ねぇさん日記

ねぇさんの「寝言は寝て言え!」的酔っ払いのつぶやき
<2004.10.29~>

リュート

2008-08-31 11:00:07 | 日記
昨晩は、T家にお邪魔して手料理をご馳走になる。

ひとしきり食事して飲んでえぇ気分になったところで、
三男坊のナオ君が習っているという「リュート」を演奏して聴かせてくれた。

このリュートという楽器、
元々はアラビアが起源で、
それが中世にヨーロッパに伝わり、独自の変化を遂げていったらしく、
シルクロードから日本に渡ったモノが琵琶の祖先であるらしい。

実は小さい頃、「小磯良平」氏の絵画の中で、
このリュートという楽器を目にしたことがあって、
幼心にその変わったスタイルに対して
「なんじゃこりゃ?」と頭の片隅に残っていたのだが、
それが昨晩、実際に目の前に現れ、手にし、ボロロンと弾いたりして、
最後にはナオ君の演奏でクライマックスを迎えたというわけで。

音色的には短調で物悲しい雰囲気を醸し出すこのリュート、
目をつぶっているとまるでヨーロッパのどこかの教会で
ステンドグラスから差し込む光の中にいるようで、
それはイメージ的に「フランダースの犬」っぽく(笑)。

柄にもなく神聖な雰囲気になって、
ふと手元を見ると、握り締めているのは焼酎の水割りグラスだったりして。

現実はもっと物悲しかったりする(爆)。

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目標

2008-08-30 09:26:01 | 日記
足元ばかりを見ていると方向性がわからなくなる。
遠くの方を見ているとつまづいたりする。

どっちもイヤやなぁー、と
どっちつかずでいると、不安になる。

ほな、どないすんねん。
と自問自答。

とりあえずは近くにある電柱目標くらいで。

小学校のときにじゃんけんで負けたもんが荷物持ちしたときのあの感覚。

あそこまでがんばったら!ってね。
コメント (2)
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夏の残り香

2008-08-29 08:09:12 | 日記
うちの近所に結構大きな公園がある。

休日には野球少年が野球をしたり、
朝な夕なには犬を連れた散歩人が行きかう、そんな公園なのだが、
ここ数日、夜になるとプチ花火大会が催される。

それもうちの窓から見えるような打ち上げ花火ではなく、
ヒューっ!という音がしたときには既に遅し。

それが延々と12時頃まで続くのだが、
はっきり言ってこれって迷惑行為。

匂いだけ嗅がされて、実物はお目にかかれないなんて。
っつぅか、匂いも来ないんだけどね。

流石に花火を昼間にする気分にもならんやろし、
来年まで置いておいたら湿ってしまうかもしれんのはわかるけど、
忘れた頃にパンっ!と上がる「音」だけの花火ほどさみしいモノはない。

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ツー

2008-08-28 08:22:40 | 日記
昨日の日記の続きなんやけど、
ここ数日、帰宅するとハマキンのCDを聴きながら夕飯の支度をして、
ハマキンのCDを聴きながら食事をする、という日が続いている。

んで、思ったのは、
公衆電話、って最近使わへんなぁ~、と。
(歌詞に公衆電話がどーのこーの、と出てくるので)。

その昔、当然に携帯電話とかなくて、
出先から誰かに連絡する術は公衆電話だった。

10円しか入れずにダイヤルすると、
繋がったときに「ツー」という音がしたりして、
それを聞いたこっちは、
3分という枠の中でなにを喋ればいいのか、なんて思ってる間に
3分経ってしまったりして。

両替した硬貨が次々と落ちていく音を聞いて
すごく切ない思いになったり、
うしろに電話かけたい、と待ってる人がいるから切らないといけなかったり。

自由にならないもどかしさ、みたいなもんを感じていたあの頃(遠い目)。


携帯電話は通じるか、通じないか、のどっちかだ。
まぁ、たまにあるのは電池切れで切れるくらい。

そこに情緒なんてない。

携帯電話で切ないラブソングは作れそうにないなぁ。

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収支

2008-08-27 08:15:12 | 日記
高校から大学にかけてどっぷりはまっていた「濱田金吾」。
当時はレコードをレンタルしてきて、カセットテープに録音して聴いていた。

時代の流れとともに、レコードはCDに、
カセットテープレコーダーは我が家からなくなり、
ハマキンのテープも処分してしまったのだが、
先日、ハマキンのCDを手に入れることができ、
久しぶりに彼のハスキーボイスを耳にすることになった。

そのメロディーの懐かしさに震え、
その歌詞のハードボイルドさに身悶えて。

これを聴いていた十代のワタシはいったいナニを考えていたのだろう?
と、考えたりして。

きっと、あの頃のワタシは何かに憧れて、
きっと、なにもわからないまま、わかったフリをしていただけに過ぎず。

それをわかっただけに、
ちょっと古くさいメロディーを聴きながら
今のワタシは照れくさい歌詞に紛れもない「今」を感じて、
過去と現在の収支を合わせているような、そんな気がして。

ワタシの中ではハマショーではなく、
ハマキンが間違いなく青春の一ページなのかもしれない。
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いきなり

2008-08-26 08:31:12 | 日記
オリンピックの選手が続々と帰国し
いろんな番組に出ているのを見ると、
「疲れてるのにかわいそうに」と思ってしまう。

柔道なんてずいぶん昔のことのような気がするが、
あれはたしかまだ夏の真っ盛りの頃で、
お盆が終わったと思ったら、
今年の夏はいきなり終わってしまったような感じがする。

それは季節のうつろい、というような情緒のあるものではなく、
なにかのページをめくったかのようなそんな感じで。

朝、シャワーを浴びて出てくると肌寒い。
そんな火曜の朝。

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さて、月曜日。

2008-08-25 08:29:56 | 日記
オリンピックも夏のイベントも終わり、
気だるい疲れが全身を包んでいる。

目や耳から入ったいろんな情報は頭に集積され、
牛のように反芻中。

「ワタシはワタシを含む環境のことである。」
「自分のためにしたことが<我々>のために成り得るシステム。」
「人生とは戦いである。なにかと戦っていないとつまらない。」

この三つが繋がりを求めて漂っている。

そんな月曜の朝。

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帰宅

2008-08-24 15:30:15 | 日記
この週末は、姪っ子と一緒に浅草へ。
桃さんの勉強会に参加して、
懇親会はお約束の「浩司」。

オトナな集まりのどこが楽しいのかわからんが、
去年参加してからすっかりメンバー気取りの姪っ子と
ほぼ24時間の滞在でどこにも立ち寄らずさきほど帰宅。

新しい出会いあり、懐かしい再会あり、で
頭と身体は心地よい疲れに包まれている。

それにしてもやっぱり大阪は暑い。

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常識

2008-08-23 09:25:09 | 日記
昨晩は梅田ビルボードでの「フライド・プライド」ライブへ。
GWの高槻ジャズフェス以来なので、3ヶ月ぶり。

今回のライブは金曜の2ndということもあってか、
全体的に年齢層が高め。

法人会員の優待券を使って来てる人もいるようで、
あっちこっちで「どうもはじめまして」とか自己紹介が聞こえる。

同席したは、以前のブルーノート時代に
偶然同席になってライブ話で盛り上がって以降、
すっかりライブ仲間になった30歳前後のカップル。

彼らは今年の12月に結婚するそうで、
久しぶりにあった親戚のオバちゃんのようにちょっと感動したりして(笑)。

そんなこんなでライブは始まり、
それはもうシホちゃんのシャウトも、
横ちゃんの超絶ギターテクも最高だったのだけれど、
ステージ下手に陣取った女性が
演奏中ずーっと喋りっぱなしで、
それが気になってイライラ。

アップテンポな曲ならまだしも、
しっとり聞かせるバラードの間もその女性の声が耳に障る。

何度もにらみをきかせてみるが、
(まわりの人も同様だったようだ)
当の本人は一向に気にする気配もなく。

何ヶ月ぶりかでこの日を楽しみにして
身体中の全神経を研ぎ澄ませている人もいるというのに、
どこかの法人会員のチケットでフラっとやってきて、
まるで自分ちのリビングのような振る舞いをするなんて、
ライブ全体の雰囲気が悪くなったような気がして
ちょっと興ざめした。

途中、シホちゃんもそっち方向を睨みながら歌ってたような気がしたのはワタシだけか?

なんにしても、常識のない大人が多すぎる。

そんな雨の土曜日の朝。
いまからおでかけ。

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2008-08-22 08:24:46 | 日記
前任者からの引継ぎでうっかりというか、
すっぽりと抜け落ちていた部分があって、
それについて、なにがどこにある、とか、
これはどないする、とかがまったくわからないまま
顔にマジックで「??」と書いた帰国子女のような日々を過ごしていた。

わからんことは恥ずかしがらずに聞く。

若いときにはなぜかなかなかでけへんかったことが、
ここまで年を重ねると、面の皮が厚くなるっちゅうか、
「だって知らんねんも~ん」と開き直りの早い事。

そんなこんなでここんところ、
役所に出向いて質問したり、
社会保険労務士の先生に電話したり、
税理士の先生にメールで相談してみたり、な毎日。

そんでもって、書棚の中にどっさりと積んである封筒を
おそるおそる開けてみて、その意味を考えたり、
元帳とにらめっこしてみたりしているうちに、
ふとひとつひとつの点に関連性があるような気がして、
自分なりに流れを書いてみたところ、点と点が繋がって線になった。

まだ一番最後の点だけが点滅中なのだが、
それも繋がる日はそう遠くないはず。

線と線が交錯して、
空間で考えられるようになるのはいつの日か。
コメント (4)
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