MELANCOLICO∠メランコリコ!

ゆめと心理と占いのはなし
Por donde, amor, he de ir?
 Rosalia de Castro

東京五輪組織委員会とやら・・・

2015-08-28 19:32:37 | 日記

五輪のロゴマークを使い続けるって断言した記者会見をテレビニュースで見たけど、出てきた2人があまりに高齢。年齢に関係なく健康であれば有能な方々をトップやサブで活用していくという考えは大賛成だけど、あの組織の会長は森さんだし、役員はスポーツとは関係ない財界人だったり、メダルを取ったというだけの元選手たちで、何となく、あれはお飾りで、すべては裏で決められているって感じがしないでもない。実際、あれだと役員数が多すぎて、何回会議しても自由な発言なんてする時間がないだろう。

佐野氏に関しては、サントリーの件でアウトだ。パクリをした「デザイナー」はそれなりのペナルティが課されて当然だろう。ましてや東京五輪・パラリンピックといった国家的事業のロゴマークはそんな「デザイナー」に任せるべきじゃない。それに、組織委員会は佐野氏に2回にわたってデザインの変更を求めていたという事実が衝撃的だった。公開コンペだったはずなのに、初めから彼に決めるというシナリオがあったように勘繰れる。さらに勘ぐれば、東京五輪の仕事はすでに、限られた大手広告代理店の間で割り振りされている感じだ。

あのロゴマークが発表された日、たしかぼくは「どうなんだろう・・・」って書いた。つまり、土や芝や海を背景にしたときにあのデザインは生えないと感じたのだ。白い紙の上に描かれたデザインが机の上で審議されて決定されている。野球やサッカーなんかをテレビで観てても、日本のチームのウェアは、彼らがプレーする土や芝の色にマッチしてない地味な色になっていることがときどきある。ヨーロッパのサッカーチームやアメリカの大リーグではあんな色遣いはまずお目にかからない。すべてセンスがいいというわけではないけど、実際の試合を観て、ユニフォームが美しいと目に映ってくる。

まあ、ここで愚痴ってもしかたないのかもしれないけど、日本のスポーツって基本的に文化になっていないから、どうしてもお金が動くところではスポーツを知らない、スポーツに愛のない人たちが結束し、暗躍することを許してしまう。スポーツが生活の一部になっているような人たちの感覚が反映されない。予算というお金も、選手たちの環境整備や地域の運動施設改修にはあまり回ってこない。何となく、オリンピック・パラリンピックが食い物にされている感じで、見ててむかつく。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿