井の中の蛙、カイラス山巡礼に挑む!

夢のカイラス巡礼を終え、登山を再開しました。山岳信仰の延長上に四国遍路、カイラス山巡礼があり、原点の登山に戻ります。

2021.1.15.羊蹄山・真狩・神社の沢

2021-01-23 10:56:07 | 後方羊蹄山・ニセコ・積丹山系・道南の山
 今シーズン初めてとなる羊蹄山へ滑りに行ってきました。
今年の羊蹄・ニセコ周辺は例年になく雪が多いと聞いていました。
そんな羊蹄山に、やっと出かけてきました。

2021年1月15日、平日の金曜日ですが、天気はまあまあですので出かけます。
コースは真狩村の墓地をスタートとする神社の沢です。

 集合場所に到着しましたが、私たち以外には車が2台止まっているだけです。
今年はコロナウィルスによる感染が世界中に広がっている影響で欧米や中国からの観光客が激減しています。
バックカントリーも同様にいつもなら賑やかに沢山いる欧米系のスキーヤーがほとんどいないのです。
そんな静かな山を6人で堪能してきました。

    
    今回の参加者です。

    
     山を見ると裾が少し見えるだけです。

 先行者がありますのでトレースを使わせてもらいますが、コースミスしているようなところはどんどん新しいトレースを付けます。
砂防ダムを渡り、いよいよ急な斜面に入ります。

羊蹄山のいいところは、傾斜が一定していることです。
ジグを切って登るのですが、一定のリズムで歩きながら左右にジグが切れるので疲れが少ないです。
辺りの様子を見ながら歩きますが、確かに沢を埋める雪を見ていると雪の量が多く感じます。

    
    このあたりまで登ると大きな木しか無いので快適に滑られます。

千メートルあたりで先行者に追いつき、トレースのお礼を言って先頭を代わります。
先行者は2人連れでしたが、白人系の男性と東洋系の女性でした。
男性はガイドのようです。

 さて、今日の目標は千二百メートルあたりから滑る予定ですので、もう少し頑張ります。
予定の千二百まで登ってきたので滑る準備に入ります。
ここで、ザックの左に付けているカメラが無いに気づきました。
カラビナを使ってザックの背負い紐に通すのですが、通し方が不十分だったようです。

帰りに滑りながらカメラを探すことにして滑走します。
いい雪でした!!!
みなさん歓声を上げながらいろいろなシュプールを上げて滑ります。
動画を撮りながら滑るのですが、正直止まりたくないのです。

そんな、滑りを見てください!!

2021.1.15.羊蹄山・真狩・神社の沢


 カメラですが、スタートして3百メートルくらいのところに落ちていました。
一度はあきらめたカメラでしたが、手元に戻るとなんだかホッとしました。
水没させて修理したり、ストロボが光らなくなったりと満身創痍のカメラですが、バッテリーの持ちがいいので使っています。
まだまだ働いてもらいます。

2021.1.13.朝里岳沢へ

2021-01-16 15:32:08 | 札幌近郊の山
 先月29日に一度来た朝里岳沢ですが、札幌国際スキー場の積雪が200cmになったとの情報の元、1月13日に秀岳荘グループの人たちと滑りに行ってきました。

 ゴンドラ山頂駅にある積雪計を見ると確かに200cmほどを指しています。
    

 これはいいかなと思いまずはハイクですが、確かに雪の量が先月と比較すればずいぶん増えたような気がします。
先行者のトレースがありますので遠慮なく使わせてもらいます。
このトレースですが、かなりいい感じのトレースですのでガイドさんが付けたものか?と思い、あとを追いかけます。

 天候は曇りで小雪がチラチラしているので視界があまりありません。
そろそろ目的地に着いたかなと?と思ってハイクしていると、前方に滑走準備をしている7人~8人の姿が見えます。
トレースのお礼を言ってから、私たちはもう少し先へ進みます。
いつもの斜面の上と思われる場所で私たちも滑走準備をします。

 そこからの1本がなかなかのものでした。
斜度もあり、積雪の深さはひざが埋まるくらいのパウダーが積もっています。
思わず歓声が上がるほどの気持ち良さです。

 ここからもう1本登り返して、もう少し上流側へ移ります。
そして、まっさらな斜面を滑り、左手に方向を変えてさきほど滑った斜面に合流します。
なぜかと言いますと、すでに登りに使ったトレースがありますのでそれを使うためです。

 ここから尾根の奥まで移動してさらにもう1本!!
この斜面が最高でした!!
週末に滑ったと思われるシュプールの後が残っているのですが、それが少しも邪魔にならないくらいの軽いパウダーが積もっているのです。
これには痺れました!!

ここから尾根にトラバースして沢底まで滑り込みます。
     

     
      今回一緒に滑った秀岳荘グループの人たちです。

 ここからも楽しい滑りが待っています。
ちょっと小灌木がうるさくなってきましたが、何とか沢底まで降りることができました。
     
     この辺りは所々沢が顔を出しており、おまけに両側は急な崖状ですので
    対岸の上まで登るのに少し苦労しました。

 でも、心配はいりません。
この辺りの地理は頭の中に入っていますので沢に沿って少し登り、いつもの渡渉点に出ました。
ここからは白井岳への登りルートに合流すべくトラバース気味に歩きます。

 無事に白井岳へのルートと合流すれば、あとは札幌国際スキー場目指して沢沿いに降るだけです。
スキー場に着いたのは、午後4時でした。
ナトリウム灯がともされ、幻想的な雰囲気のスキー場が待っていてくれました。

 この日の雪の状態などは、動画をご覧いただければ分かると思います。
なお、私の滑りだけを編集しています。
あしからず、ご了承ください。
     
   

2021.1.6.無意根山。千尺から胡桃沢へ

2021-01-09 20:49:25 | 札幌近郊の山
  2021年初めてのバックカントリーは札幌近郊にある無意根山でした。
 今日は秀岳荘グループの人たちと一緒です。
スキーが4人、ボードが2人とワンちゃんが1匹です。

 登山口に向かって車を走らせていると右側に真っ白に輝く定山渓天狗岳の神々しい姿が見えてきました。
    
    北海道には珍しい岩々した山ですが、わずか1,144mの山です。
    その標高を感じさせない迫力のある山です。

 登山口となる豊羽鉱山・元山に駐車して登山準備をします。
先行者の車が4台ほど止まっています。

    
     定山渓天狗岳をバックに記念写真をパチリ!

 今日はグンと冷え込んだ日ですので、気温は-12度くらいでしょうか。
ここから夏道沿いに登るコースと胡桃沢林道を登るコースに分かれます。
私たちは胡桃沢林道を進みます。
先行者のトレースがありますので使わせてもらいます。

 所々にピンクテープがあり、トレースがしっかりしていますのでどんどん進みます。
林道を離れ、尾根上のトレースに従って登ります。
    

 雑木林の中は風もなく、正面からの日差しを受けると体温が上がってきます。
私は、アウターを脱いで歩きます。
ワンちゃんの音(おと)は、私たちの周りを先に行ったり戻ったり嬉しそうに走り回っています。
    

 やがて、視界が開けると真っ白に輝く余市岳が見えてきました。
    
    ここでも記念写真を、パチリ!

 今日はのんびりコースですので、余裕があります。
さて、前方に急斜面が見えてきます。
いよいよ千尺に上がる最後の斜面です。
この斜面をジグヲ切りながらドンドン登ります。
すると目の前に雪原が広がっています。
    
     今日の目的地、千尺高地です。

    

    

    
    一番高いところ目指して歩きます。

 この先には羊蹄山が見える絶好ポイントがあるのです。
しかし、羊蹄山とニセコ連峰は雪雲の中で全く見えなかったのです。

    
    余市岳の南斜面が一望できるのですが、何と南斜面に灌木が見えています。
    この時期の余市岳の南斜面は真っ白な斜面となっているのですが、
    今年は雪が少ないようです。

    
     ここでも記念写真です。

 さあ、いよいよ滑りを楽しむ時間です。
しかし、重く深いパウダーに足を取られ、思うように滑ることができません。
苦闘の様子は、動画でご覧ください。
            

 無事に下り終えると定山渓天狗岳が夕日に輝いています。
    

 今日も楽しい1日でした!!

 札幌は、市内から1時間ほど走るとバックカントリースキーを楽しめる山が沢山あります。
そういう意味では、最高の町です!!