ねぇさん日記

ねぇさんの「寝言は寝て言え!」的酔っ払いのつぶやき
<2004.10.29~>

朦朧

2009-02-28 09:25:16 | 日記
昨日の日記の続きになるが、
当時「ハルシオン」という薬を処方されていた。

その他に麻酔のような注射もうたれていたし、
それだけでも十分なのに、
アルコールを飲んだりして、
現実から逃れようとしていたのだが・・・

先日のN川さんの朦朧会見を見て、
ワタシもここまではいかへんかったよなぁー、と思った。

いゃ、自分で思ってるだけで、
他の人はえらい迷惑蒙ってたのかもしれんが。

なんにせよ、あの画像を見る度に、
なにか締め付けられるような気分になるのはたしかである。

彼にそのつもりがあったにせよ、
なかったにせよ。
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暗くて重い吐露

2009-02-27 09:55:28 | 日記
ずーっと目を逸らし続けていた過去の事実に
ひょんなことからふと向き合ったとき、
思いのほか、動揺せずに歯を食いしばっていられる自分に気づく。

これも月日のなせるワザか。


なんの予告も、そんなつもりもなく
さらっと昨日の日記に書いてしまったが、
今のワタシを見て、昔のワタシを想像できる人は少ない。

「DV」って今でさえ結構認知されている言葉だけれど、
その当時はいったいなにが起こっているのかさえ、わからなかった。

 ◇

それはワタシがまだ二十代の頃、
あまり深く考えもしないで、ある人と結婚した。
(あぁ、とうとう書いてしまった)。


最初のうちはよかったのだが、
そのうち、なにか気に入らないことがあると、
なんでもワタシのせいにして責める日が続くようになった。

賞味期限内の牛乳から異臭がすると、
「俺を殺そうとしているのか!」。

風呂の湯が冷めていると
「風邪をひかそうとしているのか!」。

ワタシの意思など関係なく、
なにもかもマイナスに流れていった。


自分の出世のために「離婚」はマイナスになるので、
「お前が死んでくれたら、みんなに同情されて、一番いい」という
なんだかわけのわからない結論が彼の中で出たようで、
それ以降、ワタシが出かけようとすると
「電車に乗るときにホームの後ろから突き落としてやる」とか
「車のブレーキに細工しておいてやる」とか...

悪夢の始まりだった。
電車にも車にも乗れなくなった。

それでも親に心配をかけたくなくて、黙っていた。
いゃ、正確には言ったのかもしれないが、
信じてはもらえなかった。


ある日の夕方、窓の外で木の葉が風で揺れているのを見て、
いきなりワタシの心は壊れた。

言葉が出なくなり、耳鳴りがして、手が震えて、眠れなくなった。


数日後、横になっていると、
顔にいきなりクッションを押し付けられ、
息ができなくなり、意識が遠のいていくときに、
「こんなやつに殺されるのは嫌だ」と腕をはらいのけた。


そして、ある駅で飛び降り未遂。

「死にたい」と思ったわけじゃなく、
「もう生きていられない」と思ってしまっていた。


その一件で実家に強制送還。
ワタシのまわりは真っ白な世界になり、
幽閉状態の中、薬漬けの生活。

 ◇

そこからどれくらいかかって、
どうやって復活したのか。
自分でもよくわからない。

たぶん、まわりの人が広い心で支えてくれたからだと思う。
今更ながらに感謝、である。


自殺なんてするもんじゃない。
与えられた命は、ただそれだけでありがたいものだから。

今はそう思う。

 ◇

日記を書き終え、
「投稿」のボタンを押すのをためらっている。

昔の自分を冷静に見つめられるようになったはずなのに、
やたら息苦しい。

まだ、自分の中に弱い部分が依然としてあるのは感じる。
けれど、そんなワタシともうまくつきあっていかなくっちゃね。

 ◇

このブログを始めた当初の目的は
「自分を晒す」ということだった。

その点から言えば、ようやく、という感がせんでもない。
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二十四年

2009-02-26 08:34:43 | 日記
別れて二十四年経ったお騒がせ芸能人カップルが
再会して十日あまりで結婚したというニュースでテレビは盛り上がっている。

彼らにとって二十四年という月日は
再会のための序章だったのか。

トレードマークの長い髪に、
どっかから空気が抜けてるような彼女と
五十を過ぎてペアルックを着て鼻の下を伸ばす彼。

他人の恋愛なんてどうでもいいのだが、
ワタシに理解できないのは、
彼らが別れた理由の一つが彼の「DV」だったということ。

思い出したくはないが、ワタシも「DV」を受けた過去がある。

それを記憶の中に閉じ込めて、
蓋をして、コンクリートで固めて、
二度と目にも耳にもしたくない、と思っていた。

はっきり言ってその相手がいま生きていようが、
死んでいようが、関係ない。

それくらい忌まわしい記憶なのである。

が、彼女は体調を崩している彼に二十数年ぶりに連絡をして、
恋愛の続きを始めたというのだから驚きだ。

人はそれを「運命」というのかもしれない。
男と女は不思議な縁で結ばれているのかもしれない。

が、どうであれ、暴力を相手に向けるのは許されない。

ワタシは決して許さない。

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春雨

2009-02-25 08:44:55 | 日記
・・・と言っても食べ物のほうじゃーなく。

ここ数日、しとしとと降り続く雨。

なんの予定もなければ、雨は嫌いではない。

乾燥してる空気とか、
澱んだものを洗い流してくれるし、
夜中に窓をポツポツと叩く雨音は子守唄のようで心地いい。

雨上がりの空気は新鮮で思わず深呼吸したくなるし、
この時期の雨は「春」を呼んでくる。
(花粉も呼んで来るのはありがたくないが)。

雨の止み間に窓を開けると、
「うぐいす」のまだ慣れない鳴き声が聞こえてきた。

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明るいニュース

2009-02-24 09:06:01 | 日記
ここんところ、中川さんの朦朧会見やら
麻生さんの揚げ足取りやら
自分の国のことながら、
「他人事」として目を逸らしたくなるような
暗くて情けないニュースばかりだったところに
飛び込んできた「おくりびと」オスカー受賞。

日本がオスカーをとれるとしたら
時代劇かアニメという今までの印象をくつがえす嬉しいニュース。

生きていれば必ず誰しもが向き合わないといけない「死」を題材にした
内容的には決して明るいものとはいえないものだが、
「納棺師」という日本独自の風習を
海外の人が受け入れたというのは驚くべきことだろう。

こうして日本に住まうワタシでさえ、
そのような仕事があるということを知らずに今まで生きてきたのだから。

機会があれば是非観てみたいと思う。

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ポジティブシンキング

2009-02-23 09:38:07 | 日記
生きていればいろいろある。

悪いことをあげつらえば、キリがない。

でも、その中でもラッキーなことに目を向け、
いまできる可能性から近い目標を設定し、それに向かって努力し、
達成できたときに喜び、楽しみを見つける。

同じ生きてるんなら、できるだけ笑ってたいもんね。

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涙腺

2009-02-22 08:47:08 | 日記
最近、なにかにつけて涙脆くなったなぁー、と実感することしきり。

涙にはいろんな種類がある。

感動・感激・嬉涙・悔し涙・哀しくて・おもろすぎて…

年をとるといろんなところが緩んでくる、のかもしれんが、
ドラマの予告だけで涙ぐむのってどうよ?!って感じの今日この頃。

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ここだけのハナシ

2009-02-21 08:09:28 | 日記
・・・と話したつもりのことが、
思わぬところから、思わぬところへ広まり、経由し、
「ここだけのハナシ」がブーメランのように戻ってきた。

しかもなんだかちょっと脚色されていたりして(驚)。

たぶんそれぞれ「ここだけのハナシ」と話しているのだろうが、
その時点でもう「ここだけ」じゃなくなってるからね(汗)。

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事情

2009-02-20 08:02:03 | 日記
ここんところ、父の蔵書を借りて帰っては読んでいるワタシに
先日、父が貸してくれたのが、夢枕獏氏の「神々の山嶺」。

ほんのさわりを読み始めたのだが、
その中から心にとまった一節を引用。



人は、色々な事情を抱えて生きているものだ。
そういう事情に、ひとつずつ、きっちり決着をつけながらでなければ
次のことを始められないというなら、
人は何も始めることなどできないのだ。
人は誰でも、様々な事情を否応なくひきずりながら、
前のことが終わらないまま、次のことに入ってゆくのだ。
そうすることによって、風化してゆくものは風化してゆく。
風化しきれずに、化石のように、心の中にいつまでも転がっているものもある。
そういうものを抱えていない人間などはいないのだ。



先月末に受験した試験の合格証が届いた。

だから、どうだってことはない。
いゃ、嬉しいには違いないが、
こんな資格をとったからと言って、
すぐになにかが好転するものではない。

ただ、今までとまったく違う分野を知る、と言う点では
自分にとってまったく意味がないわけではないと思う。

そんないろんな事情をひきずりながら、
次に向かうことにする。

それにもまた意味があるかどうかなんてわからない。
理由はあとでなんとでもつけられるものだろうから。

とにかく動き続ける。
そうでないと不安だというのが一番のような気もするけれど。

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寄り道

2009-02-19 08:30:51 | 日記
大学受験をした甥っ子の発表があり、
残念ながら、な結果だったらしい。

ま、長い人生、寄り道もありやわね。


前々から甥っ子がmixiをやってる、というハナシは聞いていたのだが、
先日、兄貴から甥っ子のHNを教えてもらい、
その日記を覗いてみた。

彼は日記を公開していて、
それを兄貴も兄嫁もたまに読んだりしている、とのことで、
それだけでも驚きだったのだが、
その内容を読んで、衝撃をうけた。

「感受性」が溢れるような。
尖った感覚で自分をも傷つけてしまうような。
うまく丸めようなんてずるさなんてまるでない、勢いが迸る、
なかなか文才のある彼の違った面に向き合ったとき、
自分がいかにも「オトナ」な顔をして、
「そこそこの人生」を勧めようとしていることが恥ずかしくなった。

「今」しかできないことをやれる幸せ。
それを理解して見守ってくれる家族がいる幸せ。

彼はきっとそんないろんなもんを背負って、
ワタシが思うよりもずっと「オトナ」になっていくのだろう。

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