<PA2009(5)>
米国ノースウエスタン大学心理学部
●モスブリッジ&グラボウェッキー&スズキ
「遠隔視線探知と予感実験における無意識的応答」
20名の学部生に次の3つの実験を行ない、その間の心拍と
皮膚電気伝導を測定した。
1)カメラを介して20秒間の前半10秒かまたは後半10秒
のどちらかで誰かが見つめているので、見つめられている
のは前半か後半かを当てる。正解のフィードバックあり。
2)上の対照実験:上とまったく同じことを要求するのだが、
じつは前半も後半も誰も見つめていない。「正解」のフィード
バックはあるのだが、架空のものである。
3)4つの図柄のうち、将来ターゲットになる図柄を当てる
予感実験。正解のフィードバックあり。
結果:(意識的過程である)回答は偶然期待値にとどまった。
(無意識過程である)前半の10秒の心拍間隔が、見つめられて
いるときが見つめられてないときに比べて有意に長く、後半の
10秒の心拍間隔は、見つめられているときが見つめられてない
ときに比べて有意に短かった。対照実験ではこの差は無かった。
予感実験でも、ターゲットが決まる前に正答と誤答時の、心拍の
部分的差異が見られたが、1回前の回答の影響が及んでいるの
かもしれない。
米国ノースウエスタン大学心理学部
●モスブリッジ&グラボウェッキー&スズキ
「遠隔視線探知と予感実験における無意識的応答」
20名の学部生に次の3つの実験を行ない、その間の心拍と
皮膚電気伝導を測定した。
1)カメラを介して20秒間の前半10秒かまたは後半10秒
のどちらかで誰かが見つめているので、見つめられている
のは前半か後半かを当てる。正解のフィードバックあり。
2)上の対照実験:上とまったく同じことを要求するのだが、
じつは前半も後半も誰も見つめていない。「正解」のフィード
バックはあるのだが、架空のものである。
3)4つの図柄のうち、将来ターゲットになる図柄を当てる
予感実験。正解のフィードバックあり。
結果:(意識的過程である)回答は偶然期待値にとどまった。
(無意識過程である)前半の10秒の心拍間隔が、見つめられて
いるときが見つめられてないときに比べて有意に長く、後半の
10秒の心拍間隔は、見つめられているときが見つめられてない
ときに比べて有意に短かった。対照実験ではこの差は無かった。
予感実験でも、ターゲットが決まる前に正答と誤答時の、心拍の
部分的差異が見られたが、1回前の回答の影響が及んでいるの
かもしれない。