ジムにせっせと通うある知人と少し話した。彼は3年前は目立たない会員だった。ロッカーで挨拶するようになって、その後、スタジオのダンス系のプログラムで顔を見るようになった。そのころのウェアは普通にオジサンだった。でも。昨日は頭に赤いバンダナを締め、グレーのTshirtに真っ赤なロングパンツだった。ダンスは基本的に上手くはないけど、右を左に行くようなことはなかった。彼曰く、「このプログラムが好きになって . . . 本文を読む
寒波がやってくると、いつも友人Fを思い出す。彼はアルコール依存症になり、数年前に内臓の疾患で一人アパートで孤立死した。大学時代はそれほど感じなかったけど、卒業をまじかに、彼は急にサラ金からお金を借り、それを踏み倒して、学位に振り向きもせず、「逃亡生活」を始めた。
それ以来、ときどき電話連絡はあったけど、会うのは2，3年に一回といった感じで、どんな生活をしているかもよくわからなかった。今思えば、サ . . . 本文を読む
しばらくある分野の資料を漁って読みまくっていた。好きな分野というか、はたから見ると得意な分野らしいけど、ぼく自身にとって、この分野ってそんなに好きでも得意でもないみたいだ。それなりに面白かったけど、やはり猛烈な苦痛を伴う作業だった。
いま、やはり自分にとって居心地のよいのは小説を読んでいるとき。「一人がいいッ！」とか言いまくって、しばし隠遁生活のようなことをしていたけど、小さな本の中には広大な人 . . . 本文を読む
バルサの会長がネイマールとの契約にまつわる疑惑で辞任するという。数日前に裁判所からの出頭命令が出ていたサンドロ・ロセイ会長が、もう逃げ切れないと覚悟したのか、理事会メンバーを自宅に招いて非公式会議を開いて、副会長のバルトメウがロセイ会長の残りの任期を引き継ぐことになる。これに伴って、「公表された以外の支払いを公表しろ」と詰め寄っていたGo Barcaのカセスは提訴を取り下げるとのことで、あとは、こ . . . 本文を読む
プールは小学生のころ、とても苦手だった。7月になるといつも屋外のプールで体育の授業があって、あまり上手く泳げなくて、喘息持ちだったから怖かった。中学に入ることには喘息発作はおきなくなっていたけど、あれって、咳が続くと息を吐くばかりで吸えないので、意識が遠くなって死にそうになる。
そんなぼくが中学で田舎に転校して、今度は川で泳がされた。毎年7月初めに河原で花火大会があって、慣例だったのか、その翌日 . . . 本文を読む