「終わったところから始めた旅に終わりはない」というフレーズがある。安部公房という作家の処女作の冒頭に掲げられていた文章だったと記憶する。彼もどこからか引用していたのかもしれないけど、記憶はあいまいだ。これは、アルベール・カミュの『シジフォスの神話』を連想させる言葉である。
長い放浪の旅を経て外国から帰ってきたとき、この終わりのない旅の始まりを強く意識したのを覚えている。実生活では、いろんな新しい . . . 本文を読む
テストを快諾してくれる人がいて、親戚のお見舞いも兼ねて、週末にちょっと遠くまで行ってきた。ロ・テストは間があくとすぐにコードを忘れてしまうのでいつもまとめるのに時間がかかる。これを臨床でやっているプロたちは、コーディングの後パソコンを使うとはいえ、1時間とかで所見までもっていけることが信じがたい。まあ、保険で何点つくのかしらないけど、そうじゃないと食べていけないからね。
でも、今回は反応をメモし . . . 本文を読む
18歳で実家を出てから、自分の生活にいかに無駄が多く、「絶対やってやる」と立てた計画がいつもおざなりになっているのを、部屋の掃除をするたびに痛感させられてきた、というより、今もさせられている。
掃除の頻度は多くて1週間に1回、へたすりゃ1ヶ月以上間隔が開くときもある。でも、それが1週間であれ、1ヶ月であれ、掃除すると、その前に掃除したときやろうとしてたことがふと頭に浮かび、いつも、どれもこれも、 . . . 本文を読む
BodyCombatの後半にぼくの好きなマドンナの「Like a prayer」が
使われていて、ジムに行くのが楽しみになった。
激しい動きのCombatだけど、このときだけ静かにメロディが始まる。
Life is a mystery. Everyone must stand alone.
I hear you call my name. And it feels like home.
ここの . . . 本文を読む
スペインのテレビや新聞にはレアル・マドリードの勝利とシャルケのラウールのゴールであふれている。今晩はFCバルセロナの登場があり、イングランド対決のチェルシーにはスペイン代表のアイドル、フェルナンド・トーレスが所属している。こんなにスペインでチャンピオンズリーグが盛り上がったことはなかっただろう。もちろん、レアル・マドリードやバルセロナが優勝したときも人々の気持ちを強くひきつけただろうが、こうして、 . . . 本文を読む