ナチスドイツの暗号「エニグマ」を解読する計算機を開発し、戦後はコンピュータの基礎を築いた数学者アラン・チューリングの業績はあまり一般には知られていない。だが、コンピュータ関連の仕事をしている人たちにとっては、コンピュータ界のノーベル賞ともいえるチューリング賞があるように、彼の業績は永遠のものとされている。
彼は1912年6月23日に生まれ、幼いころから数学の分野での天才ぶりを認められ、14歳でパ . . . 本文を読む
ここ数カ月、痛風予防と入眠障害解消のためある医院を受診している。今日も受診したら、その医院は医薬分業を始めたということで、医院での支払いは再診料、外来管理加算なの172点と投薬料70点だけ(その3割)で、「処方箋は隣に新設された調剤薬局さんで」と言われた。で、そこでお薬を出してもらったら、同じ薬なのに料金が2倍くらいなっていた。「ありえん!」と思いながらも、小心者なので何も言わずに会計して出てきて . . . 本文を読む
『かぐや姫の物語』が好調に興行収入をあげているらしい。観に行った少なからずの人が「怖かった」と言うけど、ぼくもむかし川端康成の現代語訳『竹取物語』を読んだときに同じようなことを感じた。それに、おとぎ話にしては、『竹取物語』に登場してくる貴族たちがみなエロ爺っぽくて、竹取の翁がとても世俗的で、かぐや姫もそれをあまり気にしていない感じが気になった。
この『竹取物語』が成立した時代も諸説があって、醍醐 . . . 本文を読む
最近思ったことで、ふと人生の機微を考えたこと二題。
以前もちょっと触れたけど、いろいろな職業の人間が集まる場所での飲み会で、会費の折り合いがつかないで参加者がガラリと変わったことがちょっとショックだった。つまり折角の飲むならバァ~ッとやろうやという人と、食べ物や飲み物で金使うよりいっぱい語り合いたいという人たちが‘分裂’していったのだ。やはり、1万円でもいいという人とでき . . . 本文を読む
ぼくの家の周りは夜になるとかなり暗い。10時ごろにジムから車で帰ってくる途中、そんな暗い舗道を中学生だと思われる制服の女の子が3人、横に広がって歩いているのがヘッドライトに入ってきた。3人ともマフラー、手袋、デイパックといったいでたちで寒い中も話しながら楽しそうに歩いていた。3人はきっと学校の友だちで、夜も同じ塾に通っているんだなって思ったら、おふくろのことが思い出された。
小学6年のとき、おふ . . . 本文を読む