9月12日(木)
昨夜は18時過ぎに寝たので睡眠時間は充分ですが、疲れのためか何度も目を覚ましもっと寝ていたい気分が抜けません。
しかし、いつものように4時に起きます。
朝食をチャッチャカ済ませてテントを畳みます。
5:35分、いよいよ源頭部へ向かってさらにカウンナイ川を詰めます。
まだまだ水量は十分にあります。
朝一番は身体が固く動きが悪いので慎重に歩きます。
ようやく身体の動きも良くなってきたと思ったら目の前に大きな滝が見えてきました。
この滝は上下2段になっています。
左岸に捲道があるのでそれを使い登ります。
上の段の滝ですがなかなかの迫力です。
この滝を越えた滝口に大きなテン場がありました。
4~5人用のテントが十分に張れるほどの平らで立派なテン場です。
この先も少し細くなった感はあるものの水量の落ちない沢をドンドン登ります。
すると、先の方にオーバーハングした滝が現れます。
ここまで約1時間、この滝は右岸を高捲きます。
この滝を越えると、そこは、ミニ滝の瀬13丁となっています。
川幅一杯の滑滝となっているのです。
ここまで登ってくると沢の下流を見ると両側の山も見えるようになってきました。
そこは、紅葉が始まっています。
所々赤い色の葉が混じってとても綺麗です。
正面に見える平らな尾根は黄金が原でしょうか?
すっかり紅葉が始まっています。
やっと源流部に到着です。
しかし、ここからトムラウシ山への縦走路までが遠かった。
源流部も登山道ははっきりしています。
この先を右手の山を回り込むように登ります。
今登ってきたカウンナイ川の源頭部を振り返るとこんな具合です。
源頭部には雪渓が残っています。
このためツガザクラなどの夏の花がまだ咲いています。
こんな花々と紅葉が混在しています。
ここは綺麗でした。
小さな流れが溜まって池となっています。
その池に雪渓がありコバルトブルーに輝いています。
流れの両側には苔が深く輝く緑色で目を楽しませてくれます。
まるで、日本庭園のようでした。
ガスってくる登山道を歩いてるとやっと登山道に合流できました。
ここまで3時間ほど掛かりました。
ここで休憩を取り靴を沢靴から夏靴に履き替えます。
食べ物を少し食べて水分も補給します。
この先の稜線歩きは風が強くなりそうなので雨具も着ます。
今回は、この稜線との分岐からトムラウシ山を経由して三川台に下山することにしています。
天人峡に降りる方が時間的には早いのですが、途中登山道が水田のようになっている所があることと、On氏が三川台まで歩いたことがなかったためです。
ここからトムラウシ山へ向かって登るとすぐに右手から強い風が吹いてきます。
周囲はガスに包まれ視界は一気に落ちます。
フードの帽子が風で飛ばされるくらいです。
汗をかいた身体は一気に冷えてきます。
このままでは低体温症の恐れもあります。
岩だらけの登山道は視界がないと本当に危険です。
ルート表示があまり無いために注意しながら歩きましたが、時折、ルートが分からなくなります。
この区間は(北沼までの岩場)もう少しルート表示をこまめに付ける必要があると思います。
やっとの思いで北沼の横まできましたが、右手が風上なので顔を左へ向けて歩いていたのでSz氏に言われなければ湖面が分からなかったです。
ここで、トムラウシの山頂には登らず南沼のテン場を目指します。
このルートも風に吹かれながら歩きましたのできつかったです。
10:00分、やっと南沼のテン場に着ましたが視界があまり無いためよく分かりません。
でもとりあえず休憩を取ります。
お腹の中に行動食を流し込んで体力を回復させます。
しかし、体を動かしていないとすぐに震えが来るほどですのですぐに歩き出します。
南沼にある標識です。
ここから南沼に向かって降ると少し風が収まってきました。
ガスで視界がないのは相変わらずですが、雨も止み風が吹かなくなるとやっと一息付けます。
降るに連れて少し視界が開けてきました。
そこは黄金が原、紅葉が始まっています。
左手はカール壁のような急斜面です。
ここには大きな雪渓が残っています。
目の下には数個の池があり、まさに「神々の庭」にふさわしい光景です。
ガスがなければ目の前に大きなオプタテシケ岳が見えているのですが・・・
南沼から休みなしに歩いて11:50分、三川台に到着です。
ここでも休憩を取りましたが、身体が冷えると油の切れたように筋肉の動きが悪くなります。
そうそうに、歩き出します。
この先は辺別川の源頭部に向かって急な降りがあります。
その登山道が笹に覆われて足元がよく見えません。
両側に笹を手で掴み慎重に降ります。
さらに、降り終えると今度は兜岩の下をトラバース気味に登ります。
この登りが、今日最後の大きな登りと身体に言い聞かせて登ります。
後は細かなアップダウンが続きます。
14:05分、扇沼山に到着です。
しかし、ここも風が強いので少し降ったところで休むことにしてさらに降ります。
すると、下から登ってくる人達の声がします。
登山道の横で待っているとガイドさんを先頭に5人ほどの高齢な女性達でした。
扇沼山へ紅葉を見に来た人達でした。
笹原を越えると大きな岩が累々と折り重なっている場所があります。
この岩を慎重に降ったところで休憩します。
ここまで来ると後は難しいところはないので、ほっと一息です。
登山口に戻ってきたのは16:30分、日暮れ近くの時間となってしまいました。
今日は天気が悪く身体にはきつい下山でしたが、心の中は満足感で一杯でした。
今回は、長年憧れていたカウンナイ川を遡上できたのですから満足な山行でした!
昨夜は18時過ぎに寝たので睡眠時間は充分ですが、疲れのためか何度も目を覚ましもっと寝ていたい気分が抜けません。
しかし、いつものように4時に起きます。
朝食をチャッチャカ済ませてテントを畳みます。
5:35分、いよいよ源頭部へ向かってさらにカウンナイ川を詰めます。
まだまだ水量は十分にあります。
朝一番は身体が固く動きが悪いので慎重に歩きます。
ようやく身体の動きも良くなってきたと思ったら目の前に大きな滝が見えてきました。
この滝は上下2段になっています。
左岸に捲道があるのでそれを使い登ります。
上の段の滝ですがなかなかの迫力です。
この滝を越えた滝口に大きなテン場がありました。
4~5人用のテントが十分に張れるほどの平らで立派なテン場です。
この先も少し細くなった感はあるものの水量の落ちない沢をドンドン登ります。
すると、先の方にオーバーハングした滝が現れます。
ここまで約1時間、この滝は右岸を高捲きます。
この滝を越えると、そこは、ミニ滝の瀬13丁となっています。
川幅一杯の滑滝となっているのです。
ここまで登ってくると沢の下流を見ると両側の山も見えるようになってきました。
そこは、紅葉が始まっています。
所々赤い色の葉が混じってとても綺麗です。
正面に見える平らな尾根は黄金が原でしょうか?
すっかり紅葉が始まっています。
やっと源流部に到着です。
しかし、ここからトムラウシ山への縦走路までが遠かった。
源流部も登山道ははっきりしています。
この先を右手の山を回り込むように登ります。
今登ってきたカウンナイ川の源頭部を振り返るとこんな具合です。
源頭部には雪渓が残っています。
このためツガザクラなどの夏の花がまだ咲いています。
こんな花々と紅葉が混在しています。
ここは綺麗でした。
小さな流れが溜まって池となっています。
その池に雪渓がありコバルトブルーに輝いています。
流れの両側には苔が深く輝く緑色で目を楽しませてくれます。
まるで、日本庭園のようでした。
ガスってくる登山道を歩いてるとやっと登山道に合流できました。
ここまで3時間ほど掛かりました。
ここで休憩を取り靴を沢靴から夏靴に履き替えます。
食べ物を少し食べて水分も補給します。
この先の稜線歩きは風が強くなりそうなので雨具も着ます。
今回は、この稜線との分岐からトムラウシ山を経由して三川台に下山することにしています。
天人峡に降りる方が時間的には早いのですが、途中登山道が水田のようになっている所があることと、On氏が三川台まで歩いたことがなかったためです。
ここからトムラウシ山へ向かって登るとすぐに右手から強い風が吹いてきます。
周囲はガスに包まれ視界は一気に落ちます。
フードの帽子が風で飛ばされるくらいです。
汗をかいた身体は一気に冷えてきます。
このままでは低体温症の恐れもあります。
岩だらけの登山道は視界がないと本当に危険です。
ルート表示があまり無いために注意しながら歩きましたが、時折、ルートが分からなくなります。
この区間は(北沼までの岩場)もう少しルート表示をこまめに付ける必要があると思います。
やっとの思いで北沼の横まできましたが、右手が風上なので顔を左へ向けて歩いていたのでSz氏に言われなければ湖面が分からなかったです。
ここで、トムラウシの山頂には登らず南沼のテン場を目指します。
このルートも風に吹かれながら歩きましたのできつかったです。
10:00分、やっと南沼のテン場に着ましたが視界があまり無いためよく分かりません。
でもとりあえず休憩を取ります。
お腹の中に行動食を流し込んで体力を回復させます。
しかし、体を動かしていないとすぐに震えが来るほどですのですぐに歩き出します。
南沼にある標識です。
ここから南沼に向かって降ると少し風が収まってきました。
ガスで視界がないのは相変わらずですが、雨も止み風が吹かなくなるとやっと一息付けます。
降るに連れて少し視界が開けてきました。
そこは黄金が原、紅葉が始まっています。
左手はカール壁のような急斜面です。
ここには大きな雪渓が残っています。
目の下には数個の池があり、まさに「神々の庭」にふさわしい光景です。
ガスがなければ目の前に大きなオプタテシケ岳が見えているのですが・・・
南沼から休みなしに歩いて11:50分、三川台に到着です。
ここでも休憩を取りましたが、身体が冷えると油の切れたように筋肉の動きが悪くなります。
そうそうに、歩き出します。
この先は辺別川の源頭部に向かって急な降りがあります。
その登山道が笹に覆われて足元がよく見えません。
両側に笹を手で掴み慎重に降ります。
さらに、降り終えると今度は兜岩の下をトラバース気味に登ります。
この登りが、今日最後の大きな登りと身体に言い聞かせて登ります。
後は細かなアップダウンが続きます。
14:05分、扇沼山に到着です。
しかし、ここも風が強いので少し降ったところで休むことにしてさらに降ります。
すると、下から登ってくる人達の声がします。
登山道の横で待っているとガイドさんを先頭に5人ほどの高齢な女性達でした。
扇沼山へ紅葉を見に来た人達でした。
笹原を越えると大きな岩が累々と折り重なっている場所があります。
この岩を慎重に降ったところで休憩します。
ここまで来ると後は難しいところはないので、ほっと一息です。
登山口に戻ってきたのは16:30分、日暮れ近くの時間となってしまいました。
今日は天気が悪く身体にはきつい下山でしたが、心の中は満足感で一杯でした。
今回は、長年憧れていたカウンナイ川を遡上できたのですから満足な山行でした!