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どう備える?鳥インフルエンザ 

2013-04-19 08:08:36 | 報道/ニュース


  4月19日 おはよう日本


  3月末に鳥インフルエンザが初めて確認されてから約3週間。
  人から人への継続した感染は確認されていないが感染者は88人死者は17人に達し
  収束する見通しは立っていない。

  上海市内の病院には大勢の人たちが詰めかけている。
  H7N9型の鳥インフルエンザの感染が確認されたのは当初 上海の周辺地域が中心だった。
  (上海市民)
  「手を洗い人が集まる場所にはいかないようにする。」
  「もちろん怖いけれど国が感染拡大を止める対策をとってくれるでしょう。」
  上海市では市場の2万羽以上の鳥を処分
  生きた鳥の販売を禁止し感染を抑え込もうとした。
  しかし感染の拡大は止まらない。
  首都北京や内陸部でも次々と感染が確認され死者は17人に達した。
  17日には野生のハトからもウイルスが検出。
  野鳥によって広く運ばれている可能性が高まっている。
  (鳥取大学農学部 伊藤教授)
  「いったん人から人に映りやすいウイルスに変わってしまうと
   あっという間に世界中にウイルスが広がる。」

  Q.感染拡大がなぜ止まらないのか
  今回のウイルスは感染を広げやすい特徴がある。
  これまでの毒性の強い鳥インフルエンザは感染した鳥がすぐに死んでしまうので
  感染が分かりやすくまわりの鳥を処分することで人への感染を抑えることができた。
  今回のH7N9型は鳥に対しての毒性がそれほど強くなく
  感染しても鳥は元気なままなので観戦していない鳥との区別がつきにくいため
  周囲の鳥に感染が広まってしまったり
  鳥にふれた人が感染してしまったりということが起こる。
  Q.日本への上陸は防げるのか
  その可能性は否定できない。
  ウイルスが入ってくるとすれば
  渡り鳥によって運ばれてくるケース
  中国で観戦した渡航者が持ち込むケースと2つが考えられる。
  渡り鳥は今の季節は中国から直接日本に入ってくる可能性は低いとみられている。
  ただ冬になるとシベリアを経由してカモやツルが入ってくる危険がある。
  渡航者についてはウイルスを持ち込まないように厚生労働省が通知を出している。
  中国へ行く場合は鳥を扱う市場には近づかないようにする。
  中国から来る人は症状が出たらすぐ保健所等に相談することを呼びかけている。
  現状は中国から生きた鳥は輸入されていないが
  ウイルスがいつ入ってきても対応できるように国内各地で対策が始まっている。  
  各地の空港では中国からの入国者の体温チェックし
  水際でウイルスの侵入を食い止めようとしている。
  今週 鳥インフルエンザを検出するための試薬が全国の自治体へ送られた。
  「これまで検査できなかったH7型のウイルスを検査できるようになった。」
  タミフルなどの抗ウイルス薬は今回のウイルスに対して効果がありそうだということである。
  (菅官房長官)
  「万が一の事態に備えて
   行動計画の策定など政府一丸となって必要な準備を進めている。」
  Q.上陸したらどうする
  人から人への感染が起こっていないと考えられる今の段階では日常生活はそのまま。
  うがい・手洗いなど季節性のインフルエンザへの対策で十分対応できる。
  もし発熱など症状があった場合は受診。
  抗ウイルス薬の期待できる発症から48時間以内に受診することが大切である。
  鶏肉はウイルスがついていてもしっかりと加熱すれば問題ない。
  卵は生のまま食べて感染したという報告はこれまでにない。  
  (けいゆう病院 菅谷憲夫医師)  
  「中国みたいに鳥から人への感染が次から次へとおきることはまず考えられない。
   日本は早期診断・早期治療が徹底しているので
   すぐにタミフル等抗インフルエンザ薬を使い早期に抑えることができると思う。」
  Q.人から人への感染は
  これまで同じ家族での感染が2例あるが
  人から人への感染が限定的に起きている可能性は否定できない。
  最初の患者の発症から2か月近くたっているので
  一気に大勢の人にかかるウイルスではなさそうである。
  専門家は 今後ウイルスが変異する可能性もあるので
  注意深くみていく必要があると言っている。
  
  厚労省・国立感染症研究所のホームページでも情報を公開している。

  
  
  

  
   
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