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豊洲2丁目 WINE&TAPAS Les deux Bleue

2012-01-07 21:24:31 | グルメ



   


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松平監督の挿話

2012-01-07 16:26:59 | 報道/ニュース



  1月6日付 読売新聞編集手帳


  いい仕事をしても認めてもらえないときがある。
  もっといい仕事をした人の陰に隠れて、
  目立たない。
  「それに比べてお前は…」
  と逆に冷たい視線を浴びる。
  東京五輪でバレーボール男子チームはその悔しさを味わった。

  “東洋の魔女”の金メダルに世間は熱狂し、
  男子の銅メダルには見向きもしない。
  日本バレーボール協会は祝賀会に男子チームを招くのをうっかり忘れた。

  当時のコーチ松平康隆さんに回想がある。
  〈「よーし今に見ていろ」私は金メダルの亡者になった。
   一番大切な一人息子も亡くした。
   もう世界一になることだけが生きがいだった〉(『若い日の私』)

  大古や横田、猫田という名選手を育て、
  鬼監督として「金」を手にするのは8年後のミュンヘンである。
  バレーひと筋に生きて松平さんが81歳で死去した。

  回想にある息子さんとは、
  事故で亡くした康昌君(11歳)である。
  決勝で東ドイツを破り、
  悲願をかなえた大歓声のなかで、
  日本から持参した形見の筆箱に
  「父さんは勝ったぞ」と、
  そっと語りかけた。
  ミュンヘン五輪はもう40年の昔だが、
  松平さんというと、
  この挿話を思い出す。
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