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アイドル便乗商法 日本VS韓国

2011-01-03 22:21:32 | 海外ネットワーク
  12月11日 NHK海外ネットワーク


  タイで開かれた韓国製品のPRイベントでは、韓国のトップアイドルが親善大使を務める。
  アジア各国に還流ファンが広がっている。

  韓国政府関係者
  「韓国では政府と芸能界が手をとり合って韓国製品の価値を上げようとしているんです。」

  国を挙げて韓流ドラマやアイドルを売り込んできた韓国。
  今、人気アイドルが政府と一体となって家電などの製品を売り込んでいる。
  アイドル人気に徹底して便乗し、韓国製の家電や化粧品などを消費者に浸透させている。

  かつて日本のメーカーが圧倒的優位だったアジアで、
  したたかな韓国の販売戦略が際立っている。
  シンガポールにある韓国ブランドの化粧品点では、
  化粧品を買った人に還流スターのポスターをプレゼントする方法で売り上げを伸ばしている。

  女性客
  「以前はヨーロッパや日本の化粧品を使っていたが、
   韓流スターがすすめるから韓国製品に乗り換えた。
   使ってみたら悪くない。」
  
  巻き返しを図りたい日本は、企業が目をつけたのはアジア最大のアニメのイベント。
  思い思いのキャラクターに扮する熱狂的なファンの数は三日間で7万人。
  旺盛な購買欲でほしいグッズを次々に購入していった。
  この若い世代をターゲットに家電などの自社製品を売り込もうと、
  日本の大手企業が初出展した。
  大手電機メーカーのコーナーは、アジアで3Dテレビを売り出している。
  キャラクターに扮したファンが自分たちの姿を専用めがねで見ると、
  まるで登場人物になったかのようだ。
  3Dで迫真の映像に触れてもらうことで、
  日本のテレビの魅力を知ってもらおうという狙いである。
  お気に入りのキャラクターに変身するために使うのも日本メーカーの整髪料。
  仕上げに使うドライヤーも日本製。
  韓国と比べてもアジアで優位に立つアニメやゲームに徹底的に便乗することで
  日本製品を売り込む戦略である。

  パナソニック アジアマーケティング部長
  「エネルギーのあるこの年代の人を今からファンにして、
   長くおつきあいいただければその意味で非常にいい機会だ。」

  大手自動車メーカー、トヨタの販売店も人気アニメに便乗。
  シンガポールのある販売店では、
  アニメのイベントに出展した車を早速展示し関心を集めている。
  希望があれば好きなアニメのキャラクターをボディに描くサービスを提供するという。

  販売担当者
  「反応は上々。将来の顧客開拓にもつながることを期待している。」

  国を挙げて韓流タレントを使ったイメージ戦略で製品を売り込む韓国。
  人気のアニメやゲームにあやかって、巻き返しを図ろうという日本。
  製品の優れた特性だけでは生き残れない、市場での新たな戦いが待っている。



























 
































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