以前から、AM放送を廃止してFM放送に統合するという話が出ていたが、今年、2023年は5年に1度の放送免許更新の年にあたり、この動きが具体的に動き出すようだ。
『総務省|令和4年版 情報通信白書|AMラジオ放送に係る取組』によると、2023年の放送免許更新を終えた後、11月から、AM停波の第1次実証実験が行われる予定とのこと。
既に、本年1月に第1次実証実験の参加公募を行い、この実験に、AMラジオ47社中、21社が参加を表明しており、それぞれのエリアでAM停波による影響の調査がはじまっているらしい。
以前、日本民間放送連盟(民放連)からは、AMラジオ47局のうち、北海道と秋田県を除く44局が2028年秋までにFM局となることを目指すという発表もなされている。
あと5、6年もすると、AMラジオ放送局はぐっと少なくなっているのかもしれない。
令和の御代になっても、ゲルマラジオに愛着を感じ、セラミックイヤホンを耳に突っ込んで夜な夜な耳をすましている『昭和の男の古』としては、寂しくもあり、一方では、時代の流れ、仕方がないかとの諦めもあり、複雑な思いである。
「遠い地域の放送は、radikoプレミアムで有料放送をお楽しみください」そんな時代になったんだ。
それはそうだよな。
お金を出せば、パソコンやスマホで、全国津々浦々の素晴らしく良い状態のライブ放送が聴けるし、聴き逃しも時間のあるときに自由に聴ける。
なにもAM電波のラジオにこだわる必要もないじゃないか。
お金がなければ、風の音や小鳥のさえずりを聞きながら、梅干しがゆでもすすって空を仰いていればいい。
天気が悪ければ、布団かぶってふて寝。こうすりゃお金もかからない。(厳し~い現実:笑)
ワイドFMの入らない古いカーラジオで、TBS、文化放送、ニッポン放送が聴けなくなったら、ちょっと寂しいかもなぁ。
免許制度の中で、80MHz帯の空きに降りてきてくれると、古いラジオでも聴けていいんだけれど。
いろいろ技術的な制約もあるだろうし、古い車しか買えないプアーな思い通りにはならないわな。
ラジオ放送のために車を替える余裕はないし、NHK R1はAM放送で存続するらしいので、ま、いっか。
スマホに給電し続けて、radikoで聴くって手もあるし。
じきに、なれるかも。
テレビの地上波放送がなくなって、在京テレビのチャンネルが変わった当時も、そうとう違和感があったけれど、今ではすっかりなれて問題なし。
移り変わりなんて、そんなもんかもしれない。
こっちの受け取り方の問題なんだな、きっと。
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よく纏まった解りやすい資料です(総務省発)↓
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