坐骨神経痛は症状名であって病名ではないという。つまり何か病気があって、その一つの症状として坐骨神経痛と呼ばれる一連の症状が出るというわけだ。
ここ10年以上、腰痛と付き合ってきた。でも、痛くなったらよく眠るとか激しい運動や、腰に負担のかかる筋トレを控えるとかしてだませていた。しかし、2週間ほど前から痛みが出た腰は、よくなり悪くなりと2,3日ごとの周期を経てついにしびれを伴う左脚外側の痛みに変わっていった。脚の痛みは、明らかに靭帯や腱の炎症から来る痛みではなく、疼くような、患部をピンポイントで特定できないいやなものだった。
さっそく、かかりつけの内科医を受診し、彼に紹介された専門医を昨日受診した。レントゲンを撮ったら予想通り、腰椎の間隔が狭くなっているところが2か所あって、「レントゲンでは見えてないけど、腰椎の間で潰れた髄核が後方に飛び出して背骨の中を通っている神経管を刺激している可能性がある」と言われた。医師は診断名を口にしなかったけど、たぶん腰椎椎間板ヘルニアなのだろう。少し気難しそうな医師は、とりあえずは安静を心がけ、トレーニングは痛みを伴わない範囲で継続し、体を冷やさないように気をつけるように、と言った。ぼくは彼の指示に「はい」とだけ答え、質問は控え、そのまま診察室を出た。
処方された3種類の薬は対症療法的なもので、一つは神経から送られてくる痛みの信号に脳が反応しないようにするというものだ。ブロック注射の薬剤版といった感じなのか。昨夜一回服用してよく眠ったら左脚の痛みは明らかに5割引きといった感じで効果を感じた。昨日は病院からの帰り、待合室で長時間冷房で冷やされたためか、痛みが増して歩けなくなったけど、今日はひとまず休憩なしで歩けそうな感じだ。
来週の再診では、この症状は繰り返されるのか、悪化して手術といった危険性もあるのか、細心の注意を払っていれば二度と痛みが出ない可能性もあるのか、などなど、質問してみたい。坐骨神経痛の痛みは、「明日への希望」をグシャッとつぶしてくれるような痛みだ。偶然、昨日は待合室でマラソン友達から青梅マラソンのエントリーについて「どうする?」ってラインが入ったけど、はたしてまた走れる日は来るのだろうか。
プール、行きます。一時期、よく泳いでいたので、普段やらないトレーニングだとしても、全然抵抗はありません。もともと競馬の馬ほど走れる体ではないけど、じっくりとリハビリしてまたレースに出られるように頑張りたいと思います。アドバイスありがとうございます。