ちょびっと♪日記

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相棒―Season4―第6話

2005-11-20 | ドラマ「相棒」
『相棒4』第6話

連続放火事件である。
生活安全課・角田課長の「ヒマか?」も一段と冴え渡るわけである。
放火事件の現場の証拠品(?)の整理をさせられている特命係、それなりに忙しそうだったわけだが。
前回から上層部がビミョ~に右京さんの意見を気にしているところが相棒らしくないけれど、これだけ続けて事件を解決されちゃったら当然か。
6件目の現場の出火元に消火器があったところに目をつけ、殺人事件ではないかと疑う右京さん。
被害者の女性は電機メーカーの組合長でありながら自社製品にクレームをつけるなどの行き過ぎた組合活動が社内でも問題になっていて恨まれていた。

一方、右京さんの助言(?)で連続放火犯に当たりをつけた捜査一課。
採用試験に落とされたことを根にもっての犯行。
ちなみにこの連続放火犯を逮捕するときにしょぼかったイタミンと芹沢くん。
三浦さん(おっちゃん)が背負い投げで豪快に捕まえたわけですが、その結果かどうだかお勉強のできる放火犯は三浦さんだけを認めた様子。
取調室で無視されているイタミンがおもしろかった。
しかしこの放火犯6件のうち3件は否認。
その3件を調べているうちに、件の電機メーカーのコードレスヒーターに行き着いた特命。
このコードレスヒーターっちゅうのがダサい・・・
製品の構造が問題になるんだけど、その前にこんなデザインのヒーター、いくら便利でも私はいらん。
まーくれるっちゅうならもらっとくけど、お金出してまでは買わないな~。
しかしヒーターのスイッチがタクシー無線の電波でスイッチ入っちゃうなんて有り得ないな。
話としては面白いんだけど・・・ま、ドラマですからね。
そして右京&亀山が設計者に詰め寄ると
「あれは工場長が・・・」
工場長は
「リコールは社長の裁量ですから・・・」
亀山と右京さんは責任転嫁に怒りを覚えるのであります。
しかしなー・・・
たまきさんの店で美和子と4人で飲みながらしゃべっちゃうってのはどうよ?
刑事って守秘義務があるんじゃないですかね?
しかも美和子は新聞記者である。
亀「記事にするか?」
右「亀山くん」
美「したいけど・・・裏取らなきゃ。」
んー。美和子は仕事人だな。ちゃんとしてるよ、意外に。

社長(峰岸徹)に直談判の特命。
いつものごとく熱血亀山くんが社長に詰め寄ると
「私たちは神ではありませんから、いつも完璧なものを作ることができるわけではない。」
とわけの分からんことを。
そして最後はお決まりの台詞。
「うちの社の人間が彼女を殺したことを証明できるのか?」
今日中に証明してみせると宣言する右京さんですが、もう犯人は分かっている様子。

そして意外な結果が!!
今回は本当に意外でした。
まさか男女関係のもつれだったとは。
まったくノーマークの若い社員でした。
被害者と付き合っていたのに彼女が見合いをして自分を捨てたことに腹を立てて殺したのである。
確かに別れ話のときの彼女の態度は、かなり威圧的で嫌な女でしたが。
その時彼女はヒーターの調査をしていたため消火器を準備していたのだが、結局消火器を使うこともないまま遺体は焼かれてしまったのでした。

ところで”絶対にこの中の誰かが犯人だろう”と思われた社長・設計担当・工場長ですが
「彼女は優秀な社員で、製品の不具合を調べていた。」
と、死人に口なしとはマサにこのこと。
でも隠蔽の証拠が無い以上、彼らの無責任を裁くことはできない。
たとえその不具合が原因で2人の人が死んでいても。
たまらない後味の悪さの中、被害者のカバンの中から右京さんが見つけたものは、彼女を殺した若い男には捨てたと偽ったペアリングだった。
新聞の記事の片隅に、電機メーカーの謝罪と回収のお知らせを見つけ、憤る亀山。
指輪をそっと見つめる右京さん。
いつにも増して切ない結末でした。

有りそうもないけど、もしかしたら・・・と思わせるストーリーで
なかなか見ごたえのある回だったとワタクシは思っています。
最近は有名なゲスト俳優が必ず犯人じゃないというところもミソ。