池大雅 ー中国へのあこがれ

見てきました

ニューオータニ美術館

会期は2011年10月18日から2011年12月4日。

池大雅、
最近では出光美術館で見てきています。

ゆるくってかわいらしい作品と見事としかいえない風景画。
とても同じ人が描いたとは思えないところもすごく好き。
今回は中国の風景画がほとんど。
かっこいい大雅作品だらけです。

今回の目玉になるのかな。
「洞庭赤壁図巻」
重要文化財。
2007年に解体修理。
今回は修理後初公開、とのことです。
うん、目玉ですな。

あ、今回これに限らず重要文化財がけっこうありました。
いいの持ってるのね～っと勝手に感心。

「雲林清暁図」
個人的にこれ好き
高い山々と木々の生い茂る様がちょっぴりゆるくって。
ほんわかと感じられます。

「前後赤壁図屏風」
これはかっこいい。
かなり見入ってしまいました。
本当に三國志の世界ってこうなんだろうなーというのが表現されてました。

タイトルにもあるように大雅は生涯を通じて中国にあこがれていました。
ただ中国に行ったことはなく、描いた中国風景画は日本に入ってきた中国画家の作品から学び描かれています。
中国風景画といっても想像で描かれた中国っぽい風景画。
また本名は"池野"さん。
"池"だけにしたのは中国っぽいから。
形から入るタイプだったのか……。
似たような人よく知ってる。
お弁当作ろうと思ってまずお弁当箱買ったりとか。
便利グッズがあったほうがいいからとシリコンスチーマーとりあえず買ったりとか。
……お弁当箱は2回使った。
シリコンスチーマーは豚肉とキャベツを交互に重ねて胡椒ゴリゴリしてチン。
これにはまって何度も使ってる、うん。

えっと、作品ですが。
ありました。
最後にかわいらしい大雅が。
も～ゆるゆるです
笑っている顔を見たら力抜けます。
「白隠慧鶴賛 葛の葉図」
描かれているのは赤ちゃんを抱っこしている女性。
女性は葛の葉。
足元にはふわっふわの毛のようなものが。
しっぽが見えちゃっているのです。
葛の葉とは伝説上のキツネさんです。
信太妻、 信田妻(しのだづま)とも呼ばれます。
そう、妻だから既婚です。
キツネでも結婚できるのに、、。

葛の葉狐の話はたいぶはしょりますが。
相手は人間、安倍保名(伝説上の人物)。
彼が信太の森で狩人に追われていた白狐を助けます。
その際にけがをしてしまうのですが、そこに女性がやってきて介抱。
見舞いを重ねるうちにいつしか恋仲となり結婚。
童子が誕生します。
その女性がこの絵の葛の葉。
葛の葉が胸に抱いているのは安倍保名との子。
陰陽師として知られるのちの安倍晴明。
そう、彼は狐と人間のハーフなのです。
あの不思議な力も納得です。

最近、ファンタジーな話多いな～
(鹿とか)
鹿とか狐とか動物は白いほうがいいのでしょうか。



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