見てきました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0151.gif)
出光美術館![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0235.gif)
会期は2011年10月29日から2011年12月18日。
等伯の名前が付く展示は2010年トーハク(東京国立博物館)で行われた"長谷川等伯展"以来かな。
『トーハク(東京国立博物館)でトーハク(長谷川等伯)を見る』
とかいうくだらないシャレが思い付いちゃうあたり……。
展示はすばらしく。
国宝「松林図屏風」の圧倒的な迫力にものすごく感動した覚えが。
400年前の作品とは思えない斬新な構図。
黒一色で松林とそこに漂う湿気を含んだ大気を表現していて。
極限まで切り詰められた筆数でここまでのものを表現するのか、と。
2010年のベスト10に入れたハズ。
("独断と偏見で選ぶ美術展大賞2010")
桃山時代を代表する画人。
長谷川等伯(1539年-1610年3月19日)ですが、同時代には狩野派という大きな派閥が。
狩野派は当時の主流。
そのとき狩野永徳の時代。
永徳は日本美術史上最も有名な画家の1人で最も有名な狩野派の画人でしょう。
その狩野派に挑むべく石川から上洛。
一時はその門を叩いたとも言われる狩野派に対して強烈なライバル意識を持ち、その様式を学びつつも中国絵画の知識を吸収し独自の画風を確立していきます。
長谷川等伯「竹虎図屏風」
墨画です。
虎の少し茶目っ気のある表情も気になりますが。
竹林の静けさを感じる様はさすが等伯です。
今回は等伯がよく学んだとされる牧谿の作品も何点か。
牧谿「平沙落雁図」
墨の濃淡だけで表現し、その空気さえも感じられる。
長谷川等伯「松に・柳に白鷺図屏風」
今日はため息つきっぱなしです。
その世界観も美しいのですが。
やっぱり空気がたまらない。
これが「松林図屏風」につながっていくのか、と考えると感慨深いです。
狩野探幽「鳥・小図屏風」
たまには狩野派も。
こちらも墨画。
狩野派ってきらびやかな作品のイメージがあったのでこうゆう作品は以外でおもしろかった。
等伯の墨画も好きですがこちらも好きです。
狩野重信「麦・芥子図屏風」
すっとまっすぐに伸びた麦、芥子が美しい。
夏の明るい日差しが想像できます。
作品数は少なめにも感じましたが。
屏風とかが多いからかな。
狩野派と等伯という天才絵師たちの作品が見れて満足です。
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等伯の名前が付く展示は2010年トーハク(東京国立博物館)で行われた"長谷川等伯展"以来かな。
『トーハク(東京国立博物館)でトーハク(長谷川等伯)を見る』
とかいうくだらないシャレが思い付いちゃうあたり……。
展示はすばらしく。
国宝「松林図屏風」の圧倒的な迫力にものすごく感動した覚えが。
400年前の作品とは思えない斬新な構図。
黒一色で松林とそこに漂う湿気を含んだ大気を表現していて。
極限まで切り詰められた筆数でここまでのものを表現するのか、と。
2010年のベスト10に入れたハズ。
("独断と偏見で選ぶ美術展大賞2010")
桃山時代を代表する画人。
長谷川等伯(1539年-1610年3月19日)ですが、同時代には狩野派という大きな派閥が。
狩野派は当時の主流。
そのとき狩野永徳の時代。
永徳は日本美術史上最も有名な画家の1人で最も有名な狩野派の画人でしょう。
その狩野派に挑むべく石川から上洛。
一時はその門を叩いたとも言われる狩野派に対して強烈なライバル意識を持ち、その様式を学びつつも中国絵画の知識を吸収し独自の画風を確立していきます。
長谷川等伯「竹虎図屏風」
墨画です。
虎の少し茶目っ気のある表情も気になりますが。
竹林の静けさを感じる様はさすが等伯です。
今回は等伯がよく学んだとされる牧谿の作品も何点か。
牧谿「平沙落雁図」
墨の濃淡だけで表現し、その空気さえも感じられる。
長谷川等伯「松に・柳に白鷺図屏風」
今日はため息つきっぱなしです。
その世界観も美しいのですが。
やっぱり空気がたまらない。
これが「松林図屏風」につながっていくのか、と考えると感慨深いです。
狩野探幽「鳥・小図屏風」
たまには狩野派も。
こちらも墨画。
狩野派ってきらびやかな作品のイメージがあったのでこうゆう作品は以外でおもしろかった。
等伯の墨画も好きですがこちらも好きです。
狩野重信「麦・芥子図屏風」
すっとまっすぐに伸びた麦、芥子が美しい。
夏の明るい日差しが想像できます。
作品数は少なめにも感じましたが。
屏風とかが多いからかな。
狩野派と等伯という天才絵師たちの作品が見れて満足です。
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