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ガラクタな部屋

音楽を古いガラクタ製品で聴いています

TRIO KT-770 コンデンサー交換

2024-12-31 | チューナー

KT-770はお気に入りのチューナーなのですがどうも(さしすせそ)の音が少し気になるので音質改善をすべての電解コンデンサーを交換しました。交換後は心なしか音質が改善された(静かになり低域が良く出る)ように感じます。

交換後 回路が上位機種に比べてシンプルで、ワイド、ナロー切り替えなど余計?な回路が無いので音が良いのかもしれません。

チェックして完成 上位機種のKT-2020と比べてもこちらの方が良いように感じます。

 


YAMAHA C-2 2台目

2024-12-25 | プリアンプ

ノイズが多いというYAMAHA C-2のメンテナンスの依頼を受けました。YAMAHA C-2は1976年発売で48年近く前のプリアンプで、当然使用してあるトランジスタは今は無く、おまけにYAMAHA製のICやFETを使用しているのでこれが壊れているとお手上げ状態です。トランジスタが壊れていないことを祈ります。回路構成はカスコードブートストラップカレントミラー差動入力、ダーリントン接続定電流負荷エミッタ接地増幅、ピュアコンプリメンタリーパラレルプッシュプルA級出力段となっています。

正面 外見は比較的きれいです。

裏側 錆があります。

ACコンセントの錆が目立ちます。

ネジの頭が潰れていて何回か分解されたようです。

底板の油みたいなものが気になっていましたが、開けてみると多分接点復活剤が接点洗浄液のようですがスイッチやボリュームだけではなく部品にもたっぷりとかけてあり基板もべたべたです。このアンプは基盤が上下逆さまについているので熱が逃げにくくて問題があります。

天板はアルミですが熱が逃げにくい構造です。

中にあるシャーシを取ります。

裏側 熱の出るところやハンダの薄いところはやり直します。

以前YAMAHAでメンテナンスされたようです。

トーン回路基板、べたべたなので基盤を洗浄します。

イコライザ基板、こちらもべたべたなので洗浄します。

電源回路 コンデンサーの形が何かおかしいです。

ヒューズは切れていませんでした。

トーン切り替えスイッチを洗浄して回転部分にグリースを塗布します。

サブソニックスイッチなども分解清掃します。

やはり汚れがあります。

スイッチの分解清掃終了

電源回路のコンデンサーは劣化でボロボロです。よくヒューズが切れなかったですね。

YAMAHA MCヘッドアンプ こちらも接点復活剤でべたべたでしたので取り外して洗浄。このICは壊れていませんでした。

修理終了 トランジスタは全て取り外して点検しました。多少劣化しているトランジスタもありましたが特性のそろったトランジスタを選んで組みなおしました 電源電圧は±30Vに調整、コンデンサーは、オーディオ用、ニチコンミューズ、ニチコン ファインゴールド、東信工業、ニチコンKMGを使用、電源回路の電圧調整用ボリュームを交換 

交換部品

完成 残留雑音 L,R=ボリュームMINでは測定不能(アンプの出力にボリュームが入るので。)メインボリュームMIN-MAX中間 0.05mV (PHNO入力では0.1mV)
周波数特性 L,R=10-180K -2db

L,R=100Hz(AUX)

L,R=10KHz (AUX)

L,R=1000Hz  (MC入力)

DENON DL-103で試聴

セット中

試聴中 

 


TRIO KT-770 タクトスイッチ交換

2024-12-24 | チューナー

部屋にBGMとして流しているTRIO KT-770の選局ボタンの反応が悪いので、だましだまし使っていましたが何回も押すのにイラついたので交換しました。

フロントパネルを分解

ガラクタ箱にあったタクトスイッチ 何のために買ったのかは覚えていません。

手前が交換するタクトスイッチ(6mm)、奥が取り外したスイッチ(7mm)で微妙に大きさが違いますが足の取り付け位置は同じなのでそのまま交換しました。(Amazonに6mmが売っています。)

タクトスイッチ6個交換

交換後、軽いタッチで選局できてイライラが解消しました。

 

 


Pioneer F005 チューナー

2024-12-21 | チューナー

以前購入して音が良かった気がしたチューナーが1円で出ていたので購入してみました。

外見は汚かったので頑張って磨きました。 このチューナーはバリコン式なのにクリスタルロック式チューナーという珍しいチューナーです。

裏側

コネクタはF-J型を取り付けました。

内部 FM専用チューナーで5連バリコンを使用しています。電解コンデンサーは古かったので全て交換しました。クリスタルロック回路は少し劣化しているようでしたが問題なく作動しているようです。バリコンはアース部分をクリーニングしておきます。

調整しましたがIFTの上のコアでは調整できなかったので分解して中にあるコアを動かして調整しました。

調整後 歪やセパレーションがかなり良くなりました。

チューニングランプが点灯後手を離すとロックランプが点灯します。

 


Kencraft GP-830プリアンプ その2

2024-12-19 | プリアンプ

以前メンテナンスしたプリアンプから「バリバリ」とか音が出るようになったということでメンテナンス依頼がありました。この症状はトランジスタの劣化が原因と思われます。


本体はきれいです。

ケースを開けた状態 ついでに電源回路をチェックしておきます。

各基盤を取り出します

ソケットに接続する端子を磨いておきます。

エピタキシァル形トランジスタ 2SC1345を全部(22個)交換します。以前メンテナンスした時に足が黒くなった2SC1345も交換したほうが良いと思ったのですがその時には2SC1345が見つけられなかったので掃除をしてそのまま使用したら大丈夫だったので・・・

PHONO端子からサイン信号を入れてチェック その後システムに入れて雑音が無いことを確認して終了。

 


SONY ST-5150D チューナー

2024-12-05 | チューナー

昔欲しかったST-5150D チューナーのジャンク品が出ていたので100円で購入しました。この時代のSONY製品のデザインが好きでした。あくまでも性能や音質目的で購入したのではなく懐かしく思って購入したものです。(1975年発売、当時の価格は49,800円)

前面 古い機種ですが目立つ傷は無いようですがスレや汚れはあります。この時代のSONYのデザインが好きでした。TA-1150Dプリメインアンプとペアのチューナーです。

カバーはスレ、傷や汚れがあるので後でクリーニングします。

リア こちらも錆は無いようです。

カバーを取ったところ 50年近く前の製品としては中の埃もなく比較的きれいです。フロントエンドは4連バリコンを採用しています。回路を見てオーディオ回路もしっかりしているようで当時SONYの製品の技術レベルは高かったような気がします。

アンテナ入力は同軸コネクタが付いていますが専用品のようなので交換します。

F-J型に交換しました。

裏蓋を外したところ。ハンダの薄いところはやり直します。

フロントパネルを外して清掃します。ガラスを外して清掃しようとしましたが他の部品が壊れそうなので辞めました。

モード切替スイッチを分解清掃。それほど汚れはありませんでした。

その他のスイッチも分解清掃します。

フロントエンド部分の回路部分 2SK42,2SK23,2SC403C(全部SONY製品)の構成です。

SONY 2SK42 FETを使用しています。壊れているともうこのFETはありません。現在のFETを付けると回路定数が違うので問題が起こりそうです。

バリコンはアース部分の汚れを取り、接点グリースを塗布しておきます。

SONY CX0451 AM Tuner

SONY CX0432 FM Stereo Multiplex Demodulator これ後期なのかな?、前期はCX0431

SONY CX0412 FM IF Amp

IFTトランスも大きいです。

電球(8V 0.15A)は焼けもなくきれいです。使用頻度が少ないのかな? 電源電圧は7.3Vでした。

電解コンデンサーは全部交換しました。

修理後 他の部品は50年近く経っているのに大丈夫なようです。この時代の筐体はしっかりしています。

完成  普段はバリコン式チューナーは部品の劣化が気になって購入しないのですが、これはあたりのチューナーだったようです。

調整後、点検中 調整した結果、古いチューナーですが特性も良好でした。使用頻度が少なかったからなのかそれとも良い部品を使用しているからなのか分かりませんが・・電解コンデンサーを交換したからかもしれません。
試聴 レシオ検波なので素直で滑らか、誇張したところがなくて聴きやすいです。

 

 

 


SONY NW-S14 WARKMAN

2024-12-03 | デジタル・インターネット

使用していたWARKMANが壊れてしまったので中古を2,000円で購入しました。音楽プレーヤーは今やスマホで聴く時代ですが私のスマホは一番安い物なので容量がほとんどないのでこれにしました。今のWARKMANはハイレゾ対応なのですが私には音の変化が解らないのでこの古いものにしました。ビットレートは64kbps,80kbps,96bps,128kbps,192bps,320kbpsと聞き比べてこれ以上はCDとの音の変化が解らないというので128kbps(MP3)で録音しています。

外見はスレや汚れがありますが別に気になりません。容量は8GBですが実際は7GB弱でしょうか。音楽を転送後特に問題なく動作しています。