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団塊世代が注目 第2のマイホーム

2012-05-10 12:43:44 | 報道/ニュース


  5月1日 おはよう日本


  終戦直後のベビーブームの磁器に生まれた団塊の世代。
  働き始めたのは高度経済成長の時期、
  手に入れた念願の家はマイホームと呼ばれた。
  この団塊世代が65歳を迎え始め
  いま第2のマイホーム作りに取り掛かっている。

  東京練馬区に住む65歳。
  退職をきっかけに35年前に建てた自宅をリフォームした。
  大きく変わったのが1階のリビング。
  リフォーム前はふたつの和室がふすまで仕切られていた。
  和室のふすまを取り払い
  リビングと和室が一体となった広い空間に作り変えた。
  両親はなくなり結婚した娘も家を離れた今の楽しみは
  孫が遊びに来たときの団欒。
  楽しい団欒のときが過ごせるよう
  あえて段差をつくり畳の部屋を高くした。
  リビングでくつろぐ人と視線の高さが同じになるという工夫である。
  1階のリフォームには約600万円。
  現役時代はなかなか友人を家に呼べなかったが
  今後はこのリビングを交流の場にしたいと考えている。

  リフォームを手がける会社には
  いま段階の世代からリフォームをしたいという問い合わせが相次いでいる。
  物置となっていた和室を
  好みのイギリス製の家具に合わせたリビングにリフォームした。
  スクリーンを降ろすとシアタールームになり映画を楽しむ夫婦。
  
  物置部屋をテラス風に改装し
  夫婦でゆっくりお茶を楽しみたいと言う妻の夢を叶えた。

  住宅リフォーム会社 山本拓巳社長
  「こういう暮らしを実現したかった
   手に入れたかったと夢としてお客様がお持ちで
   負債で第2の人生 老後をいかに楽しく暮らしていくか
   本気になって取り組んでいくと思う。」

  団塊の世代はどこでくらすのかにもこだわりがある。
  22年前に都内にマンションを購入した65歳男性は夫婦でくらしている。
  月に一度は銀座に出かけるなど夫婦そろっての街歩きが
  退職後の楽しみである。
  「(東京銀座には)けっこう来る。
   食事もあるし買い物も来る。
   いまはエブリデーサンデーだから。」
  週末の住まいは東京から車で2時間の
  茨城県笠間市が作った畑付きのログハウス。
  年間の利用料は40万円。
  退職とともにこのログハウスを借り週に3日過ごしている。
  田舎暮らしのための2軒目の家である。
  「3月に蒔いたホウレンソウです。」
  畑を耕しホウレンソウやタマネギなどの野菜を育てるのが
  都会暮らしにはない楽しみである。
  「自分でやってみるとやめられない。
   本当に楽しい。
   とってすぐの新鮮さは何よりも代え難いおいしさだ。」
  笠間市で第2の家を求めた人は団塊の世代を中心に
  この5年で約1,5倍に増えた。
  「欲張りだが
   都会の楽しみと地方で農業をやる楽しみ
   両立させられれば。」

  大手住宅リフォーム会社 西田恭子研究所長
  「戦後 家がないとか言われながらの世代。
   家を獲得しようと頑張った。
   家を自分たちでつくってきたという思いと同じように
   (老後は)どん欲に暮らしを楽しく作り上げたいと思っている。」

  団塊の世代は約670万人。
  第2のマイホームを求めるときに住宅メーカーは大きな期待を寄せている。
  日本の経済を支えてきた団塊の世代。
  これからも元気な生き方を見せて欲しい。
  
  

    
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