MELANCOLICO∠メランコリコ!

ゆめと心理と占いのはなし
Por donde, amor, he de ir?
 Rosalia de Castro

きもちのやりとり

2009-04-02 18:00:27 | 日記
ジュンパ・ラヒリの小説を読んでいると人間が存在していることの不思議を感じさせてくれる。意識がとめどなく流れ出て、宛てもなくさまよい、自分が海に浮かぶ小さな木片であるかのような気になってくる。 たとえば鍋をコンロからテーブルに運ぶとき、ぼくらは足が床についているから持ち上げられるわけで、もし体が宙に浮いていたら、もう一方の手で何かをつかんでいないと、重いものは持ち上げられない。 ラヒリの主人公に . . . 本文を読む