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超心理マニアのためのブログ

マット・イシカワによる超能力研究の文献ガイド

小説のエピソードが現実化

2007-07-27 | からみあう心たち
からみあう心たち(6)・・・徳間書店より近刊

SF作家のフリップ・ディックは、ブレードランナー、トータルリコール、
マイノリティレポートなどが映画化され、よく知られている。

彼は1970年に長編「流れよ我が涙、と警官が言った」を書き上げた。
このなかで、19歳の少女キャシーはジャックという夫をもち、犯罪組織
の一員として働くが、じつは警察に通じている、と描かれている。

ディックはその年末にキャシーという19歳の少女に会うが、ジャックと
いうBFがいて、麻薬の売人をしていることが判明する。再三やめるように
いうが、実は捜査官であったのだ。…たぶん「予知」していたのだろうね。

以上はディックの1978年の次のコラムに書かれている
"How to build a universe that doesn't fall apart two days later"
(WEBにアーカイブあり)

脳波研究の発端はテレパシー体験

2007-07-26 | からみあう心たち
からみあう心たち(5)・・・徳間書店より近刊

脳波研究の開祖ハンス・ベルガーは、テレパシー体験
を説明しようと生理学的実験を始め、脳波を発見した。
その体験とは、若いときに事故で死の危険に直面した
ところ、遠くの実家にすむ姉がそれを感知し、父親が
電報を送ってきたのである。

脳波の研究者は、この事実を知っているだろうか。
歴史のおもしろい部分は刈り取られてしまうのだ。

くつがえる定説

2007-07-25 | からみあう心たち
からみあう心たち(4)・・・徳間書店より近刊

ディーン・ラディンは、自然科学の分野で従来の定説を
くつがえす最近の進展に次の例をあげている。
・天文学で見落とされていた「暗黒物質」の発見
・DNAのジャンク領域における保存領域の発見
・成人の脳でもみられた可塑的な配線形成
・再度注目される室温核融合
・ブラックホールのホログラムモデル

超心理などないという定説が、これらと同様にくつがえる
のではないか、と期待するのである。

現状維持の否定屋よりも内的世界の冒険家に

2007-07-24 | からみあう心たち
からみあう心たち(3)・・・徳間書店より近刊

ディーン・ラディンが超能力研究を始めたのは、神秘体験などでは
なかった。バイオリニストとして訓練するうちに「潜在能力の限界」
という問題意識を抱いたのがきっかけという。内的世界にかんする
真に心理学的興味からといえる。

また彼は、いわゆる本の虫であり、超能力の研究書と懐疑論の書
を合わせて読むようになる。双方の主張とももっともであると思い
ながらも、現状維持の否定屋よりも内的世界の冒険家に魅力を感じ
るようになったのである。

ラディンは大学で、認知のコンピュータモデルを設計して人工知能に
応用する仕事をしていた。超心理に取組み始めたのは、ベル研究所
に就職してからだという。


禁じられた科学

2007-07-23 | からみあう心たち
からみあう心たち(2)・・・徳間書店より近刊

超心理学は「禁じられた科学」であるという。

2005年の『サイエンス』では、こうした研究上のタブーについての調査報告
がなされている。米国の学術機関に所属する科学者のほとんどは、社会的・
政治的圧力により、論議を呼びそうな話題をさけている、という。

多くの人々が超能力を信じ、体験するのであるが、博士レベルの実績を
積んでフルタイムの超心理研究をしている研究者は全世界で50人未満
である。ディーン・ラディンはそのうちの1人であり、ノエティック・サイエンス
研究所(カリフォルニア)の主任研究員として、日夜研究に没頭している。

優秀な研究者であればあるほど、タブーに触れないほうが幸福なのだ。
それでもラディンが超心理学を志すのはどのような動機からだろうか。

からみあう心たち

2007-07-22 | からみあう心たち
からみあう心たち(1)

ディーン・ラディンが昨年刊行した「エンタングルド・マインズ」が徳間書店
から「量子の宇宙でからみあう心たち」というタイトルで出版されるそうだ。

この邦訳書の刊行に先立って、内容を少々紹介しよう。

著者のラディンは、イリノイ大学で電気工学の修士号と心理学の博士号
をとった第一線の実験超心理学者である。エンタングルとは、多数の
粒子がそれらの状態のとりうる可能性が互いにからみあっているという
量子物理学の概念であり、本書は超心理学の知見から、われわれの心
(マインズ)もそのような、からみあい状態になっているのではないか、
と提言している。

本書の構成:
(歴史編)超能力現象の事例、超心理信奉の実態、超心理研究の歴史
(実験編)超心理学の実験的研究(ESP/念力)、統計的分析結果
(理論編)現代物理学の解釈、超心理の理論、全体論的世界観

次回から、本書の内容に現れるトピックを数十回に分けてお知らせする。