一週間ほど大阪に行く用事があって、前日に図書館で何冊かスペイン史の本を探して、それを持って行った。スペインでは1492年、コロンブスが新大陸を「発見」した年に、ユダヤ教徒追放令が出されて、スペインに住んでいたユダヤ教徒のうち12万のがポルトガルに移住し、数万人がその他の国に逃れ、同じく数万人がカトリックに改宗してスペインに残った。この、スペインに残ったユダヤ教徒をマラーノと呼ぶが、彼らマラーノには . . . 本文を読む
ある歌詞にこんな一節があったような記憶がある。
絶望の淵にたたき落としてくるような痛みも、時がたつにつれて和らぐように、
夢も、時とともに熱気をうしなってしまうことがある。
耐えがたい記憶もいつか忘却に飲み込まれ、また楽しい生活がはじまるように、
夢も、過去にここちよい居場所を見つけて意識から消えていくことがある。
時間って、良くも悪くもすごい力を持ったものだとよく感じる。
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鏡に映った自分の映像を自分として認知できるかどうかというのを自己鏡映像認知という。サカナやトリでは一般的に自己鏡映像認知は成立せず、例えばトゲウオのオスは鏡に映った自分の映像を敵とみなして攻撃を続け、効果がないとわかっても攻撃の衝動の方はおさまらず、急に砂堀を始めたりするという。これが転移行動だ。
こうした、行動が本来とは別の方向に向かうことは、とても強い相手と向き合った時のネコなんかにも見かけ . . . 本文を読む
周辺でフラメンコを趣味や仕事にしている女性が増えている。
今日は正午からの友人の葬儀に参列して、そのあと、そのまま帰るのはたまらなかったので、某駅から友人事務所に電話した。そしたら「暇だから来て」って言われ、手ぶらで押しかけた。暇な彼が事務所していた作業は、奥さんのフラメンコ発表会のビデオをCD-ROMにダビングすることだった。その数、ン十枚。出演者全員に配るらしい。
ぼくはこの奥さんにもう1 . . . 本文を読む
目の前に二つの選択肢があるけど、どちらか一つしかやる時間がなくて、どちらも結果は努力次第で、第三者の評価次第というとき、決断がとても難しいというか、むしろ無力感を強く感じさせられる場合が多い。
まあ、これは本人に自信がないということ、課題が両方とも難しいという場合に限られるのだろうけど、ときに、神様は大きなチャンスを同時にお与えくださる。時間的に少しずらして与えてくれればどっちもやってみたいのに . . . 本文を読む