日暮しの種 

経済やら芸能やらスポーツやら
お勉強いたします

ソーシャルメディア戦略 鍵は“仕掛け”と“共感”

2013-04-25 08:01:26 | 報道/ニュース


  4月21日 Biz Sunday


  大手コンビニチェーン ローソン。
  ローソンのイチオシは広告販売企画部マネジャーの白井明子さん。
  アニメやゲームの会社をタイアップした宣伝に携わっていた白井さんは
  3年前にソーシャルメディア戦略を任されたとき
  まず行ったのがキャラクターの政策だった。
  それがローソンクルー♪あきこちゃん
  大学2年生のアルバイト店員という設定。
  多くの人の共感を得るキャラクターにしたいと顔や声はネット上で募集。
  新商品の情報などを伝える時のセリフにも気を配っている。
  「企業の押しつけで行ってもきっとダメだと思うので
   企業だと思われるか人格と思われるかというところでは人だと思われて
   その方が説得味がある。」
  白井さんはあきこちゃんのキャラクターを店舗の売り上げ増加につなげている。
  その1つが去年行なった商品の販売促進キャンペーン。
  まずあきこちゃんからフェイスブックでともだち登録している人に
  割引クーポンの情報が送られる。
  受け取った人がクーポンを入手すると
  その人のともだちにもキャンペーン情報が自動的に伝わる。
  こうした仕組みによって最終的に750万人にキャンペーン情報を届けた。
  さらに白井さんは来店を促す戦略を立てた。
  ソーシャルメディアで受け取ったクーポンを店舗の専用機で発行してもらう仕組みである。
  実際に店に足を運んでもらうことで割引対象商品以外の商品の購入にもつなげる狙いである。
  (白井さん)
  「オンラインのソーシャルメディアでクーポンの存在を知って
   いいなと思って
   オフラインのローソンに来てもらう。
   それを“オー to オー(オンライン to オフライン”と呼んでいる。
   ソーシャルメディアマーケテキングの可能性は高い。」

  白井さんはあきこちゃんで培ったノウハウを海外でも展開したいを考えている。
  その第1歩が経済成長で所得水準が上昇しているインドネシア。
  ローソンの認知度を高めるため現地の店員の意見も取り入れてつくったキャラクターが
  プトリちゃん
  高校を卒業したばかりの19歳でアニメを通じて日本好きになった女の子
  という設定である。
  (白井さん)
  「コンセプトをいかに日本以外の国でも実現していけるのか。
   何らかの仕掛けと共感を呼ぶことがないと難しいと思うので
   そこをみんなで作るというコンセプトで実現したい。」
  プトリちゃんがソーシャルメディアにデビューした。
  店舗や商品の情報を発信していく。

  あきこちゃんがソーシャルメディアにデビューしたのは3年前。
  今では860万人があきこちゃんからのメッセージを受け取っている。
  
  
コメント