KENWOOD KA-3020 プリメインアンプ ジャンク品
作業部屋のBGM用にFET差動プリ+Technics SE-9060を使用していますが棚の上にのせているTechnics SE-9060がけっこう重いので地震があったときに不安があったので比較的軽いアンプを探していてローエンドモデルのKENWOOD KA-3020(当時の価格で35,000円)のジャンク品が1,650円で出ていたので購入してみました。
整備後 残留雑音 L,R=0.3mV 周波数特性 L,R=7-70KHz -1db
前面 目立つ傷などはありません。「欧州、特にイギリスで高い評価を受け、その後日本で発売となったプリメインアンプ。」という肩書で出力は50W+50W(6Ω)と家庭では十分な出力です。トーン回路をジャンプするソースダイレクト入力スイッチが付いています。ツマミなどは薄いプラスチックなので操作感は安っぽいですが見た目はそれほど悪くないです。
リア側 ローエンドモデルですがちゃんとPHONO端子が付いています。スピーカー端子は大き目の物が付いていますがそれほど丈夫な端子ではないようです。
カバーを取り外したところ ICを使用したシンプルな回路で合理的なレイアウトです。パワートランジスタはTO-3PLタイプでこれ中華製のパワートランジスタの気がしますが??。
トーンコントロール基板 音量ボリュームは最小音量時に少しガリが出ていたのでクリーニングしました。その他のボリュームのガリはありませんがグリースが溶けていたので清掃しました。
50W+50W(6Ω)にしては少し小さいかな?。まあ連続して最大出力は出さないので・・
電源回路は ELNA 50V-6800uFを使用しています。国産のコンデンサーを使用しているので安心感があります。アイドリングは40mAに設定DCバランスも3mV以下となっています。
入力切替回路とイコライザ基板
イコライザはJRC NJM4580DD オーディオ用デュアルオペアンプ(ローノイズ選別品)を使用しています。電源電圧も高く設定してあるようで許容入力を上げているようです。
リレーは分解清掃します。
L,R=100Hz
L,R=10KHz
試聴中 プリメインアンプは便利