超心理マニアのためのブログ

マット・イシカワによる超能力研究の文献ガイド

Transtemporal Inhibition 通時的側抑制

2010-05-11 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(T-22)>

Transtemporal Inhibition 通時的側抑制
チャールズ・タート(1978)が発見した現象で、かりにESPが過去も現在も
未来も同様によく感知できたとすると、ある現象がいつの出来事か識別し
にくくなる問題が発生するが、それを軽減する機構の存在を示す。この
機構は、時間的識別をきわだたせるため、空間のエッジ強調のメカニズム
と同様に、時間的近傍の信号を抑制するものである。つまり、一連のESP
カード実験を続けて行なっている場合、ある時刻のターゲットが星であり、
それが透視できているならば、そのひとつ前およびひとつ後のターゲットは
星でないと感知することで時刻の特定を容易にする。ESP実験データから
現に、この傾向性(ひとつ前および後のターゲットをコールしない傾向性)が
検出されている。

より詳しくは:
http://www.kisc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/4-6.htm


Transpersonal トランスパーソナル

2010-05-09 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(T-21)>

Transpersonal トランスパーソナル
ロジャー・ウォルシュら(1993)によると、自己の感覚が個人を超えて
拡大し、全人類や生命、普遍的心や宇宙全体へと至ることとされる。
スピリチュアル(霊性)と同義に扱われることもある。

Transpersonal Consciousness 超越意識
変性意識状態のひとつで、個人的な自己感が失われ、世界全体と
一体感をもったり、大いなる存在になったりする境地。瞑想によって
至る神秘的意識状態とも言われる。


Transliminality 超境界性

2010-05-08 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(T-20)>

Transliminality 超境界性
マイケル・ソルボーン(1991)の提唱で、心理的な事象の
意識への透過可能性の度合いを指す。この度合いが高い
人は、超常信奉性が高く、幻想的想像が豊富で、創造性や
解離性傾向も高く、神秘体験の頻度も多い。


Touch Matching タッチマッチング

2010-04-20 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(T-16)>

Touch Matching タッチマッチング
J・G・プラットら(1966)が、ESPカード実験で採用した方法で、実験者が
もっているカードの模様を透視で当てるときに、各模様に該当する机上の
場所がそれぞれ決めてあり、被験者はその場所を指で触れることによって、
どの模様であるかをコールする。実験者は自分がもっているカードを裏向き
のまま被験者が触れた場所におき、1セッション終了時にまとめて照合し、
得点を算出する。



Thoughtography 念写

2010-04-17 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(T-14)>

Thoughtography 念写
写真のフィルムに超常的に画像を写しだすこと。心的イメージが
写るとされる。福来友吉(1931)が使用した言葉で、その後テッド・
シリオスが引き起こす現象に対して、ジュール・アイゼンバッドが
使った。

Negative Thoughtography
C・T・K・チャリ(1987)が使用した言葉で、通常画像が写る
はずの過程に対して、念力によってその効果を妨害すること。

Thoughtographic Appearances
壁や布、窓ガラスや鏡に、人物像などの超常的像が現れること。


Theta シータ

2010-04-15 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(T-12)>

Theta シータ
ウィリアム・ロルが提唱した言葉で、肉体の死後に存続する
とされるなんらかのものを、そう呼んだ。ギリシャ語で死を
表わす「タナトス」の先頭の文字に由来する。


Theosophy 神智学、神知学

2010-04-10 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(T-10)>

Theosophy 神智学、神知学
一般には、神の本性にせまる奥義を極めようとする教え。
とくに、マダム・ブラヴァツキーが1875年にニューヨークに
設立した神智学協会が唱道する宗教的・哲学的教義を指す。
この教義は、ヒンズー教や仏教にもとづき、生まれ変わりや、
超常的能力の発達による意識の向上を肯定する。


Telesomatic 遠隔身体反応

2010-04-08 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(T-8)>

Telesomatic 遠隔身体反応
バーナード・シュヴァルツ(1967)の命名で、遠隔的な身体
生理反応を指す。遠くの他者のPKによって発生したり、
他者からのESP情報に応答して心理的に発生したりする
とされる。

Telergy
フレデリック・マイヤース(1903)の命名で、他の有機体の
神経システムにPKで影響を与えること。テレパシーの場合、
送り手がこれを行なっている可能性がある。類義語:アク
ティヴ・エージェント、カッパ・テレパシー、MOBIA