5月18日 おはよう日本
世界最大の交流サイトフェイスブックは
アメリカのナスダック市場への上場を控えた17日
公募価格を発表した。
2004年にIT企業グーグルが上場で調達した金額は
19億ドル(約1,500億円)だったが
フェイスブックの調達額はその10倍の184億ドル(1兆4,600億円)で
IT企業としては過去最大となった。
カリフォルニアに本社を構えるフェイスブックの地元の人は
「私も企業家なのでとても良いことだと思う。」
「(自社株を持つ)億万長者がたくさん誕生するので
この辺の経済も潤うだろう。」
フェイスブックは最高経営責任者のマーク・ザッカーバーグ氏が
ハーバード大学の学生だった2004年に
学生同士の交流を目的に設立した。
創業からわずか8年だが利用者は全世界で9億人を越えている。
原則 実名で写真や文章などネット上に載せて
親しい友人などと情報を共有できる。
売上高の85%は広告収入。
利用者が登録する年齢や趣味、学歴などをもとに
「アラブの春」と呼ばれる中東諸国の民主化の動きでは
言論統制をかいくぐって市民同士が情報を交換する手段として使われた。
フェイスブック マーク・ザッカーバーグCEO(フェイスブックのサイトより)
「フェイスブックの指名は世界をより開かれたものにし
人々をつなげること。
人々の生活は良くなり
世界がよりよく機能するようになる。」
フェイスブックは17日
新規に公開する株式の公募価格を1株38ドルに決めたと発表。
調達する資金は184億ドル(1兆4,600億円)となり
IT企業としては過去最大である。
ヨーロッパの信用不安が市場に暗い影をおとすなか
関係者の期待が高まっている。
ソーシャルメディアの専門家
「誰もが世界最大になると言う。
(投資家の)見たこともない熱狂が見られるだろう。」
一方、冷静な対応をうながす意見も。
投資情報会社CEO
「値が上がりすぎると半年~1年後に下がっている可能性もある。」