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超心理マニアのためのブログ

マット・イシカワによる超能力研究の文献ガイド

予知かそれとも特異的期待効果か

2009-09-25 | 論文ガイド
<PA2008(12)>

ライン研究センターより
●ジョン・パーマー
 「予知かそれとも特異的期待効果か」

特異的期待効果とは、超能力ではないのに、超能力らしい
結果をもたらす通常認知能力である。ターゲットに偏りが
あり、ターゲットが逐一なんであったかフィードバックする
実験において発生する。たとえば、1番のターゲットが多く
選ばれる実験をしてしまったとき、被験者は無意識に、1番
が多いことを感知し、超能力を信じる場合は1番を答える
頻度が増し、超能力を信じない場合は1番を答えない頻度が
増す。その結果、羊・山羊効果と同様の現象が見られる。
また、この効果はフィードバックをサブリミナルで行なうと、
より強い効果が出ると予想される。

特異的期待効果が起きやすい実験設定で、通常認知能力か
それとも超能力かを判定する実験を行なった。被験者には
超能力の強い信奉者と、強い懐疑論者をポスターで募集した。

実験の結果、全体として有意な特異的期待効果は見られ
なかったが、フィードバックをサブリミナルで行なった場合に
かぎれば、有意な特異的期待効果が見られた。

合わせて、特異的期待効果が起きないはずの実験設定で
行なった実験では、予知効果(DAT)が起きていた。それは、
信奉者において、大きく有意に出ていた。つまり、特異的
期待効果でなく、真に予知が起きているという仮説が支持
された。

DAT⇒http://www.kisc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/5-4.htm

関連項目:<PA2006(10)>



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