ガラクタな部屋

音楽を古いガラクタ製品で聴いています

KENWOOD KT-2020

2021-05-11 | チューナー

KENWOOD KT-2020
オークションを見ていたら当時の高級チューナーが安く(お決まりの通電未確認)出ていたので使うつもりはないのですが1,400円(チューナーは人気が全くないので安い!)で購入してしまいました。当時の価格は74,800円でシンセサイザチューナーとして完成の域に達した製品です。チューナーといえば高周波関係に強いKENWOODという時代でした。当時もちろん私は買えませんでした。

前面 汚れはありますが目立つ傷はありません。今やラジオはネットで聞く時代なので人気は無いですよね。

上面 こちらは汚れが目立つのであとで洗浄します。

後面 同軸ケーブル用端子があります。

 

SGから83MHzを出力しアンテナに入れると受信しているようです。蛍光表示管は薄くなっていますが読み取りは可能です。AMは受信できませんでしたがどうやらSANYO LA1245 AM用ICの故障のようです。どちらにしてもAM放送は最近デジタル機器ばかり多くなったせいでその雑音が多くて聞きませんが。

ケースを取ったところ FMは5連相当でメンテナンスもしやすそうです。調整できるカ所がたくさんあります。以前使用していたKT-1100Dと中身がそっくりです。

トランスは17VA

選局はパルスを読んで変えています。フライホイールが無いので滑らかとはいきませんが注油しておきます。

ツマミはアルミの削り出しを使用しています。

プログラムSWは分解清掃します。

下面は外れるのでメンテナンスが良いです。基盤はハンダをチェックして修正します。

下面に「ムラウチ電気」というシールが貼ってありました。昭和61年(1986年)ですから35年前に購入した物と思われます。

このチューナーのSメーターはデジタル式なので調整するとき見にくく調整しずらいのでアナログテスターの電圧計を繋げて調整しました。

VCO(76KHz)調整

調整中 トラッキング調整が出来、セパレーションも左右別々に調整可能、歪もきっちり調整できます。

電源回路は熱くなるヒートシンクの近くの電解コンデンサーを念のために交換、出力のBPコンデンサーをこれも念のために交換。

完成 

 

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