父親の愛を感じたことがないまま大人になった人に共通することは何なんだろう。

親から愛をたっぷり注がれて育った人と、親からの愛に不信を抱き続けてきた人、そして親の愛が不在のまま育った人の間にはどういった違いがうまれるんだろうか。とくに父親の愛が大人になってからの人格形成に大きく影響するような気がする。 集団の中で、ちょっと「おかしな人」がいるとき、よくその人のバックグラウンドを考えてみたり、会話の機会があったときに親の話題なんかを何気に持ち出していくことがある。もちろんむ . . . 本文を読む

人生をとりもどす。

取り逃がした時間や物や人は後悔というベールに包まれて記憶に残る。生々しくフラッシュバックしてこないとしても、ぼやっとベールの向こうに見えて、いつまでもチクチクと心を傷めてくれる。 以前、うつ病と診断されて薬物療法や認知行動療法まで受けた友人が、「振り返ると、うつの始まりは喪失感かな」って言ってたけど、確かに、喪失をうまく処理できずにじわじわと生活が蝕まれてしまうことがある。それで生活や行動が変わ . . . 本文を読む

練習、がんばらねば。

知人の女性が初10kmレースでいきなり52分の記録を出した。とてつもないタイムじゃないけど、彼女は努力でここまで来た。それがとてもぼくにとって衝撃で励みになった。 ここ何年かはほとんど毎日のようにジムや公園で走っていたけどいつもゆっくりしたペースで、「こんどマラソンやりましょう」なんて言っても、「私には無理」ってとりあわなかった。でも何かがあったのだろう。夏ごろからマラソンの話題にも少しのってく . . . 本文を読む

人はどこから来てどこへ行くのか。

今日は、ゴーギャンのあの絵を思い浮かべることが何度かあった。「われわれはどこから来てどこへ行くのか」だったと記憶するけど、余分が切り捨てられた島での生活の中で、人が生まれ、育て、そして老いていく姿を横長のタブローに描き切った。 人は時間の中でしか生きられないので、老いから逃れることはできないけど、時間の中で生きているから希望も持てるし、絶望も乗り越えられる。でも、肉体は今にしかいられないので、未 . . . 本文を読む

掃除・整理整頓するごとに思うこと

最近、自分の生産性・生産力について考えてしまうことがたびたびあって、工場に例えるならかなり設備投資が必要だなって思ってしまうことがある。 毎日のわずかな変化ってなかなか自分で気づかないことが多い。何年かぶりで友人に会うと、「おお～っ」と、その外見の変貌をお互いに指摘することがあるけど、その変貌の間の時間に何か新しいことができていないとガックリ来る時がある。「ああ、私は何をしてきたのか・・・。時間 . . . 本文を読む