井の中の蛙、カイラス山巡礼に挑む!

夢のカイラス巡礼を終え、登山を再開しました。山岳信仰の延長上に四国遍路、カイラス山巡礼があり、原点の登山に戻ります。

盛夏の大雪山をのんびり歩く!(1日目)

2018-10-16 09:42:56 | 大雪山系の山
 真夏の大雪山で風景と高山植物の花を楽しむために1泊2日でのんびり歩いてきました。
7月29日は、層雲峡から黒岳に登り、お鉢を時計と反対周りで周遊して北鎮岳に登ります。
そこからさらにお針の周りを歩き、旭岳の裏側(通称裏旭)にあるキャンプ指定地で1泊します。
翌30日は、朝一番で旭岳に登り、お鉢を歩き北海岳まで行きます。
そこからお鉢とお別れして白雲岳に登り、赤岳を経由して銀泉台に下山します。
銀泉台から路線バスに乗って層雲峡に戻るというのんびりした山旅です。

 今回の大雪山縦走は、神戸の山女(姉)と2人で歩きます。
彼女は大雪山は初めてであり、のんびりした山に行きたいとの希望でしたので高山植物を楽しむ縦走を企画しました。

 7月28日に札幌入りした彼女を29日の朝ピックアップして登山口となる層雲峡へ向かいます。
今日はいい天気ですので暑くなりそうです。
層雲峡からは、少し混み合っているロープウェイで黒岳の5合目まで、さらにリフトに乗換えて7合目まで行きます。
ここで登山届を出して、さあ、出発です。

 9:30分、ちょっと遅い時間ですが黒岳の山頂を目指して登ります。
    
    谷底に見える層雲峡の反対側にはニセイカウシュッペ山が見えています。

 ジグザグの登山道をゆっくり登ります。
さすがに真夏の日差しは強く、すぐに汗が噴き出てきます。
8合目で軽く休み、歩いているやがて9合目です。
    
    この岩が下に見えるようになると山頂はすぐ近くです。

 10:50分、黒岳山頂に到着です。
    
     はあぃ、山頂からは大雪らしい雄大な景色が目の前に広がります。

    

 軽く休み、こんな登山道をゆっくり下り、黒岳石室を目指します。
30分ほどで黒岳石室に到着、彼女は初めてですので石室の中を見せてもらいました。

 それからお鉢平の展望台へ向かいます。
この辺りから雄大な景色とお花畑の共演が始まります。
    

    

    

    

    
  
高山植物のお花が咲き乱れています。
群落の大きいのが大雪山の特色だと思います。

 12:25分、お鉢平の展望台に着きました。
    
     このお鉢平を見るたびに大雪山の大きさを実感させられます。

    
     そして、北鎮岳とそこまでの登山道も見えています。

 ここから先も、花、花、花です。
    

    

    

    

    

 左手にはお鉢平の雄大な景色、足元に広がるのは高山植物の大群落、癒しの時間が続きます。
北鎮岳の分岐にザックを置き身軽になって北鎮岳の山頂を目指します。

 13:15分、北鎮岳の山頂です。
    

 ここからの景観が、また素晴らしいのです。
    
    目の下には、今歩いてきたお鉢の展望台からお鉢平の全体が見渡せます。

    
     比布岳、永山岳方面です。

 いったん分岐まで下り、再度、お鉢平の周縁を歩きます。

    
    このお鉢の中に熊がいることがありますので目を凝らして歩きましたが、残寝ながら見つけることができませんでした。
そして、左奥のスカイラインに薄く見えている山がトムラウシ山です。 

 間宮岳まで歩いてきましたので、ここからお鉢の周縁と別れ熊の岳の横を通り旭岳を目指します。
    
     奥にみえる大きな雪渓のある丸い山が旭岳です。

 15:00分、裏旭のキャンプ指定地に到着です。
ここは風の強い場所ですのでテントを張る場所は石積みで囲われています。
先着者のテントが1張りあります。
少し離れた場所に私たちのテントを張ります。
ここはあまりテントを張る人がいませんので静かな時間を持つことができる穴場なのです。
水場は旭岳の斜面にある雪渓の水を使います。
トイレがないのが難点ですが、年間を通してもここでキャンプをする人が少ないのでそれほど問題にはなっていません。

 今夜はここでゆっくり休みます。
夜の星空を期待していたのですが、風が吹くと下から雲も上がってきて星空は見えませんでした。
私たちの後に数組の人たちがテントを張っていたようです。

 月もなく真っ暗で風の音がするだけの夜でした。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿