MELANCOLICO∠メランコリコ!

ゆめと心理と占いのはなし
Por donde, amor, he de ir?
 Rosalia de Castro

手探りされるような感じがたまらなかった。

2014-06-30 23:03:59 | PSYCHOLOGY2

ある知り合いから保育士の女性を紹介された。ほとんど自分から話しをしない人で、話しているときも視線をそらしたりして、雰囲気作りに神経をすり減らさせられた。あとで知り合いに聞くと、自分と話す時は多弁で、同級生のグループではもう女王様のようなふるまいをしている人で、保育園でも後輩からすごく慕われる人らしいけど、ぼくに対してはじっと殻を閉じて、そっと触覚でこちらを探っているような違和感があった。

知り合いによれば彼女は父親には心を開かない人だったという。成人して間もなく、その父親ががんで亡くなったときも、彼女は人前で涙を見せなかった。「何が問題だったのか分からないし、何しろ父親の話題はいとこから出ることはなかった。でも、最近は父の日に一人暮らしする母親のもとにやってきてお祝いをするようになったのが不思議」といった。

同じような女性の事例は、以前もあるOLからも聞いたことがある。高校時代、父親としっくりいかない同級生がよく自分の家に泊りに来ていたけど、父親が亡くなると、急に積極的に父の日に何か仏前にプレゼントをしたり、母親と食事に出かけたりするようになったという。「父親と仲良くできなかった自分に罪の意識を感じているのかも」って。

ただ、父親と上手く付き合えなかった女性、父親の愛情を感じられないまま成長した女性は、成人したあと、男性との付き合いの中で自分を出すのが怖いというのがあるように感じられる。そういう性格を持って生まれた女性が幼児期や思春期に父親を避けてしまうのか、成育過程で何らかの理由で父親を受け入れられなかった女性がのちに男性との距離のとり方で問題がでてくるのかよくわからないけど、父親と仲良くできなかった女性は、男性の選びかたに独特な嗜好が読みとれるような感じがする。ベースに「自分は理解されてない」って意識が強くあって、そんな不安を忘れさせてくれる「強い男」に愛されることに憧れる傾向があるように感じられる。あくまで、ぼくの所感だけど・・・


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