偏り

みんなに満遍なく理解してもらおう、
…なんて土台無理なハナシだってわかってる。

でも、なんとか少しでも…と足掻いて、
やってみるけれど、打ちのめされること多し。

ちゅうか、打ちのめされてばっかり。

それよりも、少数でも、
ほんの一握りでも、
ホントのワタシを理解してくれる人がいれば…。

それは大きな心の支えになる。

平均的なんてくそくらえだ。
偏ってたってえぇやんか（完全な開き直り）。


さて、三月も今日でおしまい。
一年の四分の一が終わった（汗）。

モノの見方で、味方が変わる。

どこぞのＣＭのパクリのようなタイトルで失礼（笑）。

父親の書棚から借りてきた「春の坂道」という
埃とカビの匂いがする古めかしい装丁の本を読んだ。

内容としては…
山岡荘八の書き下ろし小説（1971年）。
泰平の世を築くために遠くて険しい「春の坂道」を歩んでいく
剣術家・柳生但馬守宗矩の生涯を、
家康・秀忠・家光の徳川三代の時代を背景に、
「一紙半銭も私せず」の剣禅一如の精神とともに描いた作品。
…（wikipediaより一部抜粋）…

思えば、小学校・中学校の時に習った歴史の授業では、
年号を覚えるくらいが関の山で、
ワタシの中にある主な武将と言えば…
ホトトギスをどないして鳴かそうとしたか？のお歴々くらい（汗）。

その中で織田信長はすらっとしてて、おしゃれで、
短く燃え尽きた感情の人。
豊臣秀吉は小さくてサルのような見た目で、
田舎もんだけれど、時代の波を感じ、人の心をつかむ天才。
徳川家康はデブっとした狸親父で、落ち着いた知性の人…という感じで、
なぜかわからんが、家康の印象はあまりないのが正直なとこであった。

んがっ！
この本を読んで、家康のイメージは最大級に好転。

本来の主役である宗矩のことそっちのけで家康の人格に惚れ込んだ。

だからこそ江戸時代はあんなに長続きしたのね！と一人で納得して、
父といろいろハナシをしたのだが、
作品中、悪役めいた感じで登場する石田三成も、
父にしてみたら、三成を主役として描いた本もあるし、
それを読んだら、また印象が変わるで、とのこと。

そっかぁー。

物事って見る側によって印象が変わっちゃうんだよなぁー。

そのうち、違う捉え方の本も読んでみたい、と
歴史小説に興味を抱きはじめた今日この頃。

惜しむらくは「春の坂道第三巻」がない模様で、
結末がわからんこと。
イライラ。

黒と白の狭間

黒と白の狭間にある灰色（グレー）には、
黒寄りの灰色、白寄りの灰色、と、
その濃さによって様々な段階がある。

黒！と思ってる人、
白！と思ってる人に、
中間の灰色を説明するのはむずかしい。

物事の捉え方にはいろいろな側面がある。

勘違い、
取り違い、
思い違い、と
人それぞれいろんな「違い」（差異）を含んでいる。

傷つくこともあり、
傷つけることもあり。

やさしいからじゃない。
臆病なだけなんだよ。

きっと。

ドライ

３月末で職場を去る同僚たちの送別会をやるにあたり、一悶着。

今の部署から、他の部署にうつることになったＭちゃんは
「送別」の枠内に入れるのかどうか。

熱血感情派のＳちゃんは、もちろん入れるやろー、と。
同い年のＢさんは、いらんやろー、と。

ワタシとしては最後くらい、気持ちよく送りだしてあげたい気もするし、
いままでいろいろあった不思議なＭちゃんのことやから、
他の人も心情的にそんな気にならんのかなぁー、と思う気もするし、
複雑な心境で。

結局はリーダーＢさんの決定により、
Ｍちゃんは送別には入らない、ということに。

彼女曰く、いままでもそうやったし、
だいたいここはもっとドライなとこやから、とのこと。

仲良しお友達なら、自分らでやったらえぇねん…と言われ、
あぁ、そんなもんなんか…とちょっとショック。

女子高時代には味わえなかったキャピキャピ感を感じられて、
ワタシとしては結構楽しい仲間やと思ってたんやけど、
あれって表面的なことだけやってんな…と。

すっごいドライに見られるけれど、
結構ウェットだったりするワタシとしては、なんとも…な今日この頃。

音

週末の夜は、フライドプライドのライブを聴きにビルボードへでかけてきた。

シホちゃんによると、
去年はやってないらしいので、
一年以上ぶり！

新譜も購入して、チェックはしていたけれど、
やっぱ生音は最高！

センターど真ん中の前から二番目という好位置に恵まれたため、
シホちゃんの匂いまで感じられるほどの近さだったのだが、
純粋に音を楽しみたくて、
たまーに目を閉じて聴いてみたり…（もったいないっ！）。

こうやってるとね、
音が降ってくるような感じになるんだよねー。


あまりの感動に、
終電で最寄りの駅まで着いたにもかかわらず、
寄り道してしまい、
帰宅は午前様だったことは内緒（笑）。

買占め

東北地方太平洋沖地震による原子力発電所などの被災に伴い
東京あたりでは乾電池や懐中電灯が欠品状態、との報道を耳にしたのは、
ついこの間のような気がしていたのだが、
その波は関西にも及んでいるようで、
単一・単二がまったくない状態が続いている。

いつもは単三・単四の人気に隠れて、
影のような存在だった一号・二号が、
突如大人気のスターになったような状態（違うか？）。

その後、飲料水に放射能が…という報道により、
世の中のミネラルウォーターは姿を消した模様。

二週間に一度のペースでミネラルウォーター（２Ｌ×６本）を
生協さんに配達してもらっていたわが家にも、
先日の配達ではミネが入っていなかった（涙）。

赤ワインと牛乳とミネラルウォーターで生きているのに…。

被災地の方のために…とか、もっともらしいこと言ってるけど、
こういうときにこそ、「人間の本質」って出るんだな、と。

必要以上のものは買わない。
自分だけがよければいい、なんて思わない。

人の痛みをわかる人間になる。

じゃないと、自分の痛みにも鈍感になっちゃうかも。

そして明日へ…

思えば阪神大震災は「火」の災害であった。

倒壊したビル、高速道路、
家屋から出た火で、燃え尽きた街並みは地獄絵のようだった。

そして今回の東北地方太平洋沖地震は「水」の災害ではないだろうか。

地震そのものの被害よりも、
そのあとの津波によって、
甚大な被害をおよぼし、
街ごとさらわれた、まるで悪夢のような現実が待ち受けていた。

「火」も「水」も人間にとっては必要不可欠なもの。

日常生活において、
その大切さを意識していることなんて
現代のワタシたちにはほとんどなかった。

その大切な存在のモノに、
改めて自然のパワーをまざまざと見せつけられた。

そして…
人間の生活になくてはならない「電気」をつくるために、
人間の知識と技術をもって作った原子力発電所の事故で、
これまた「電気」の大切さを思い知らされている。

「オール電化」のツケがまわってきたのか。
「絶対安全」なんてありえないのに。
これも人間の弱さのせいなのか。

ここはひとつ、
「智恵」と「強さ」を発揮する踏ん張りどころ。

争いはやめて、
駆け引きはやめて、
抜け駆けはやめて、
買占めはやめて…。

がんばれ、日本。
がんばる、日本。

高校野球開幕

昨日、選抜高校野球大会が開幕したとのニュースを見た。

岡山創志学園主将の開会式の宣誓を聞いて感動。

＞＞＞

宣誓。

私たちは１６年前、阪神・淡路大震災の年に生まれました。

今、東日本大震災で、多くの尊い命が奪われ、
私たちの心は悲しみでいっぱいです。

被災地では、全ての方々が一丸となり、
仲間とともに頑張っておられます。

人は仲間に支えられることで、
大きな困難を乗り越えることができると信じています。

私たちに、今、できること。
それはこの大会を精いっぱい元気を出して戦うことです。

「がんばろう！日本」。
生かされている命に感謝し、
全身全霊で、正々堂々とプレーすることを誓います。

＞＞＞

残念ながら試合は初戦敗退してしまったようだが、
この年でこんなにしっかりと、
自分の言葉で伝えられるなんて…。

プロ野球を開催するって言ってるどこぞのエライさんも
これを聞いたらちょっとは反省するかな？

折り返し

同僚のＣさん（同い年）は、
自分の人生、折り返し地点はまだ来てないと言う。

え゛ぇ～っ！！！
ワタシなんて、とっくの昔にそのコーナーはまわったと思ってたけどなぁー。

彼女曰く「まだ競技場を出てないかも」。

そんなアホな…。
いったいいくつまで生きるつもりやねん（呆）。

それって、マラソンじゃなくて、
トラック競技なんちゃう？？

短縮

来月から昼休みの休憩時間が15分短縮され、45分となる。

今までは近所の商店街までランチを食べに行ってたのも、
時間的に無理、となり、
おそらく地下の食堂や、
その隣にできる予定のコンビニは大繁盛すると思われる。

反対に、近所の商店街からはブーイングの嵐かも。

ワタシたちも反対。

帰社時間も15分早まり、
到底社会人とは思えなくなるし。