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ゆめと心理と占いのはなし
Por donde, amor, he de ir?
 Rosalia de Castro

18°の秋

2013-09-17 23:26:16 | 日記

9月に入って、夜は涼しくなってきた。台風一過の今夜はぼくの住んでいる町で18度まで下がっている。ベランダの洗濯物を取り込むとき、夜風は、肌にここちよいというのを超えて、クリスタルな冷たさを感じさせた。

夏は好きなんだけど、今年の夏は強烈で、仕事で長いズボンを履かなくてはならないときや、上着をきなくてはならないときは、それだけで疲労困憊してしまった。疲れが翌日まで残るのは暑さのせいだけでなく、若さがなくなってしまったからだと思うけど、寝起きが辛いのはなんとかならないものなのか。

昨夜も夢を見た。最近よく見るようになった家を出られない夢。家によく知った顔の人たちが次々に入ってきて、壁に並んでいる。彼らはみんな普段の制服を着ている。そして、出口が彼らの体で隠れてしまっている。自分の家の出口の場所くらいわかるだろって、夢の中の自分も思ってるんだけど、なんか、記憶が曖昧になって、さらには彼らへの遠慮のような気持が湧いてきて、「いつも使わない出口からそっと出よう」なんて思って反対側の廊下に出たら、自分の家なのに迷子になってしまい、最後は出口を探していたことまで忘れてしまってさ迷っていた。

起きたら、大雨の被害のニュースが流れていた。明らかに異常気象であって、地球温暖化の影響を感じる。温暖化が進めば「自然災害」という名の洪水や土砂崩れでさらに多くに人が犠牲になる。基本的に「自然災害」の犠牲者は、どちらかというと貧乏な人が多い。危ない所にしか住めない人たちがまず犠牲になる。この傾向は発展途上国で顕著だ。でも、貧しい国の経済的弱者は無口な多数派で、悲しいことに、濁流に飲み込まれても誰も助けに来てくれないし、ニュースにもならないことが多い。

地球温暖化は直接的には誰も殺さない。だから怖い。気が付いたら大都市だけが残っているということがないように祈りたい。


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