ねぇさん日記

ねぇさんの「寝言は寝て言え!」的酔っ払いのつぶやき
<2004.10.29~>

切り替え

2008-06-30 09:04:38 | 日記
6月も今日で終わり、
今年も半年が過ぎようとしている。

3月末で退職したが、最後の一ヶ月は有給消化だったため、
この半年のほとんどは自宅待機状態で、
朝何時に起きる、とかそういうくくりもなく、
めざまし見て、特ダネ見て、ヨガやって風呂入って、
いいとも見て、徹子の部屋見て、昼寝するともう夕方で、という
なんとも起伏のない生活が日常になりつつあった。

元々、ちょっと引きこもり気味の体質であるワタシの身体は
そのぬるま湯のような快適さに慣れきって、
そこから抜け出すきっかけみたいなもんを探すフリをしながら、
どっかで先延ばしにしたい、と思い始めている自分に気づいたんかもしれん。

明日からは社会生活復帰である。
今では非日常になってしまったかつての日常と、
ぬるま湯の日常の切り替え。

すっかり常連になりつつあったハローワークに
最後の出頭に行ってこよう。
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蜘蛛の糸

2008-06-29 12:46:50 | 日記
140Bのアオヤマ女史の激烈な絶賛で初めて知って以降、ハマッた黒川博行さんの本。

あれから4ヶ月ほどで我が家の本棚には
15冊を超える黒川氏の本が並ぶまでになり、
すっかりフリーク気取りのワタシは
「これ、おもろいで」などと友人に貸し出したりする始末。

そんな中、新刊「蜘蛛の糸」が発売された、という情報を
これまたアオヤマ女史のブログで知り、
そら早速手に入れなあきまへんなぁー、と
(近所の本屋に出向けばいいものを)
Amaz○nの「お急ぎ便」で発注し、早速手にした次第。

お約束の半身浴に持ち込んで読み始めるも、
あまりのおもろさに、
このまま読み続けたらノボせて倒れてしまうかもしれん、と
楽しみはあとにとっておくつもりで二編目で本を閉じる。

それにしても、世の男の単純さったら、
おかしいやら情けないやら、で
それがまた可愛く思えたりするのかなぁー、などと
子供も産んだことないくせに、妙な母性愛を感じたりして。


「蜘蛛の糸」といえば芥川龍之介を連想するが、
黒川博行氏の「蜘蛛の糸」には
メス蜘蛛の吐いた糸に吸い寄せられるかのような
オスたちの欲望を垣間見るような気がする。

それはホンマに人間的で、
現実の世界に垂れ下がる糸である。

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引力

2008-06-28 10:21:18 | 日記
ふとカレンダーを見れば
6月も今日を含めて残すところあと3日である。

思えば会社を辞めて丸3ヶ月。
その間、いろいろドタバタはあったが、
とりあえず来月からまた「建築」関係の世界に入ることとなった。


先日、実家に帰った際、
父に再就職の報告をしたのだが、
また懲りもせず建築会社に勤めることについて、
「結局、ワタシは建築の世界が好きなんやと思うねん」と言うと、
これまたずーっとその世界で生きてきた父はなにも言わず黙っていた。

その空白の時間は
否定されたわけでも、
肯定されたわけでもなく、
「お前如きになにがわかんねん」と鼻で笑われているような気さえした。

小さい頃から身の回りに普通にあった「住まう」ということに携わる家業は、
「女のお前には入ってこられへん世界や」と
どこかで線引きされているのを感じていて、
それをわかっていながらも、
結局はその世界に近づいてしまう引力のようなものもたしかにあるような気がするのである。

帰る間際に「まぁ、よかったんちゃうか」とポツリと言った父の言葉に
「うん」としか返せなかったが、
「蛙の子は蛙」であるように、
泳ぎ方は思い出せそうな気がして、なんだか笑えた。
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勘違い

2008-06-27 09:32:11 | 日記
先日、かん兵衛んとこの会社のHPで90000というキリ番をゲットして気をよくしていたら、
さっき、ハッシーんとこの会社のHPで88888というなんとも末広がりなキリ番をまたもやゲット。

このラッキー続きは、
もしかしてなんぞついてるんちゃうか?と
「買ってもいない宝くじ」のことを思い浮かべたりして、
悪代官のように一人でにんまり笑っていたのだが、
よぅよぅ考えてみたら、
現在無職のワタシは時間が有り余っているため、
あっちこっちのHPを自由に見てまわれるからだ、という
至極単純な理由であることに気がついた。

がっくり。

でも、日常にちりばめられたこういうドキドキは
それがきっかけで楽しくなれるから不思議なもんだ。

まだなんかえぇことがありそうな気がする(←欲張り過ぎ)。
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2008-06-26 11:51:53 | 日記
食べ物に旬があるように、
人間にも旬はあり、
そしてまた、ハナシにも旬があると思う。

今朝目覚めて閃いたハナシを
ブログネタにしよう、と立ち上げたところ、
gooさんのおっしゃることには
「6時半から9時半までメンテナンスやってるから、
 見るのも書くのも、悪いけどそのあとにして。」とのこと。

えらいまた中途半端な時間にメンテナンスなんてやらんでも、
夜中にでもやってくれたらえぇのに、
などと思いながら朝風呂に入っていると、
ぽわ~んと違うネタが浮かんできたので、
9時半も過ぎてることやし、と書く気満々でパソコンに向かうも、
「ごめん、ちょっと手間取ってるから午前12時まで延長させて。」やと。

膨らんでいた風船が萎むかのように
ワタシの中のナニかが一気に萎えた。
(しぼむ、と、なえる、は同じ漢字であることを発見。)

そもそも午前12時て昼のことかいな?などと
まったく違うところに興味がいってしまい、
そないなことを調べていると、
今さら朝一のハナシを書く気にもならず、
かと言って風呂場での思いつきも湯気のように消えてしまい、
ただただ手持ち無沙汰なワタシはメモ帳機能を立ち上げて、
愚痴を書き連ねる。

まぁ考えてみればこれもまた旬なハナシに違いはないかも。

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人見知り

2008-06-25 11:07:20 | 日記
以前の会社に勤めていたときは、
黒ラブのノワちゃんというワンちゃんのいるお宅の前を通って通勤していた。

彼女はワタシが曲がり角を曲がる手前の姿が見える前の段階で、
靴音で「ワタシ」を認識してくれていて、
フェンスのところで黒い尻尾を振り振りしながら
待ってくれているその姿が毎日の癒しでもあり楽しみでもあった。

そのノワちゃんが癌で亡くなったのが去年の4月13日だったろうか。

調子が悪いというのはノワちゃんママ(飼い主の奥様)から聞いていたのだが、
帰宅時に犬小屋を片付けてはる奥様の姿を見て、
ノワちゃんが天に召されていったことを知り、
「お別れの挨拶をしてやってくれる?」というお言葉に甘えて
あつかましくもおうちの中にお邪魔して、
まだほのかにあたたかいノワちゃんの亡骸と対面させていただき、
最後のお別れをさせてもらったのであった。

思えば、我が家からはちょっと離れたおうちの方と、
挨拶を交わしたり、世間話をしたりするようになったのは
紛れもなくノワちゃんのおかげで、
それもワタシが会社を退職してからというもの、
通勤時にその道を通らなくなってから、
奥様とお会いすることもないまま、3ヶ月以上が経過していた。

先日、面接に行った帰りに、
たまたまその道を通ったとき、
おうちの前で他の方と立ち話をしてはるノワちゃんママと久々にお目にかかり、
「久しぶり~」「はじめまして~」と初対面の方とも挨拶しつつの近況報告など。

しばらくお話ししたあとに、
初対面であった方が「明るくて楽しい方ね~」とワタシのことを
ノワちゃんママに言ってくれてはるのを聞いて、
嬉しいようなこっ恥ずかしいような気分で照れ笑い。

たいがいどんな年代の方とでもハナシをあわせられたり、
まさか「人見知り」とは思われない性格になったのは、
やはり小さい頃に意識しないうちにいろんな人と会ったり、
嫌々ながらにもいろんな場所に連れて行かれた、という環境のなせるワザなのかもしれない。

そこは素直に両親に感謝するべきところであろうか。
改めてそんなことを言う機会もないけれど。

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いきなり

2008-06-24 08:02:57 | 日記
今日ゴルフに行くことが
昨晩決まった。

その前日は面接が気になって寝不足気味。
そして昨晩はラウンドが気になって寝不足気味(笑)。

まぁ、梅雨の合間のお天気でもあることやし、
めざましの占いではさそり座は一位やったし、
気楽に楽しんでこようと思う。

ってなことで、いってきます。

あ、そぅそぅ。
昨日の面接の結果だが、
来月からお世話になることになった。

建築の世界からは足を洗おうと思っていたのだが、
今度の会社はまたまたそっち関係。

「建築会社に勤めるねぇさん」復活か。
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バネ

2008-06-23 08:25:59 | 日記
ここんところ日曜の楽しみと言えば「篤姫」。
(と、おまけでその前にやっている「ダーウィンが来た!」。)

今まで受信料を払っていないことから
見ることが憚られていた某国営放送ではあるが、
はまってしまえばこっちのもん(爆)。

昨日もすべての用事を済ませて、
飲み物も用意し(CMがないため)
準備万端で7時半を迎えた。

宮尾登美子の原作をまだ読んでいないので、
「篤姫」がどのように脚本されているのか、はわからないが、
茶目っ気ありの笑える大河ドラマってめずらしいんじゃないだろうか。

昨日の篤姫の最後の場面で原田泰造演じる大久保正助が
西郷どんが大きな使命を帯びて上京していく様を見て
自分だけが取り残されたような焦燥感を覚え、
そしてそれがやがて燃えるような悔しさとなって、
「これからは鬼になる」というところはなんだかグッときた。

人間は(男も女も時代も関係なく)
ある意味「悔しさ」をバネにしていくことによって
大きな仕事を成したり、なにかを継続していけるものなのかもしれない。

なぁーんて、仕事してないワタシが言うのもなんだけど。

ってなことを言いながら、本日はまたまたの面接である。
ワタシのバネはのびてしまってないだろうか。
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不快

2008-06-22 10:57:01 | 日記
現在の室温28度、
湿度はなんと94%。

身体中ヴェールをまとったような
しっとり感をはるかに超えたじっとり感。

それを紛らわすために、
ここんところ日に二回は風呂に入るのが日課となっている。

半身浴をしながら「櫂」を読み、
頭ん中はバーチャル「大正時代の堪える女」になり、
30分ほど耐えてびっしり汗をかいたあとに
冷たいシャワーを浴びてスッキリして現世に戻る。

...はずなのだが、外に出てくるとそこは天然スチームサウナ状態で
髪でも乾かそうものなら全身はまたもやじっとり。

不快と快の繰り返し。
そんな日曜日である。
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救い

2008-06-21 09:41:08 | 日記
先日、140Bの江さんとお会いしたときに、
「ねぇさん、なかなかおもろいもん書くな~」と言われた。

それはあまりにも突然で
ほんでもって予期していなかった言葉だっただけに
嬉しさを通り越して、照れくさいやら、恥ずかしいやら、で
それはまるでちょっと好きやった男の子に
みんなの前で告白されたかのような感じに似ていて、
自分でなんと答えたのかさえも覚えてないくらいで。

江さんの言ってはるのは紛れもなくこのブログのことで、
だいたい「その道のプロ」がこんなもんをたまにでも読んでくれてはる、
ということ自体が驚きであると共に
「あれやったらイケるんちゃうか?」という殺し文句に
文字通りクラーッとノックダウン気味と相成った。

いゃ、その「イケる」っちゅうのはどういうことやねん?と
あとから思い返してみたのだが、
どう考えても「イケ」そうにはない、という当たり前な結論に達した。

だいたい毎日毎日こうやってなにかしらを書く、というのは
ワタシにとって「食う・寝る・出す」の一環の作業に似たもので、
それは楽しんでやる「趣味」とはまたちょっと違っていて、
七転八倒こそはしないものの、
パソコンの前にこっちがフリーズしたかのように固まることもしばしば。

数日間の便秘に苦しむかのような気になることもあるし、
そうかと思えば一ヶ月に一度くらいナニかがとりついたかのように
ウソみたいな勢いですらすら出てくる(書ける)こともある。

なので、小学生の頃、なにを思ったのか「物書きになりたい」などと
戯けたことを抜かしていたワタシは
「書く」ということで食べてはる人に対して
ものすんごい憧れと尊敬の念を抱いていて、
いったいナニを食べたら(?)あんな風になれるんやろか、と思ったりもするわけで。

そんなわけで(どんなわけや?)
結局のところ、ワタシは一ヶ月に一度の
快便のような(すまんっ!)自分の中の澱を出せる快感が忘れられずに、
日々苦しんでいるような気がするのだ。


「人をけなす文章はそれだけで終わるんやなくて、
 最後にどっか救いがないとアカンねん」
という江さんの言葉が印象的であった。

ワタシもそれによって救われているのかもしれん。
たぶん。

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