かづさふるさと紀行

ふるさと「加津佐」の今をあなたに。

布教における順応を説いた巡察使・ヴァリニャーノ-南島原・口之津

2015年05月07日 | 日記



今日は、5月7日 木曜日 天候は曇り。、
勤務していた頃は、春の眠りは心地よく感じたものですが、最近は眠りが浅く、夜中に
何度も起きてしまいます。そんなわけで、今朝も早く目が覚めてしまいました。布団を
抜け出し、ゴミを収集場所に持っていくために、玄関の戸を開けると、踏石に水溜りが
できていました。昨夜は、雨が降ったんですね。空には、灰色の雲が広がっていました。

朝食まで、見るともなくテレビの映像を見ていたのですが、箱根の火山警戒レベルの
ニュースが流れていました。台風情報と違って、火山活動や地震の予知は、これだけ
科学が進歩しても、予知は難しいのでしょう。人間は立ち向かうことのできない自然界
の恐怖を感じてしまいます。

朝の目覚めがすっきりしなかったせいか、頭もぼんやりしています。携帯電話の着信音
が鳴り、手に取ると通販会社からの電話でした。また、商品販売の勧誘かと思い、対応
もそっけなくなります。よく聞くと、昨日、連れ合いから依頼されて、包丁をインターネット
で申し込んでいた、その確認の電話でした。

テレビショッピングで紹介されたのを、連れ合いが見て、良さそうだということで、注文した
のですが、映像の紹介は、何でも良さそうに見えるので、つい購入したくなるんでしょうね。
商品には‘特典としておまけ’がつくことで、お得感があるのかも知れません。人間の心理
は、本当に微妙なところで決まるのかもしれませんね。

午後から、ウオーキングを兼ねて、口之津図書館まで、借りていた本を返却するために
出かけることにしました。返却した後、数紙の新聞を閲覧したのですが、その記事の中に
清涼飲料水の記事がありました。ふと、その時頭に浮かんだのが、コーラの味でした。

その味に出合ったのは、高校の修学旅行の時でした。物珍しさもあって、一口を含んだ
のですが、薬の味がして、とても飲めた味ではなかったことが記憶の中にあります。
その頃は、飲料水といえば、サイダーやラムネが主流でしたから、味覚が合わなかった
のでしょう。そのころに比べれば、今の飲料水の種類の豊富さには、隔世の感がします。

図書館から帰宅途中に、口之津緑地公園に立ち寄りました。ヴァリニャ-ノの胸像が設置
されています。ザビエルから30年、口之津港に上陸します。有馬領にキリスト教を広めた
中心的巡察使として、大きな役割を果たします。私にとっては、その歴史的史実より、ヴァ
リニャ-ノという人物像に惹かれるものがあります。日本における順応方針を説いた「日本
礼法指針」が、その後の布教拡大につながります。なぜ、キリスト教という異国の宗教を
受け入れたのか。仏教との関連など、宗教社会や思想史までにも及びます。

暦の上では立夏も過ぎ、これから、春の日差しにも初夏らしい日があるのかもしれません。


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