井の中の蛙、カイラス山巡礼に挑む!

夢のカイラス巡礼を終え、登山を再開しました。山岳信仰の延長上に四国遍路、カイラス山巡礼があり、原点の登山に戻ります。

神戸の山女を大雪山にご案内! その2

2015-07-22 19:04:09 | 大雪山系の山
 昨夜は少し寒く感じましたが、今朝もいい天気です。
さっそく朝食を済ませてテントをたたみ出発します。

 7月18日(土曜日)

 6:00分、黒岳キャンプ場を出発です。
   
   テントを張っていたのは10パーティほどでした。
  
 まずは雲の平を歩きます。
前方に長い列が見えています。
   
   約30人ほどのグループでした。
 追いついたので後ろを歩く人と話をしたら、このグループは岩手県から来たグループで30人ほどいるといいます。
ガイドさんが前後を固めてゆっくり歩いています。

 北鎮岳分岐手前にある雪渓の前で休憩するようですので先に歩かせてもらいます。
北鎮分岐にザックを置いて空身になって北鎮岳を目指します。
7:25分、北鎮岳に到着です。
   
   今日は天気がいいので360度の眺望が楽しめます。
   これから歩く間宮岳の方角です。

 ここからゆったり降ったり登ったりしてお鉢の縁を歩きます。
辺りは砂礫地でのでいろいろな花が咲いています。
   
    エゾタカネスミレです。
   
    エゾイワツメクサです。
   
    イワヒゲです。
   
    エゾイワツメクサです。
   
    クモマユキノシタです。
   
    チシマクモマグサです。
 いろいろな花を楽しみながら歩いていると間宮岳を通り過ぎ分岐に着きます。
 9:00分、間宮岳分岐です。
   
   間宮岳からはトムラウシ山が大きく見えています。

 ここから北海岳を目指します。

   

   
    エゾタカネスミレです。
   
 

 お鉢の中にヒグマがいるかもしれないと思い注意して見ながら歩いていましたが、今日はいないようです。
しかし、所々に咲いている花を見ながら北海岳を目指します。
   
 9:55分、北海岳に到着です。

 ここから白雲岳を目指します。
北海岳を少し降ったところにお花畑がありました。
   
   チングルマです。
   
   ハクサンイチゲです。
   
   エゾオヤマノエンドウです。

 お花を楽しいんでいると白雲岳の方からパトロールの腕票を付けた人が歩いてきます。
いろいろとお話を聞きますと、今年は低温の影響や7月に氷点下まで下がった気温の影響などで高山植物の育ちが悪く草丈も例年の半分ほどだといいます。
花の数も少なくなっているようでした。
コマクサの状況を聞きますともともと寒冷に強い花なので例年通りの咲き具合だといいます。

 高根が原の状況を聞きましたが、今年はまだ歩いていないとのことです。
さて、「ヤマテン」の天気情報では今日の午後は雨の予報です。
今日の予定は白雲のキャンプ場で1泊の予定でしたが、下山することにしました。
下山口は赤岳の銀泉台です。
ここに15:30分発のバスに乗ると層雲峡へ戻ることができます。

 まだまだ時間はたっぷりあります。
花を楽しみながら赤岳を目指します。
   
   
   旭岳と裏旭岳が作る長い雪渓の白と山肌の黒のコントラストがきれいです。
 
   
   ホソバウルップソウです。

 12:00分、赤岳に到着です。
   
   赤岳の山頂下に切れ込んでいる深い沢ですが、この沢を埋め尽くすほどの雪が消えずに残っています。

 ここからコマクサ平までいろいろな花を楽しみながら銀泉台を目指します。
   
   エゾコザクラです。
   
   ハクサンイチゲです。
   
   そしてコマクサです。

 コマクサ平に到着したようです。
登山道の両側にコマクサの姿が目についてきます。
   

そんな中、鳥が何羽も飛んでいます。
   
   ギンザンマシコです。
   
   ホシガラスです。

   
   今まで掛かっていた雲が晴れると第2雪渓と第3雪渓がよく見えています。

 コマクサ平のコマクサは今がピークです。
花の数だけでなく、花の色に葉の色が鮮やかで新鮮なのです。
思わずシャッターを切り続けました。
   

   

   

   

   
   それほど広くはないのですが、花の密度と株の大きさがいいですね。

 このコマクサを見たみいちゃんが感激しています。
白馬岳のコマクサよりも断然こちらの花の方がいいと絶賛です。
これほど喜んでくれるとは、この場所に案内して良かったと思います。

 銀泉台への降りでもまだまだ花が楽しめます。
   
    エゾツツジです。
   
   エゾコザクラのの群落です。
   
   分かりずらいのですが、ここで初めてアオノツガザクラのクリーム色を見ることができました。  

 これらの花を楽しんでいると銀泉台に到着です。

 14:30分、銀泉台に到着です。
バス乗り場に設置されているベンチには数人の方たちが座って待っています。
私たちはお湯を沸かしてお茶を飲みます。
そして、頭の中には層雲峡の温泉が浮かんでは消えています。

 1泊を短縮しての下山でしたが、みいちゃんは満足のいく登山だったので、よし!よし!ですね。


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2 コメント

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ありがとうございました。 (みいちゃん)
2015-07-22 20:20:50
コマクサ平のコマクサはすごいと思いますよ。けっこう広いと思うんだけどなあ。
白馬岳の群落はもっと急な斜面に咲いてるので、登山道から遠くて見えにくかったりするんですよ。近くで見えるのはそんなにないし。
ちょうど満開の時で良かったです。
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コマクサ平は・・・ (MIKO)
2015-07-22 20:55:25
コマクサ平は、ちょうど見頃を迎えたばかりの一番いい時期でしたね。
みいちゃんがあの花で満足してくれたから良かったのですが、私の心の中の風景では、高根ヶ原のコマクサの方が・・・
これは、見に行ってみなければどちらともいえませんね。

来年は、ぜひ、知床へ行きましょう!!
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