井の中の蛙、カイラス山巡礼に挑む!

夢のカイラス巡礼を終え、登山を再開しました。山岳信仰の延長上に四国遍路、カイラス山巡礼があり、原点の登山に戻ります。

今シーズン初めての黒岳!

2013-12-26 19:41:14 | 大雪山系の山
 今年の冬は、昨年と違って雪があまり降りません。
それでも、さすがに大雪山や十勝岳などにはスキーができるくらいの雪が降り積もっています。
そんな事で昨年同様、山スキーのシーズン初めとして黒岳に出かけてきました。

 札幌を朝6時に出発して登山口となる層雲峡温泉に着いたのは8時過ぎです。
コンビニで食料などを買い込み、8時40分のロープウェイで5合目まで上がります。
   
    このロープウェイで5合目まで一気に上ります。

ここからリフトに乗り換えてさらに7合目を目指します。
   
 するとどうでしょう。
雲がどんどん晴れて山頂がうっすらと見えるようになってきました。
この時期の黒岳には4年ほど前から来ていますが、山頂が見えなかったことはありません。
今日もこの天気だと山頂へ行くことができるはずです。

 7合目に着くと早速登山準備をします。
シールをスキーの滑走面に貼り付け身支度も整えます。
この黒岳は、5合目から7合目までがスキー場として整備されています。
   
   このようにきれいに整備されているものの、お客さんの姿が見当たりません。
皆さ~ん、このスキー場を貸し切りで滑ってみませんか!
天気がいいと本当に気持ちよく滑ることのできるスキー場ですよ!

   
    リフトを管理している従業員の方が写真を写してくださいました。
 左から、私、On氏、Sz氏、Hsさん、Sg氏です。

   
    スキー場から見た山頂への斜面です。
さあ、ここからは山ですので自己責任で登らなければなりません。

 今日は、ロープウェイを運営している会社の方が1名先行しているとのことでトレースを使わせてもらいます。

 雪質は最高の粉雪です。
右手の谷から、時折、強い風が吹いてきますが、メンバーの足がそろっているので順調に高度を稼ぎます。
   
    9合目に近づいたあたりの斜面です。
このあたりまで来ると斜面の傾斜がきつくなっているため喘ぎ喘ぎ登ります。
時折、強い風が正面から吹いてきます。
どうやら風が山頂を中心に巻いているようです。
強い風にバランスを失いそうになり、ストックをしっかり雪面に刺し足を踏ん張って耐えます。
     

   
   招き岩が見えて来ると9合目です。
さあ、もう一息で山頂です。
この辺りから斜面は堅くクラストしており、スキーアイゼンの歯を雪面に食い込ませながら慎重に登ります。
   
   
   やっと、山頂に到着です。

 しかし、ここは右手から強い風が吹いています。
左手にある小屋の陰に隠れながらシールを外し滑走の準備をします。
山頂には先行していたりんゆう観光の方が休んでいました。
トレースのお礼を言って私も滑走のための準備をします。

 風が強いので持ち物を吹き飛ばされないように細心の注意を払います。
ヘルメットを被りゴーグルを付けると準備完了です。

 ここからは、仲間の滑走をユーチューブにアップしましたので見てください。

2014年シーズン初めての黒岳!


 山頂から続く沢を滑り降ります。
この沢には、本当に軽い粉雪が降り積もっており、気持ちよく滑ることができます。
あっという間に半分ほど降ってしまいました。
あまり降りすぎると登り返しがきついので、いったん、スキー場が見える斜面まで移動します。

 そこからスキー場まで降り、元気のいいメンバーでもう一度登り返します。
この雪質を目の前にして、このまま帰る気がしなかったのです。
肩と呼ばれる地点のすぐ下まで登り返して、もう1本滑りを楽しみます。

 この1本を滑り降りるには私の足は限界に近づいていました。
太ももの筋肉が悲鳴を上げています。
それをダマしダマし滑るのですが、スキー場を滑っているときは痛くてひざを曲げていられないくらいです。

 何とか、ロープウェイの駅に到着!
足はガタガタでしたが、とても楽しくスキーができたことに満足です。
   
   
    夕日に輝くニセイカウシュッペ山です。
  

今シーズン初めての白井岳!

2013-12-21 21:21:49 | 札幌近郊の山
 今シーズン初めての山スキーに出かけてきました。
場所は札幌近郊にある白井岳です。
この山は、札幌国際スキー場と沢を挟んだ向かいにあるため天気が悪い時などはスキー場でスキーの練習ができるという利点があります。

 さて、今日は三連休の初日、駐車場はいつも以上に車があふれています。
センターハウスのトイレを借りて出発です。

 沢沿いに歩いて渡渉点へ行きますが、なんと沢水が音を立てて流れています。
   
   この場所がいつも利用する渡渉点なのですが、御覧のように沢が出ていて渡ることができません。
   (歳が明ければ写真の一番高い所に雪でスノーブリッジを造ってくれます。)
このまま帰るのは、ちょっと癪なので未練タラタラで沢に沿って下ります。
すると、どうでしょう、何とか沢を渡れそうな場所を見つけました。

 ここを何とかスキーで渡ってほっと一息!
しかし、いつもよりずいぶん下の方で渡渉したため雑木林の斜面を登らなければなりません。
小さな沢を3本ほど越えて歩きましたが、今年は雪が少ないために下枝が邪魔になってなかなか進まないのです。

 天気は曇り空で上空には厚い雲が棚引いています。
一息ついたところで沢の向こう岸を見ると札幌国際スキー場のコースが見えています。
   

 この、正面に見える斜面をよく滑りに来ます。
   
   しかし、この様子ではまだまだ雪の量が足りないようです。

 ここから左手にある沢の右岸にある尾根を朝里岳からスキーで下ってきます。
   
   この尾根は、上部に立木がなく開けた斜面となっているのでスキー場のように滑ることができます。
おまけにふかふかのパウダーを楽しむことができます。

 この斜面を見ながら登っていたのですが、残念ながら雪の量が少なく下枝が邪魔になる斜面では降りのスキーも楽しめません。
2時間ほど歩いたので今日はここで帰ることにしました。

 帰り道、渡渉点を何とかスキーを履いたまま渡ろうとしましたが上手くいかず、仕方なくスキーを脱いで対岸へ投げ、浅い所を選んでスキー靴のまま渡渉しました。

 この様子では、もう二度ほど吹雪が来ないと白井岳を楽しむことはできないと思われます。
  

飯舘村へ除染に来てみた! その6

2013-12-15 17:59:12 | その他
 やあやあ、やっと手にした放射線管理手帳です。
   

 除染作業や原発など放射線の影響を受ける仕事をした場合、放射線リスクを管理するために「放射線管理手帳」を交付するようになっています。

 この手帳の交付を受けるために除染作業に入る前と後には必ず内部被ばく線量などの計測が行われることとなっています。
私は、WBCといわれる計測器によって飯舘村での作業前と後に計測を行っていました。

 仕事を終えて札幌に帰ってきましたが、この手帳がなかなか手元に届きませんでした。
雇用先の会社に照会したのですが、梨の礫です。
やむなく、雇用先の下請け会社に手紙を書いたのですが、そこでやっと反応がありました。

 下請けの建設会社からは、元請けに発行するように話してあるので時間が掛かるので待ってほしいとのことでした。
この連絡を受けて3カ月、やっと手元に手帳が届きました。

 私が、なぜ、この手帳の発行にこだわるのかと言いますと、除染作業や原発で働いたことがあるにもかかわらず、この手帳を所持していない者は、次にこれらの作業に携わることはできないということです。
なぜかといいますと、手帳を所持していない者は何らかのトラブルを起こして円満に退社していない可能性があると見られるからです。

 こんな、トラブルを起こす可能性のある者として手帳を持っていない者が見られるからです。
こんな事情があるのでこの手帳をなんとしても手に入れたかったのです。
   
    記載内容はこんな風に書かれています。


 さあ、これで来年も何とか原発での仕事に向けて頑張りたいと思います。

卓上カレンダーを作る!

2013-12-09 21:50:18 | その他
 12月を迎えるとそろそろ来年のカレンダーを用意しなければなりません。
私が普段使っているカレンダーは、壁掛用で月めくり12枚の写真があるものです。
この日にちの部分を利用して予定を書き込んでいます。

 山岳雑誌を見ると山を題材にしたカレンダーは沢山あるようです。
そこで、昨年から自分が登った山を題材にしたカレンダーが作れないか考えてみました。
卓上カレンダーなら簡単に作れそうですので作ってみました。
毎年、山に登るたびに写した写真はそれなりの量があります。
年間分12枚くらい何とかものになる写真があるはずだと思いました。

 これが今年作った卓上カレンダーです。
   
   写真はA5サイズで玉(カレンダーの曜日と日にち部分)はネットからダウンロードしました。
(1年の最初の月は、冬の日高幌尻岳です。)

 12枚の写真は、サイズの関係(横長の写真)からトリミングが必要です。
縦位置で写した写真は使えません。
結局、次の写真をカレンダーに使うこととしました。
   

   

 これらの写真は、日高の山とクワウンナイ川で写したものを採用しました。
この1年間に行った山を思い出すと、やはり、日高の山とクワウンナイ川が一番印象に残るからです。

 皆さんも、ぜひ、自分が登った山を題材にカレンダーを作ってみてはいかがでしょうか。


新しい友達を購入!!

2013-12-04 08:46:21 | その他
 札幌も12月になると近郊の山が白くなり、いよいよスキーシーズン間近となってきました。
今シーズンは、山用のスキーを一新しました。
おそらく、これから生涯の友となるスキー紹介します。

   
   手前にあるスキーが今回購入したスキーです。

 今まで使っていたスキーは、単なるカービングスキーにディアミールの金具を付けたものです。
山用のスキーを使ったことがある方はご承知かと思いますが、ディアミールの金具は、歩く時の支点が靴の爪先より前にあります。
そのため、スキーで歩く時は、普通に歩いている時と違い違和感があります。
   
   
 今回購入したスキーの金具はTLTですので靴の爪先に支点があります。
このことによって、より普通に近い感覚で歩けるはずです。
おまけにスキーの板全体がロッツカー(スキー板の表面側に上ソリしている。)していますので深雪でスキーが雪の中に刺さってしまうことが軽減されます。

   
    両側にある爪で靴先にある支点を挟みます。

   
    踵側は2本の爪で滑る時は靴を固定します。

   

   
    スキー靴も爪先と踵部分に専用の金具が着いています。
もちろん、普通の金具にも適用していますので、ゲレンデ用のスキーにも使うことができます。

 今回、スキー1式を更新しましたが、数十年振りの購入となりました。
今まで使っていたスキーは中古品を買い求め、そのスキーにディアミールの金具を自分で取り付けたものです。

 さあ、この冬はこの新しいスキーで思う存分深雪を楽しみます!!

   ここで2013年のシーズンに朝里岳から朝里岳沢に向かって滑った動画を貼り付けますので見てください!


今シーズンは、この滑りがどう変わるか??
 楽しみです!!


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  試乗結果

  12月11日、札幌近郊にある札幌国際スキー場にてこのスキーを試乗しました。
 その結果ですが、非常に満足のいくものでした。

 コース横にある新雪を滑るとロッカーしている効果でスキーの先端が雪の上に出てきます。
そのため、ストレスなく曲がることができます。
たた、ロッカーの効果でコース内に吹き溜まっている雪もスムーズに乗り上げるためスキー操作が非常に楽です。

 最後にカリカリの斜面ですが、スキーのセンター幅があるためエッジの利きがよく横滑りしません。

 総合的に見て、滑るだけならもう少し長いスキーの方がより安定感があると思います。
しかし、私の場合には、このスキーで山に登らなければいけませんので歩くという場面での取り回しも考える必要があります。
TLTの金具はデアミールと比べるとスキーを歩くモードから滑走モードへの切り替え時、いちいちスキーから靴をはずさなければいけないという欠点があります。

まあ、これには慣れるしかないのですが、総合的に考えて満足の行くスキーだと思います。