誘われて今年も樽前山へ行って来ました。
3月12日(日曜日)
樽前山は溶岩ドームから噴煙を吐き出すれっきとした活火山です。
北海道内にある24時間監視の対象となっている火山です。
この山には昨年も登りましたが、今年も誘われて行って来ました。
誘ってくれたのはピオレ山の会のUchiさんです。
同行者はもう一人Ssさんです。
支笏湖畔にある「苔の洞門」近くの林道入口に車を止めます。
登山準備をして8:15分出発です。
ここからは林道をひたすら歩きます。
両側は植林された人工林です。
静かで風もないので身体が温まってきます。
衣服を調節しながら歩いていると林道が左に曲がります。
ほどなく、苔の同門の上流部に突き当たります。
ここを右に曲がり林の中を歩くのですが、至る所にピンクテープがあるので道に迷う心配はありません。
この林の中で面白いものを見つけました。
「猿の腰掛け」といわれるキノコの1種です。
この「猿の腰掛け」はガンに効くといわれています。
林を抜けると一気に視界が開けます。
外輪山とその奥には溶岩ドームが見えています。
ここでも面白いものを見つけました。
なんと、バスの停留所の標識です。
錆びているのですが、標識には「樽前山」と書かれています。
昔はここまでバスで登ってこれたようです。
ここに着いたのは10:10分、約2時間ほどかかりました。
ここから外輪山を登らなければならないのですが、雪の状態があまり良くないのです。
外輪山の上部には岩が顔を出しています。
昨年に比べると積雪量が、ぐんと少ないようです。
さて、どういうルートで登るか話し合います。
岩を避けるようにルートを取ることにして左にトラバース気味に高度を稼ぐことにします。
11:10分、約1時間ほどで外輪山の上まで登ってきました。
ここまで登ると風不死岳が見えますし、その向こうには支笏湖が見えています。
支笏湖の深いブルーが目を引きます。
外輪山の上は、一部凍っておりカリカリの斜面です。
おまけに風が吹き抜けるので寒くなってきます。
外輪山が間近に見えてきますが、噴出口は迫力満点です。
山頂への最後の登りは、カリカリでシールだけでは登れないようです。
スキーアイゼンを装着してアイゼンの歯を氷状の雪に差し込みながら登ります。
11:40分、ようやく山頂に着きました。
風が強いので風下に避難します。
天気はいいのですが、風の強さには閉口ですね。
さて、同行しているSsさんが海に向かって滑るというので私達は山頂下の風陰で待っていることにします。
カリカリの斜面では滑る気がしなかったのです。
沢状になっている斜面を一気に滑っていきます。
さすが若者です。
30秒ほどで沢の下部まで滑り降りてしまいます。
登り返しを待つ間、山頂から単独の男性が降りてきます。
その服装がまことにクラシックなのです。
ウッドシャフトのピッケル、秀岳荘製のヤッケにオーバーシューズ、ザックも秀岳荘製です。
これほど秀岳荘製の装備で決めている人にはお目にかかったことはありません。
私も若い頃は秀岳荘からピッケル(門田製)やザックを買い求めたことがあります。
しかし、これほど秀岳荘製を大事に使っている人を見たことがありません。
往年の岳人というスタイルですが、しっかりとした足取りで下山していきました。
さて、Ssさんが登ってきたので私達も山頂から降ることにします。
カリカリの斜面に気を付けながら滑ります。
所々凍り付いた斜面はものすごく滑ります。
雪面に顔を出している岩に気を付けて滑るので神経を使います。
外輪山は、風不死岳側に降り、そこから顔を出している岩を避けて滑ります。
外輪山の下で一休み、ここまで降るとあとは簡単です。
林の中までは少し開放した斜面があります。
この斜面を気持ちよく滑り、林道を歩けば、今日の登山は終わりです。
雪が少なく外輪山の滑降を楽しむことは出来ませんでしたが、勢いのある噴煙を見て自然の力を感じた1日でした。
3月12日(日曜日)
樽前山は溶岩ドームから噴煙を吐き出すれっきとした活火山です。
北海道内にある24時間監視の対象となっている火山です。
この山には昨年も登りましたが、今年も誘われて行って来ました。
誘ってくれたのはピオレ山の会のUchiさんです。
同行者はもう一人Ssさんです。
支笏湖畔にある「苔の洞門」近くの林道入口に車を止めます。
登山準備をして8:15分出発です。
ここからは林道をひたすら歩きます。
両側は植林された人工林です。
静かで風もないので身体が温まってきます。
衣服を調節しながら歩いていると林道が左に曲がります。
ほどなく、苔の同門の上流部に突き当たります。
ここを右に曲がり林の中を歩くのですが、至る所にピンクテープがあるので道に迷う心配はありません。
この林の中で面白いものを見つけました。
「猿の腰掛け」といわれるキノコの1種です。
この「猿の腰掛け」はガンに効くといわれています。
林を抜けると一気に視界が開けます。
外輪山とその奥には溶岩ドームが見えています。
ここでも面白いものを見つけました。
なんと、バスの停留所の標識です。
錆びているのですが、標識には「樽前山」と書かれています。
昔はここまでバスで登ってこれたようです。
ここに着いたのは10:10分、約2時間ほどかかりました。
ここから外輪山を登らなければならないのですが、雪の状態があまり良くないのです。
外輪山の上部には岩が顔を出しています。
昨年に比べると積雪量が、ぐんと少ないようです。
さて、どういうルートで登るか話し合います。
岩を避けるようにルートを取ることにして左にトラバース気味に高度を稼ぐことにします。
11:10分、約1時間ほどで外輪山の上まで登ってきました。
ここまで登ると風不死岳が見えますし、その向こうには支笏湖が見えています。
支笏湖の深いブルーが目を引きます。
外輪山の上は、一部凍っておりカリカリの斜面です。
おまけに風が吹き抜けるので寒くなってきます。
外輪山が間近に見えてきますが、噴出口は迫力満点です。
山頂への最後の登りは、カリカリでシールだけでは登れないようです。
スキーアイゼンを装着してアイゼンの歯を氷状の雪に差し込みながら登ります。
11:40分、ようやく山頂に着きました。
風が強いので風下に避難します。
天気はいいのですが、風の強さには閉口ですね。
さて、同行しているSsさんが海に向かって滑るというので私達は山頂下の風陰で待っていることにします。
カリカリの斜面では滑る気がしなかったのです。
沢状になっている斜面を一気に滑っていきます。
さすが若者です。
30秒ほどで沢の下部まで滑り降りてしまいます。
登り返しを待つ間、山頂から単独の男性が降りてきます。
その服装がまことにクラシックなのです。
ウッドシャフトのピッケル、秀岳荘製のヤッケにオーバーシューズ、ザックも秀岳荘製です。
これほど秀岳荘製の装備で決めている人にはお目にかかったことはありません。
私も若い頃は秀岳荘からピッケル(門田製)やザックを買い求めたことがあります。
しかし、これほど秀岳荘製を大事に使っている人を見たことがありません。
往年の岳人というスタイルですが、しっかりとした足取りで下山していきました。
さて、Ssさんが登ってきたので私達も山頂から降ることにします。
カリカリの斜面に気を付けながら滑ります。
所々凍り付いた斜面はものすごく滑ります。
雪面に顔を出している岩に気を付けて滑るので神経を使います。
外輪山は、風不死岳側に降り、そこから顔を出している岩を避けて滑ります。
外輪山の下で一休み、ここまで降るとあとは簡単です。
林の中までは少し開放した斜面があります。
この斜面を気持ちよく滑り、林道を歩けば、今日の登山は終わりです。
雪が少なく外輪山の滑降を楽しむことは出来ませんでしたが、勢いのある噴煙を見て自然の力を感じた1日でした。