらいました。

 2月11日(木曜日)

 まずは余市町の道の駅に集合します。
そこから大黒山の登山口へ向かいます。
仁木町は余市町とほとんど地続きの町ですので、ほどなく、登山口に到着です。
   
   駐車できる場所は除雪してありますが、5台も止まれば一杯になってしまいます。

 9:05分、まずは沢沿いにドンドン登ります。
   

 今日は天気がいいのでハイクしていても気持ちよく歩けます。
先行者のトレースを使わせてもらいます。
沢沿いに詰めて、ノーマルルートの少し奥へ向かい北東尾根を登ります。
その前に少し休憩を取ります。
   
   沢の中にもやっと陽が差してきました。

 北東尾根は、適当な傾斜の尾根で林の中です。
この尾根を滑っても気持ちいいかな、と思いながら登ります。

 大黒山の山頂北東にあるこぶ山に到着、ここでも少し休みます。
   
   
 少し離れたところに塩谷丸山が見えています。
   

   

 遠くには余市の町と日本海が見えています。
   

 休憩後は、コブ山の腹を回り込むと、ほどなく、大黒山の山頂でした。
11:45分、無事に山頂に到着です。
今日は、私達以外に札幌から来た4名のグループとガイドツァーの6名ほどのグループが山頂でバッティングです。
   

ゆっくり休んで記念写真も写してもらいます。
   

 さて、ゆっくり休んだので山頂から南側の斜面に向かって1本滑ります。
   
   この斜面は、日差しにより雪の表面が融けてベタベタしています。
   あまりいい雪ではありませんでした。

 この南面を登り返して隣にあるえびす山(723m)のコルまで登ります。
このコルから北斜面に向かって1本滑ります。
この斜面の雪はいい雪でした。

 登り返しは、えびす山から滑り降り、大黒山へ登ってきたトレースを使わしてもらいます。
さらに、北東にあるコブ山まで移動して、ここから沢に向かって滑ります。
この斜面は、大黒山山頂から大きく開放されている斜面の一部なので雪崩の危険性があります。
最初の急斜面は林によって滑り、そこからは谷底向かって一気に滑ります。
ここの雪は最高でした。

 あとは、谷にあるトレースまで降り、トレースを辿って登山口へ帰ります。
全部で3本滑りましたが、2本は本当にいい雪を滑ることが出来ました。
大黒山は、赤井川カルデラの外輪山を形成している山の一つです。
遠くにはキロロの長峰コースがくっきりと見えています。

 満足な1日を過ごさせてくれた地元の方達に感謝です!!

    
    最後に地図を貼り付けておきますので参考にしてください。
    赤い線が登山ルート、青い線で囲まれた所が滑った場所です。
 

尻別岳を初めて滑る!

2016-02-22 19:05:30 | 後方羊蹄山・ニセコ・積丹山系・道南の山
 以前からズーッと気になっている山がありました。
それは尻別岳です。
この山は、ルスッツリゾートがある山域となっています。
喜茂別町から羊蹄山やニセコに向かって走ると左側に見える山です。

 開放された斜面が目につくのですが、かなりの急斜面です。
数年前にこの山で雪崩事故が発生しており1名の命が失われています。
そのほか雪崩事故で骨折した事故もあり、ちょっと危険な山でもあります。

2月3日(水曜日)

 そんな山ですが、今回初めて滑りに行ってきました。
留寿都町から真狩町へ向かうとスキー場の裏側の谷へ向かう林道があります。
夏には尻別岳への登山口になるところです。
ここから稜線を目指して登ります。
 
   
 登山準備をして8:45分、先行者のトレースを辿ります。
上空は明るいものの、登山口から山は見えていません。
山は雲の中に隠れています。

   
   防風林らしい松林の横を歩きます。
   ちょっと、北海道らしい景色です。

 林道を歩いていくと数年前に起きた雪崩事故の啓発板があります。
ここから左に曲がり緩い坂を上っていきます。
やがで目の前に開放された斜面が見えてきます。
しかし、今日は雲の中で上部は見えません。
左手の開放された真っ白な斜面が雪崩事故を起こした斜面です。

 トレースは右手の林の中を登っています。
そのトレースを使って登りますが、先行者はボードの人のようです。
直登気味に登るトレースだとスキーで登るには傾斜がきつすぎますので私達用に新しいトレースを作ります。
   

 10:15分、稜線に到着です。
   
   尻別岳の山頂は、さらに、右手へ行かなければなりませんが、私達はスキーを滑るのが目的ですので山頂には行きません。

   

 雪庇の根元をよく見ると亀裂が入っています。
やはり、この雪庇は危険なのです。
視界が無いこともあり、今日は林の中を中心に滑ることにします。

 ほどほどのパウダーを楽しみ、登り返してもう1本滑ります。
私達以外にもガイドツァーの6~7人グループも滑ってきます。

 初めての尻別岳でしたが、なかなかいい斜面があるようで、楽しめそうな場所です。
雪崩事故があっても入る人が絶えない魅力のある斜面が沢山ありそうです。
今度は北側の斜面も滑ってみたくなりました。

 それでは、今回の滑りも動画で見てください。

     2016年2月3日、尻別岳を滑る!

ニセコ・シャクナゲ山を滑る!

2016-02-14 08:47:19 | 後方羊蹄山・ニセコ・積丹山系・道南の山
 昨年は強風のため登ることが出来なかったニセコ・シャクナゲ山を滑ってきました。

 1月27日(水曜日)

 チセヌプリのスキー場駐車場に着いたときは数台しかいなかった車が、アッという間にドンドン車がやってきて駐車場を埋めていきます。
   
   ものの15ほどで片側が埋まってしまいました。

 さて、スキーにシールを貼ったり登山準備をします。

 8:40分、出発です。
まずは地セヌプリのスキー場を登ります。
左側から自衛隊の人達が登ってきます。
   
   彼らは仕事ですので先に登ってもらいます。
ソリを数人で引きながら登っています。
「どちらまでですか?」と聞くと、今夜はチセヌプルの下に雪洞を掘って宿泊するとのことです。
道内各地から集まった隊員さんのようですので精鋭部隊なのでしょう。

 スキー場の中を雪上車のトレースがジグを切って付けられています。
このトレースを使わせてもらいながらドンドン登ります。

 後ろから陽気な一団が追い付いてきます。
   
   フランス人達が6~7人にぎやかに話をしながら登ってきます。

 スキー場の上まで登って一息入れます。
ここからはチセヌプルとシャクナゲ山のコルを目指して登ります。
空は曇り空、時折強い風が吹き抜け、小雪がチラチラしています。
あまりコンディションがいいとはいえませんが、時折空が明るくなるのでこれ以上悪くなることは無いでしょう。

 コルを目指してゆっくり登ります。
最後に小さな雪庇を乗り越えるとコルです。
10:10分、コルに到着です。
風が吹き抜けますので、風陰を探して休みます。
   

   
   一瞬空が明るくなり、シャクナゲ山の山頂が見えてきました。

 こうなると俄然やる気が出てきます。  
ここからは一気に登ります。
登るに従って雪面が堅くクラストした所が出てきます。
南面の方に雪が溜まっているようですので左から回り込むようにして山頂を目指します。

   
   
 11:00分、シャクナゲ山の山頂に到着です。

   
   チセヌプリの方がチラッと顔を覗かせてくれました。

 さあ、ここから南面を一気に滑ります。
この1本は本当に気持ちよく滑ることが出来ました。

 シャクナゲ山の下からビーナスの丘を目指して登り返します。
そして今度は北斜面を滑ります。
こちらもいい雪でした。

 小雪がチラチラして視界が無いので、雪庇に気が付かず思いっきり前方1回転をしてしまいました。
転んだときは何が起きたのか分からず、なぜ、転んでしまったのか分かりませんでした。
スキーが外れ、上を見て初めて雪庇があることに気が付きました。
幸いなことにどこにも怪我が無く、外れたスキーを付け直して滑ります。

 今回は、最後にチセヌプリのスキー場跡を滑るというおまけ付きです。
楽しい1日でした。

 滑っているところは動画がありますので観てください。

       2016年1月27日ニセコ・シャクナゲ山